ナラティヴ・セラピーでは
外在化(がいざいか)」という会話法を使います。
 
 

外在化とは、
わかりやすく言えば人と問題をわける関わりです。
 

 
 
 

私はうつ病です。
私は発達障害です。
うちの子は不登校です。
 
という表現を使うとき、
 
私=うつ病
私=発達障害
うちの子=不登校
 
となってしまっているんですよね。
 
 

これは、その人の中に問題があると考えている状態。
 


もっと言えば、その人の中の欠陥か何かが
問題を引きおこしていると捉えている状態です。
 


 
こうなると・・
 
私としては、

その「欠陥」は誰が欠陥と決めたのでしょうね、とか

誰から「欠陥」と言われているのかな、とか
考えてみたくなります。
 


 
 
 



この状態で話をしていこうとすると、

どうしてもその人を責めるような微妙なニュアンスが
言葉にのることを避けられません。
 
 


無意識・無自覚であったとしても

その人に中に「欠陥」があると捉えているため
 
どんなに責めるつもりがなくても、
ただただその問題について話そうとしていても、
 
問題を抱えている人からすれば
聞くのに苦しい言葉や表現が聞こえてくる状態に
なってしまうんですよね。
 
 


こういう会話は・・
すぐに閉じていってしまいますね。
 
 

話すことに苦しくなり、
何を言っていいかわからなくなり、
場の雰囲気も悪くなるからです。
 


 
 

 





一方、


人と問題を切りはなして話すことができれば、


一緒に問題について意見を交わすことができます。

 

 


問題を抱えている人にとっても、

責められない、苦しい表現が聞こえてこない、

安心で安全な時間となるのです。

 

 


こういう会話は、

どんどん広がっていきますよね。

 

 


そういう豊かな会話の中から、

問題に対処するヒントが出てくるのですドキドキ

 

 



 

 

 

 



私のカウンセリングでは、

誰のことも責めない、

犯人探しをしない、ということを大原則にしています。

 

 


お子さんの相談で来られたとしても、

幼少期の出来事に原因を求めたり、

愛情不足うんぬんという方向には

話をしていきません。

 

 

だって、そこになんの救いもないから。

 

 


今あるものの中に何かを見いだせること、

何もできていないと思っていたけど

頑張れている自分が見つかること、

今これから先にできることがわかること、

 

そういうものを手にすることで

少しでも希望が持てることが一番大切なのではないでしょうか?

 

 


状況を変える策がないと感じていたり、

自分を責めるしかなくてつらい方は、

ぜひ私のカウンセリングにお越しくださいドキドキ

 


 

 

 

相手を責めない会話法や外在化については

カウンセリング講座で詳しくお伝えしています!

 


 

 

 

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精神科看護師で公認心理師・心理カウンセラーです。矢印野村涼子プロフィール

 

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