先日、ナラティヴの講座に出ていました。

 

 

ナラティヴの講座では、

感じたことや受け取ったことをシェアし合ったり

 

話し手と聴き手にわかれて

「話を聴く」ということのワークをしたりします。

 

 


先日の講座も

「話を聴く」ワークがあり

 

前日にモヤモヤすることがあった私は

話し手をさせていただくことになりました。

 

 


 

 



ママ友とのやり取りで、

 

PTAの集まりに行ったときに

子どもが不登校なことをうっかり話してしまい

 

「ありえない」というような一言をもらってしまって

モヤモヤしていたんです。

 


 

まぁ・・

そりゃ、そうですよね。

 



世間の反応ってこうだと思います。

 



「私なら無理にでも行かす」って

何度も言われたことありますからね。

 

 


最近はまわりに理解してくれる人しかいなかったため

(そうでない人とは縁も切れますし)

 

うっかり気を緩めて

話してしまったのが失敗でした。

 



 

からあげ棒と三男。

 

 


 

今回の「話を聴く」ワークは

問題(悩み=今回はママ友とのやり取り)から

・受けている影響

・対応したこと

の両方を聴いていくというもの。

 

 


まず、「どんな影響を受けてますか?」

「どんなふうになってしまうんですか?」と聴いてもらったことで

 

「カチンときている」と

言葉にすることができました。

 

 


カウンセラー役の方が、さらに

「カチンとは、どんなことなんですか?」と

聴いてくださったので

 

・言わなければよかったという気持ちになっていること

・ママ友が正しくて自分は間違っていると上から見下ろされたように感じたこと

・社会の隅に追いやられる感じがしたこと

を言葉にできました。

 

 


 

 



ここで、今までとは反対のベクトルの質問になります。

 

というのは、

さっきまでの質問は

問題(悩み)右矢印私  の影響を聴いていただく質問で、

 

この次は

右矢印問題(悩み) への対応を聴いていただく質問になります。

 

 

 

ナラティヴ・アプローチの特徴として

この両方の矢印を必ず意識して

カウンセリングをしていきますひらめき電球

 

 


「カチンときたときは、どんなふうに対応しましたか?」と

聴いていただいて

 

・とにかく、カチンと来ていることを知られまいとした

・カチンときた、傷ついたことを知られたら負けだと思った

 

と話すことができました。

 

 


「対応」というと

何か意識して行動したことを指すように感じるかもしれませんが

 

無意識で行っていることや「反応」というレベルのものまで

含みますし

「しなかったこと」も「対応」になります。

 

 


つまり、「もうこれ以上怒られないように黙っていた」なども対応になるんですよ。

 

 


 

 



ここで、

「そもそも、不登校なのにPTAの集まりにいったのはどうして?」

と聴いてくださったことから

 

ストーリーの語り直し

(嫌だった!つらかった!と思っていたことの別の側面が見つかることです)

 

に誘われていきました。

 

 


話し手の役をやると、

この語り直しへの誘いはとても心地よく、

 

自然と「ああ、そういう面もある」「私、こういうふうにも思ってる」と

そっと目の前に置かれる感じなんですよね。

 


 

これは、よくカウンセリングスキルとして言われる

リフレーミングとは似て非なるものです。

 


 

リフレーミングは、もとの(役に立たない)考えを

ポジティヴで役に立つものに言い換えるもので、

 

リフレーミングすると

もとの(役に立たない)考えとはお別れする感じです。

 


 

 

 



でも、この「語り直し」では、

もとの考えや出来事の意味と

新しく目の前に置かれた考えや出来事の意味を

 

両方手元に置いておけるのです。

 

 


そして、どちらを選んでもいい。

という選択権をもらえるのです。

 

 


私は、この「語り直し」に誘ってもらったことで

最近は疎遠になっていたけれど(不登校のせいで)

 

いつかまた、ママ友さんたち(といっても、あまり人付き合いをしないので数人)と


以前のように楽しく話したり笑いあったり

したいんだなぁと気づきました。

 

 


不登校というものが生活に入り込む前は

仲良く楽しく過ごさせてもらっていたんですよねキラキラ



今回のワークで思い出すことができました。

 


 

不登校なのにわざわざPTAに行くという行為の向こう側には

「また仲良くしたい」「もしかしたら会えるかな」

という希望があったんですねニコニコ




もっと言えば、「カチンときた」の向こう側には

「わかってほしかった」「理解してほしかった」という

願いがあったんだと思います。

 



 

 

 



ナラティヴのカウンセリングって

こんな感じなんですよ。

 

 


とても心地よく、そっと目の前に置かれるものを

じっくりカウンセラーと吟味する。

 



ナラティヴのカウンセラーは

逃げたりごまかしたりせずに

一緒につらさや苦しさをちゃんと見てくれたうえで

 

違う側面にスポットライトを当てる

語り直しに誘ってくれるのです。

 

 


カウンセリング後は

状況は何も変わっていないのに

 

さわやかな風に当たったような

心の中にそよ風が吹いたような気持になるんです。

 

 

 

あなたも、いかがですか?

 


モヤモヤしていることや

解決策がないように思えるようなお悩みがある方

 

特に悩みと呼べるものはなくても

自分のことを知りたい

ゆっくり自分のことを話してみたい

 

そんな方にもお勧めしています。

 

 


詳細とご予約はこちらからどうぞ





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こちらの講座へどうぞ!



 

 

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