他人でもわが子でも同じですが
自分以外の誰かに
何かを説明する際
「こんなこともわからないの?」
って感じたことありませんか?
あるいは
「何度も言ったよね?」
って言いそうになったこと
ありませんか?
自分と他人
自分とわが子は
全く違う存在なので
知識も経験もまるで違います。
自分にとっては
「当たり前」や「簡単」なことが
相手にとっては
当たり前でないと
まずは認識する必要があるのです。
意識の仕方も変わりますので
そこは自分レベルではなく
徹底的に「相手レベル」で
伝えていくこと。
だから
面倒でも
1から10まで説明する必要があるし
何度でも「本人がわかるまで」
繰り返し説明する必要が
あるのです。
「本人がわかるまで」
繰り返し教えるのって
面倒だし
相手が覚えずに
何度も聞いてくるようになったら
どうするの?
って思うことも
あるかもしれません。
ここは
ちょっとした意識をすることで
防ぐことができるようになります。
まず
1回目は必ず
きっちり説明します。
この時点で
「なんでわからないの?」
「できて当然だよ」
は厳禁です。
手取足取り
を意識して見守ります。
2回目は
覚えているかどうか
まずは本人にさせてみたり
内容を本人に確認して
どの程度わかっているのか
チェックします。
わかっているつもりでも
実際行動すると
あやふやだったりしますので
「やらせてみる」は大事ですね。
仕事などで
ミスが許されないのであれば
しっかりついて
見守る必要があります。
少々間違っても
大丈夫なことなら
どの程度覚えているかを
確認したうえで
お任せしても構いません。
ここでも
「まだわからないの?」
「ちゃんと覚えておいてよ」
は厳禁。
自分ごとでなければ
人はなかなか頭に入らないし
自分ごとであっても
2回目とかなら完璧ではないことのほうが
多いのです。
それよりも
思い出してできたこと
理解していた内容について
「できたね」
「覚えていたね」
と認める言葉がけをしていきます。
3回目以降も同様に
まずはどの程度
理解や記憶をしているかを
確認しつつ
できていない部分を
補っていくことになります。
ほぼ毎日
繰り返される作業とかでなければ
人の記憶って
どんどん抜け落ちていくもの。
間隔が空くのなら
毎回2回目くらいの意識で
サポートしたほうがいいですよ。
そもそも
本人にとって
自分ごとになりにくいことは
なかなか覚えてもらえなくて
当然なのだと思ってください。
また
助けてくれる人が優しすぎて
先走って手助けをしてくれる環境にあることも
「訊けばいい」になりやすく
本人が覚えなくなる可能性は
大きいです。
1度教えたからといって
もう完璧にできる前提で
扱わないこと。
できていないことは
毎回丁寧に説明し
できていることは
どれだけ自分にとっては当たり前のことでも
しっかり認めること。
本人にとって
大切なことであれば
自分事になるように
手を出しすぎないで
見守ることも重要。
ということになります。
あとは
いつでも遠慮せずに
訊いてもらえるように
自分の表情や雰囲気を
和らげておくことも大事です。
怖い顔はそれだけで
人を遠ざけますからね。
逆のことばかりをやって
本人のやる気を削がないように
上手にサポートしていきましょうね!
ある程度までサポートしたら
その後どうするかは
本人次第。
と割り切って
口出しせずに任せるのも
とても大事ですよ!
自分の思うとおりに
行動させようなんて
思わないほうがいいですからね。
今日もお読みくださり
ありがとうございます。