子どもの行動や考え方に口出しし過ぎないこと。それはあなたの人生ではないのだから。 | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

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大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

子どもの行動や考え方に
親が口出しをしすぎていいことなんて
一つもありません。

そもそも
自分と子どもは違う人
生きている時代背景も環境も
全く違うし
持って生まれた性格も
親との関係性も
親の性格も違うのです。

 



それは
外国人に無理やり日本の文化を
押し付けて
その作法通りにせよと言っている
ようなもの。

それも
日本に住んでいるのではなく
こちらが外国に住んでいるにもかかわらず
周りの外国人に
日本のやり方を押し付けているとしたら・・・。

それでいいと
あなたは思いますか?





自分が過去にやってきたことや
教えられてきたことが
そのまま役に立つと思っては
いけないのです。

役に立つのは
相手から相談されたり
頼られた時だけです。

頼まれもしないのに
アドバイスしたり
自分がいいと思うやり方を押し付けるのは
迷惑でしかないのです。

逆に自分がされる側だったら
そんなこと当然ですよね。

親ってどうしても
子どものことが大事で
子どもにとっていいと思うことは
やってあげたいし
してほしいと思うからこそ
こうなってしまうのですが
そこは冷静に
自分の欲なのか
本当に子どもが望んでいるのか
しっかり見極める必要があります。

 







そしてもうひとつ大事なことがあります。

最近はLGBTが~と言われて
男女差についてあまり言えない雰囲気ではありますが
それでも
男性特有の考え方や
人付き合い
女性と特有の考え方や
人付き合いは
現実としてあります。

男社会と女社会の構造は
そもそも違うのです。

ということは
女社会の中で生きているお母さんが
自分の生き方、人とのかかわり方だけを
そのまま息子に教えてしまうのは
ちょっと違うと思っています。





お母さんからは理不尽とか
納得いかないとか
感じる部分もあるかもしれませんが
お父さんにも入ってもらったほうが
いい部分でもあり
あまり自分目線で口出ししない方が
よかったりするのです。

ただしそのためには
家庭や子育てにきちんとコミットしてくれる
お父さんであることが大前提ですけれど。

 







女社会は協調社会です。

言葉でコミュニケーションをとって
皆に嫌われずに
その中にいることで
協力してもらえるので
子育てができる。

あ、子育ては両親で分担するものだという
現代の考え方に基づいて
話しているわけではありません。

これは狩猟をしていた大昔のことで
その名残は今でも考え方や行動パターンの中に
残っている。

というだけの話ですので。





逆に
男社会は競争社会です。

認められるのは
力のある人。

その人がリーダーとなり
集団を形成します。

集団には秩序が必要なので
リーダーの言うことを聞いて
集団で動くのです。

だから会社が男社会的であるのは
ある意味仕方のないことなのだと
私は考えています。

元はと言えば
男性が作った形ですからね。

 







もちろん
男性要素が高い女性もいますし
女性要素が高い男性もいます。

その境界線はグラデーションになって
続いていますので
男、女ときっちり分けるのは
無理がありますが
そもそも
体格差もあり、脳の働き方や
思考の仕方が違っていて
それぞれに適した役割を担っていたのが
もともとの状態です。





社会は変わっています。

人の考え方や行動パターンも
変わろうとしています。

けれど脳の性差や体格差は
まだそこまで変わっていません。

お母さん「だけ」が
子育てに関わり
男の子に女性社会のやり方を教えていく
あるいは
押し付けていくことの怖さはあります。

もちろん乳幼児期や学童期の前半は
お母さん的な接し方がより多く必要なので
それはそれでいいのです。

もちろんそこにはお父さんも
お母さん的立ち位置で一緒に取り組んでほしい部分です。

 


様々な事情でお父さん、あるいはお母さんが「いない」こともあります。

それは仕方のないことなのでその分誰かでカバーすることももちろんありです。





子どもの年齢とともに
接し方育て方は変わります。

乳幼児期は愛情たっぷりに育てること。
子どもが何かを求めたら、きちんと対応してもらえる安心感を持たせること。

学童期はしっかり認めて話を聴いて、信頼関係を築くこと。
子どもが自分で考えて行動する土台を作ること。

中学生以降は子どもの目線になっていい相談相手となること。
子どもを信じて見守ること。

この順序で育てていかないと
心と脳の発達がうまくいかなくなったりもするのです。

場合によっては
発達障害のように見える行動をとるようにも
なったりします。





子どもの相談相手はお母さんだけが担うのではなく
そこにお父さんも一緒に入ってほしいのです。

そのためにも
乳幼児期から学童期の間
お母さんだけではなく
お父さんがしっかり関わりお子さんの様子を見て
お子さんの性格などもお母さんと共有していくこと。

そしてお父さん、お母さんのどちらも
コーチングスキルを身につけておいてもらうと
さらに子育てはうまくいきます。

 







子育ては夫婦の共同作業ですよね。

それは
お父さんが完全にお母さん化することでは
ありません。

それぞれの立ち位置から
伝えられることを伝え
サポートしていくこと。

育児というプロジェクトに対して
共同して取り組む。

そんな意識でいてほしいし
この先子どもを産む側の女の子には
そういうパートナーを選ぶ目を
育てていってほしいと思います。

そして男の子には
家庭や育児に取り組むのも
当然の役割なのだという感覚を
育てていってほしいのです。





そして性別に関係なく大切なのは
自己肯定感と相手を尊重するコミュニケーションの力です。

発達障害の特性があったりして
簡単ではない部分もあるかと思います。

完璧ではなくていいのです。

苦手は別でカバーしてもいいのです。
そんな自分を丸ごと自分で肯定して
自分の取り扱いを説明できる人に
育てていきましょう。

 







過去の自分の生き方や
その時代の考え方にとらわれず
これから未来を生きる子どもたちに
何を伝え
何を伝えないのか。

それもしっかり考えて
子育てというプロジェクトに
取り組んでみてくださいね。





子育てコーチング講座は
お母さんだけではなく
お父さんも受講していただけます。

スキルを身につけると
仕事でももちろん役に立ちますので
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「気質」×「コーチング」×「ノート術」で人生も子育てもうまくいく~ハンサムおかんの子育て塾~

 

 

 

 

 

 

今日もお読みくださり

ありがとうございます。

 

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