※追記しまくりになったので整理して再UPします。
サバゲなんてどんなカッコでもいいのですが、ワシがなぜ陸自装備にしたかと言うと、たまたま89式小銃を買ったから。
もともと銃器に興味はありましたが、陸自についてはあまり知識がなく、当時は64式小銃しか知りませんでした・・・
その流れで「89使うんだからやっぱり陸自だよね」ということで(^^;
こんなカッコをすることもありますが、
最初の頃から陸自キチ〇イだったわけでもなく、もちろん初心者の時期もありましたし、いろいろブレながら現在に至っています。
というわけで、ほとんどの方には何の意味もないですが、“自分のサバゲでの陸自装備の変遷”を紹介しますというかさせてください。
「へーこいつも最初のうちはこんなだったんか」
とでも思ってもらえれば幸いです。
*サバゲデビュー時
ワシがサバゲを始めたのは、よりによって東北の大震災があった直後のこと。
懐かしい、2011年のサバゲデビュー時の写真。
・銃とマスク付きゴーグル
・陸自の安い迷彩服
・米軍風ジャングルブーツ
・弾帯
・ニー&エルボーパッド
しか用意できていませんでした。
今でこそ腐るほど持ってるグローブは、この時は車に置いてあったメカニックグローブという・・・
作業用グローブなんてどこでも売ってるのに、必要だと思ったなかったんですね。
結局は身体のみで装具らしい装具もない状態でしたが、多弾マガジン1本しか持ってなかったので、これで十分でした。
まあ、帽子がなくてオデコに被弾した時はちょっと痛かったですが…。
デビュー直後は、ワシをサバゲに引き入れた後輩たちの貸切ゲームにお邪魔したり、ヨメや同僚、実弟たちを誘って定例会に行ったりを繰り返していました。
で、いろいろ経験し、さらに周りのみんなの装備を見て、自分もアレコレとつけてみたいなあと思うのは自然な流れ。
同時に、ゲームをするうえで必要なものも分かってきて、
「それらしく見えるもの」
「ゲームに必要なもの」
「使い勝手のいいもの」
を念頭に、いろいろと試してみることに。
デビュー半年後はこんな感じに落ち着きました。
でも米軍のジャングルブーツは、後ろから見るとなんかタビみたいですね。
グローブは、陸自迷彩のものをようやく購入。
弾入れなどの装備は、エスグラさんか誠和さんで買ってました。
当時はMP5もよく使ってました。
*2年目
とにかく陸自装備をするのが何よりも楽しかった頃。
一人でいろんなフィールドの定例会に行きまくって(で、動くマトになって)いました。
この頃、千葉ではいくつもフィールドができ、ビーム、戦、サバスといった“現在ではすっかり定着したフィールド”のオープン定例会に行きまくったものです。
ついに88式鉄帽をGET(…といいつつこれが迷宮の入口でしたが)。
他は、ブーツも戦闘靴2型のレプリカに。
楯桜さんから購入するようになったのはこの頃からです。
ポーチ等の配置はまだ悩んでいて、いろいろ試して毎回配置が変わったり、
ハンドガンの重要性を知ったのもこの頃で、ブラックホークタイプの樹脂ホルスターもつけ、P226を入れるようになりました。
*3年目
当時しばらく続けていた、我流戦闘装着セット(笑)。
ここまで装着すると“いろいろやってる感”がありますが、それでもなんか半端に見えてしまいます。
それは、防弾チョッキを着ていないからですね。
体格も貧相だし・・・
頬づけのしやすさからバラクラバをよく被ってましたが、今思えば防御力はゼロなので、よく被弾で歯を折らなかったものだと恐ろしくなります。
で、この辺りから迷彩服の生地にこだわりだし、RANGERの通販を頻繁に利用するようになりました。
88式鉄帽に妙に凝りだし、あれこれ集め出したのもこの頃です。
そういえば、今となっては手放せない、頼れる後輩K君がサバゲデビューしたのもこの頃。
彼が陸自装備に全く興味がないのが寂しいですが、サバゲではいかに連携が重要か認識するようになりました。
そしてKくんを中心に日程を決め、行ったことのないフィールドを優先してあちこち遠征するように。
(何も言わずともいい位置についてバックアップしてくれるK君)
ちなみに自分として重要なのは、この頃に陸自官品負い紐レプリカを作り始めたこと。
↑の写真は、試作品の官品3点スリングレプを実用試験中。
思い返せば、この年が「自分がおかしくなった分岐点」だったようです。
また、この年に3度「若葉会」さんのサバゲで“分隊戦”を経験したことが、「本来のサバゲの楽しみ方とは何か」ということを考えるきっかけになりました。
自分の中での“サバゲにおける戦術的思考”はこの頃に確立され、その後はぜんぜん進化していません(笑)
*4年目
寒い時期にはたまに防弾チョッキ(2型)を着てゲームするように。
基本的には防弾チョッキなんてサバゲでは邪魔なだけですが、それでもどうにかして使いやすいポーチの配置などを模索していた時期です。
暑い時期はこんな感じ。
この年から、ミリタリー系展示即売会「ビクトリーショー」に出展を始めました。
陸自装備の内情に変に(?)詳しい方々とお近づきになるきっかけでした。
また、ガチの陸自装備勢の集まるゲーム(H-SDFさんの御殿場定例会)に参加しだしたり。
これらをきっかけに、陸自装備に関する広くそして深い情報を得られるようになったり、あるいはサバゲでの装備に対する考え方を改めたりするようにもなりました。
*5年目
自分としてはかなり大きな出来事として、次世代M4を買ったのがこの年。
なぜかと言うと、89は見てヨシ持ってヨシなものの、「撃ってもツマラナイ」のです。
これをきっかけに、それまでの「陸自らしい装備でサバゲをする」という方向性から、「楽しくサバゲをする」という方向性に変わってしまいました。
なぜなら、いかにも陸自!という装備をすると、サバゲにはいろいろと不便だったり暑苦しかったりという弊害があるうえに、ごくまれに「指摘おじさん」が現れるし・・・。
あとは「本職さんですか?(ニヤニヤ)」と、からかい半分で声をかけられることもあり、それやこれやでこんなお手軽装備に変わってしまいました。
迷彩服や半長靴は陸自のまま、チェストリグに弾倉を詰め、銃はM4に。
ゲームではこの程度が最適です。
また、それまでは頑なにノーマルマガジンを5~6本用意してゲームに臨んでいたのが、多弾マガジン1本でいいやと思うようになったり。
特に夏場なんかは、軽装の方が健康にいいと思います。
そういう割り切りが高じて、ほんの1回だけ体験したインドアで、こんな簡素なスタイルでサバゲをしたこともありました。
もはや陸自装備でもなんでもありません。
しかしこの装備では、テンションが上がらないこと甚だしい。
また、一旦サバゲから遠ざかった実弟が、何かに目覚めて会社の同僚を引き連れて復活したのがこの頃でした。
この時から、実弟軍団とはほぼ欠かさず毎回一緒にサバゲに行くように。
ちなみに↑の時は雨だったのですが、彼らが持参したクリアゴーグルが曇りまくってまるで使えず、ワシのメッシュゴーグルを貸しています。
この直後にゴテゴテ装備に変遷していく彼らにも、最初はこんな失敗があったのですね。
あとは、とあるきっかけで知り合った方を通じ、陸自駐屯地への表敬訪問に同行させてもらったり、
(74式で体験乗車。さすがに車内撮影はNG)
(レンジャー徽章のある陸曹サマに肉を焼いてもらったり。恐ろしい)
・・・と、中の人との交流の機会に恵まれました。
ただの陸自装備サバゲーマーから、「自衛隊ファン」の度数が濃くなったのもこの頃です。
*6年目
すっかり陸自装備ずきであることを忘れたかのように、サバゲではたまに空自迷彩・海自迷彩を着たり、89式を一本も持たずにゲームに行ったり・・・ということが増えました。
もちろん陸自装備に飽きたわけではなく、陸自装備の研究や収集には一層のめり込むようになったのですが、
「サバゲはあくまでサバゲ」
「本気装備はコスプレで」
(コスプレ陸自装備)
で、この頃から会社の若い女子をサバゲに誘うようになり、この1年だけで5人の女子をサバゲデビューさせています。
また、定例会に一緒に行く人数が、急に増えました。
(会社の後輩たちと、実弟とその同僚たち)
やっぱり仲間が多いと楽しいですよね。
また、新たに赤外線による「BB弾を使わないサバゲ」、“ファスガン”ゲームに初めて参加したのもこの頃。
これまでのサバゲに対する概念が吹っ飛ぶほどの、強烈な経験でした。
*7年目
仕事がめちゃくちゃ忙しくなり、あとは引っ越しがあったり、それから予定していた日に雨が降ることが続き、夏から4ヶ月連続でサバゲに行けなかったりしました。
それでも仲間と日程を調整し、前年同様、大人数での定例会参加が当たり前になりました。
そして女子のサバゲデビューもこの年で5人、初年度からの通算で女子デビュー14人に(男子をデビューさせたのは16人)。
もっとも、その後も続けてサバゲをしているのはせいぜい半数くらいですが・・・。
また、「いつかは…」と思っていた貸切ゲームを、初めて開催することもできました。
特に、ワシをサバゲデビューさせてくれた車競技チームの後輩たちが、数年振りにサバゲに復帰して一緒に行くようになったのも、感慨深いものがあります。
自分のカッコは、陸自迷彩だったり空自野戦迷彩だったりに加え、初めて旧OD作業服になったり。
このOD作業服を買ったことがきっかけで、それまでなんとなく敬遠してきた旧自衛隊装備に目覚めてしまいました。
ちなみに陸自装備サバゲーマー的には大事件とも言える、マルイのGBB89の発売があったのもこの年。
しかし実射性能は電動と比べるとイマイチ(しかもワシのはHOP周りが不良品)なうえにマガジンが重く、ファスガン以外でサバゲで使うことはなく・・・
*8年目
にわか知識で集め、どうにか間に合わせた「昭和自衛隊サバゲ」。
(紫鈴蛇さんと一緒に)
あとはまた女子たちをサバゲに連れて行ったり、ファスガンゲームに参加したり。
あとはもう自分がコスプレサバゲすることもなくなり、女子に装備を着せてばかりに。
*9年目
周囲の仲間がなかなか予定が合わなくなり、一人で行ってもなんだかもったいないので、サバゲに行く回数は減りました。
おまけに新型コロナウィルスも猛威を振るいだしたので・・・
この年は「あっくん」さん主催のタクトレがあり、それに4回お手伝いで参加した他はファスガンゲームばかり。
もう完全に「ちょっと外した自衛隊(?)装備」ばかりんびなっています。
コレは実際には存在しない、3型裁断の熊笹迷彩服に、チェストリグをつけています。
新緑の時期には意外に迷彩効果ありますね。
こちらは空自野戦迷彩にチェストリグ。
秋冬には迷彩効果が高いです。
そのうえこれら「アリエナイ」装備なら、指摘おじさんも指摘のしようがありません(笑)
*10年目
すっかり新型コロナで社会がおかしくなってしまっていますが、サバゲは細々と。
ビクトリーショーで毎回違うコスプレをしたり、は続けています。
(初めての冬季迷彩装備)
個人的に大きな出来事としては、身内対象でない貸切サバゲを初めて開催したこと。
あとは、3年ぶりに2型迷彩でサバゲをしたこと。
(またまた紫鈴蛇さんとご一緒に)
とはいえボロボロのやつを引っ張ってきただけで、陸自装備にはまった当初のようにV/C迷彩服を着るなんていう勿体ないことはもうできません。
*自分的な考え方
・ホントは何もなくてもいい
気軽に多弾マグ1本でプレイするなら、装備なんてなくてもいい。
でも目と口元の保護は必須ですし、頭(帽子)、ヒザとヒジの防護もあったほうがいいし、ブーツもちゃんとしたものが必須。
サバゲでは、ゲームだけを考えればそれが最良でしょう。
でもそれだと気分が出ない・・・ために、自分の好きな装備をしていくわけです。
・必要なものを装備する
ワシの場合、多弾マグだけでゲームをする場合でも、少なくともカメラを持って行くためのポーチと、フィールドinの時にグローブを入れておいたりゲーム後にマガジンを放り込むダンプポーチが要るので、それらを装着する弾帯やベスト的なものは何かしらはつけます。
また、接近戦が考えられるフィールドではハンドガンも携行するので、ホルスターをつけます。
ホルスターは、それぞれの好みでいいと思いますが、やはり利き腕側の腿にカイデックス素材のものをつけるのが最良と思います。
・マグポーチの位置は悩むところ
陸自装備の場合は、実際の訓練画像などを見て、「それっぽく」すればいいでしょう。
ただしマガジンをたくさん携行するなら、マグポーチ(陸自では“弾入れ”)は、お腹の前にズラリと並べるのがもちろん有利。
…が、野戦の場合はそうとも言えません。
なぜなら、野戦の場合はたまに伏せることもあり、その際にお腹にマグポーチがあると「グエッ」となってしまうのです。
なので野戦フィールドがメインのワシの場合、近年はお腹の前はポーチをつけないようにしています。
・・・というわけで、ワシ的な装備の変遷の紹介はおしまい。
近年の陸自装備はどんどん進化しているうえに、部隊あるいは個人ごとに私物装備を使用したりしてるので、新装備を追いかけるとキリがありません。
まあサバゲなので、それなりに安価で、ゲームがやりやすい装備であればなんでもいいと思います。
ゲームがしやすく、それでいてそれらしく、そしてどこかに陸自らしさを残す。
そんな装備がオススメです・・・
【サバゲー用自衛隊装備紹介記事】
その1・自分的進化編
【誰にでもできる自衛隊装備着用事例記事】
自衛隊装備着用例その1 (90年代陸自普通科装備・前編)
自衛隊装備着用例その2 (90年代陸自普通科装備・後編)
自衛隊装備着用例その3 (00年代陸自普通科装備・前編)
自衛隊装備着用例その4 (00年代陸自普通科装備・中編)
自衛隊装備着用例その5 (04年イラク派遣陸自普通科装備)
自衛隊装備着用例その6 (00年代陸自普通科装備・後編)
自衛隊装備着用例その7 (10年頃陸自普通科装備)
自衛隊装備着用例その8 (14年頃空自基地警備隊装備)
自衛隊装備着用例その9 (15年頃海自陸上基地警備隊)
自衛隊装備着用例その10 (空自野戦装備)
自衛隊装備着用例その11(15年頃陸自普通科装備)