約9年前、
旦那が悪性脳腫瘍グレード4 神経膠芽腫を
発症した時からを…
病気かもって思ったきっかけについては
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4回の手術後…
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そして…
8年前に旦那は天国に旅立ちました
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旦那の病気がわかったのは…
今から約10年前。
初期症状としては…
あとから振り返ってみると…
自制内の頭痛…だったのかなぁ
明らかに、
「頭が痛いー」とか、
「なんかおかしいかも…」という本人の訴えが無かったため…、
今となっては、
初期症状がなんだったのか
さだかではないんです。
ただ…
はっきりとしていた症状が、
1つだけありました。
私が、旦那の異変に気づくきっかけとなった、
この場面
旦那は…
触れられるのを
嫌がりました。
病気が発症した時点で、
人に触られることを、
嫌がりました。
それは…、
普通ではない、嫌がり方。
怒りも混じったような、
嫌がり方で…、
「やめろ!!
俺に触れないでくれ!!」
といった感じでした
結果的には、
その、
旦那としてはありえない、
わかりやすい異変があったら、
「これは普通じゃない」
と、思えたのですが……
もう、その時点で、
旦那を抱きしめることが、
出来なくなっていたのです
ずっとずっと支え合って来た旦那。
スキンシップは、
お互い大切にしていました。
そんな旦那を…
パートナーを…
1番、苦しい時に、
抱きしめてあげることさえ、
できない状況になっていたのです
それは…
悲しかったですねぇ
触れられることを拒否する。
それは脳の病気特有の症状なのかもしれません。
前頭葉が正常に働かなくなったからだと考えられます
そうだとはわかっていても…、
触れたい場面は沢山ありました
それから…
私が旦那に、
ちゃんと触れられるようになったのは…
触れても怒られなくなったのは…
亡くなる、
本当、1カ月前くらいのことでした
再発してから、
もう…、
抵抗する力も、
嫌がる力も、
無くなったからです
それまでは、
絶対に無理だった、
添い寝をしても、
怒らなくなったのです
病院のベットに、
そろりそろりと入ってみたの
そしたら、大丈夫だった
むしろ…、
少し目には涙をためて…
笑うこともできなくなった顔が、
少し緩んだような…
そんな表情で…、
私の方を、
じ〜っと見ていました
私は目をつぶり、
旦那の胸に耳を当て
旦那の心臓の鼓動を感じながら…
旦那の生命の音を聴くことで、
安心できたのです。
病院のベットで、
2人で添い寝をしたあの時間は。
今でも私の宝物です