約9年前、
旦那が悪性脳腫瘍グレード4 神経膠芽腫を
発症した時からを…
病気かもって思ったきっかけについては
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4回の手術後…
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そして…
8年前に旦那は天国に旅立ちました
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この頃の旦那の状態は…
(悪性脳腫瘍発症約3カ月の頃)
見た目は…
おでこの頭蓋骨がない為、
頭の形がゆがんでいる状態。
歩行は出来ますが、
視野欠損がある為、
まっすぐは歩けません…
また、
前頭葉を大きく失っている為、
情報の整理ができません。
「長女は幼稚園」
と言うと、
長女のことはわかります。
幼稚園もわかります。
でも、その2つを結びつけることができないので、
理解ができません。
そして…旦那は…、
自発性を失いました
自分から何かをするのは、
トイレに行くぐらい。
(この頃は昼間はトイレに行けることもありました。夜間はオムツや、
ユリドームに失禁でした。)
ユリドームとはこれです
⬇︎
あとは…、
こちらが促さないと、
ずーっと眠っていました
自分から、
何か言葉を発することはなくなりました。
こちらが話しかければ、
それに対しての返事はしてくれます。
ただ…、
会話が成り立たないことも
多々ありました
もう…、
明らかに元の旦那ではありませんでした。
1回目の手術後の旦那とも…
大きく変わってしまいました
脳腫瘍と脳梗塞、
脳浮腫によって、
旦那の大切な機能が、
沢山奪われました
でもね、不思議なんです
あの時私は、
旦那のそんな姿が、
ショック
ではなかったんです。
もう多分、
感覚が麻痺していたのかもしれません
「生きてくれてさえすれば
それで十分」
だと思っていたので…、
ショックどころか、むしろ…、
「しゃべれる」
「歩ける」
「食べれる」
「人のことはわかる」
ことに…、
喜びすら、感じていました
今思うと…、
旦那のあんな姿、
普通ならショックだし、
「会うのが怖い」
「見たくない」
と思ってしまっても、
不思議ではないのに…
私は、
多くの機能や体を奪われた旦那の姿でさえ…、
愛おしく感じていました
いや…その…、
もうお付き合いしてから、
15年とか経っていたので、
超ラブラブ
な〜んてことはなかったんですよ
それでも不思議と…、
そんな旦那の姿に、
愛おしさすら、感じたのです