前回は
未就学の子どもたちにとって
なにより必要なことは
愛着を形成することだとお伝えしました。
では小学生時代
学童期の子どもたちに必要なものは
というと
子どもの存在や考え、行動を
そのままでいったん肯定すること。
そして
子ども自身が自分の頭で考えて
行動することを促したり
応援したりすることです。
これは
「あなたは大切な存在」
「大切な宝物」
を伝えることで伝わります。
何かにつけて
しっかり伝えていきましょうね。
心の中で思うのも大切ですが
心の中は
他人からは全く見えませんし
察することもできません。
言葉にして伝えなければ
それは伝わらないのです。
ここで一つの問題が出てきます。
子どもの行動が
周りに迷惑をかけるものであったら
どう肯定するのか?
という問題です。
多くの親が
ここで悩みます。
考えるポイントは2つ。
①本当に迷惑をかける行動なのかどうか?
②行動とその行動を起こした子ども自身の気持ちにわけて見ているか?
親は心配のあまり
問題にならない程度のことであっても
「迷惑をかけてはいけない」
と先回りして止める傾向があります。
まずは自分自身の中に
必要以上に周りを警戒して
萎縮する視点がないかどうかを
自分と向き合って考えてみることです。
そのうえで
どうしても公的にNGな行動は
ダメと伝えます。
ただし
子どもがそうしたくなった気持ちには
しっかり寄り添ってほしいし
肯定してほしいのです。
つまり
肯定=認める、認識する
であって
OKを出すことではないので
肯定したところで
「それをしていい」にはならないのです。
そこを誤解しないように
まずは自分自身の中で
きちんと整理しましょう。
これは
何をするにしても
親が「~しなさい」と
指示を出すのではなく
「この場合はどうすればいいと思う?」
と子どもが考える質問を投げかけ
子どもが自分で考えて
出てきた答えを肯定的に受け止め
実際に行動するまでを
後押しする方法です。
とはいえ
今まで指示ばかりしてきた子どもに
いきなり
「どうすればいいと思う?」
と聞いても
子どもが戸惑って
答えを出せないかもしれません。
もしも答えが出せなさそうだったり
親の顔色をうかがっているようだったら
いくつかの選択肢を出して
そこから選ぶようにしてもいいです。
ただし選択肢には必ず
「それ以外の方法」を入れておきましょう。
また
親が選ぶ答えに誘導したり
望む答えを選ばなかったときに
露骨にがっかりしたり
しないことです。
それだと
子どもが自分で考え行動することから
どんどん遠ざかり
親の指示で動く子どもと
なんら変わらなくなりますからね。
子どもが自分で決めた答えを尊重し
それを実行するのを
サポートしていきますが
その際も
うまくいかなかった時に
「これを選んだからだ」
などと
本人の選択を責めたりはしません。
常に
「どうすればできるか?」
という視点で
子どもに質問しながら
寄り添い応援します。
うまくいかせるためには
「この子はできる力がある」と
信じて見守ることが大切です。
そして
そう思えるためには
根拠をもって信じるのではなく
ただ信じる力が必要になってきます。
・子どもの気持ちを聴く耳を持つ
・子どもをコントロールしない
・子どもを責めたり否定したり批判したりしない
・子どもを信じて寄り添う
これを実践できる自分自身になっていくこと。
そのために
自分自身のメンタルと心のあり方を
整えていくことが
親には求められます。
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