天は自ら援くる者を助く | ちょんまげインプの部屋

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いらっしゃいませ、変態(いろんな意味で)の部屋へ。
これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

野戦フィールドでのサバゲが苦手な方やサバゲ初心者を対象にした、講習つき貸切サバゲ「ヤセンノススメ」。

僭越ながらわしが主催し、5/15(土)に千葉市の「GERONIMO」で開催する運びとなりました。

最初の心配は人数が集まるかという点で、最低人数に達しないと主催が損失を被ることになるし、それを置いておいても参加者が少ないと会自体が成り立たないこともあります。

当初こそ13人とか15人だったのですが、それが二週間前から急に増えだし、結果的には52人もの大所帯となりました。

天は我を見捨てなかった!

ただそのために内容の変更変更でばたばたし、当日は行き当たりばったりの点も多く、参加された皆さんには結構ご迷惑をおかけしてしまいました。

迷惑と言えば、ワシは極度の雨男なのですが、なんと雨予報の中2日の晴れを獲得。

もっとも途中で雨がパラつきましたが、あんなものはセミのおしっこにすぎません!

やはり天は我を見捨てなかった!

 

というわけで当日。

受付や誘導案内にご協力くださった皆さん。

別に自衛隊装備の会ではないのですが、自衛隊装備勢が集結。

えっとこれは一体・・・

ほっといても皆さんいろんな方向に気合を入れた装備で来てくださって嬉しい。

喫煙所にて。

うん、いいですねえこういうことができる場!

そして今回フリマ出店も募ったのですが、見てくださいこの量。

いや量だけじゃなくて、「ええっマジすか!?」というような希少なモノが「ええっマジすか!?」というようなお安い値段でたくさん売られていて・・・!

↓はワシのブースでしたが、この中ではワシのが最も健全(?)でした。

 

こういう会は得てしてドタキャンや大遅刻が相次ぎ、開会時刻が大幅に遅れたりするものですが、ドタキャン皆無、しかも集合や準備が早く、当初の見込み希望開始時刻からさほど送れずに開会することができました。

夜にファスガン夜戦を開催するファーストスナイパーの社長さんも、野戦に参加するのでご挨拶していただきました。

あとはフィールドさんのご挨拶とレギュ説明。

しかし夏か!と思えるような暑さと日差し。

 

この後、全体講習として、僭越ながらワシから軽くサバゲならではの話、野戦ならではの話、そして戦略・戦術・戦法の考え方についての話をさせていただきました。

わし。

指摘おじさんよけのため、あり得ない装備(熊笹の3型裁断迷彩服)にしています。

でも今日は指摘おじさんなんていませんでした(笑)

ちなみにテッパチの顎紐は、試作中の2型です。

 

ここで初心者講習組15人と、それ以外組30人ちょいに分かれます。

初心者以外は「肩慣らし」の慣熟ゲームをしてもらいました。

お巡りさんに仕切ってもらいます。

仕切り役としてはこの上なくピッタリな、お巡りさん。

ゲーム中。

背嚢しょってゲームしてる人がいる・・・!

無線機しょってゲームしてる人がいる・・・!

(無線機のガワの中に特小無線が入ってるそうです)

 

さて一方初心者講習は・・・

最初は座学。

とはいえ正真正銘の初心者は15人のうち半分しかおらず、残り半分は「いちおう聞いておくか」という感じのベテランさん。

やりにくいったらない・・・

で、最愛のK君に事前に準備してもらい、フィールドの端をトレーニングエリアとして使わせてもらいました。

 

ここでは、正真正銘の野戦初心者さんと、それ以外さんでペアを組んでもらい、野戦ならではの接敵の方法などを練習してもらいました。

 

国防経験は(多分)ないものの、ジェロニモでは敵に回すと厄介なヤスさんにデモをお願いしたり。

あとはペアで接敵の練習。

ベテランが木や茂みなどを伝って進み、初心者がついていき、とはいえついていくだけでなく先頭を生かすための支援をするようにしてもらったりしました。

ペアで接敵。

↓いつもスイス軍迷彩のファスガンの「ファーストスナイパー」社長さんが、なんと陸自迷彩で参加。

珍しい!

今度は疑似戦闘で、攻撃側と防御側に分かれて接敵行動をしてもらいました。

本当は他にも隠れ方とか敵の見つけ方などを解説したかったのですが、時間切れとなりました、

 

ここでお昼。

暑い時も寒い時も、カップラーメンが最適解。

ノンアルの差し入れをいただいてしまいました。

 

本当は昼休み中にいろいろ余興を考えていたのですが人数急増と時間切れのために取りやめ。

残念・・・

ちなみにたけのこうちさんが、今日のために「ヤセンノススメ」パッチを人数分作ってくださいました。

すごい・・・

ありがとうございます!

あとは燻製を作る人がいたり・・・

ジェロニモさん名物「瓶コーラ」を飲んだり・・・

フリマで買い物したり・・・

女子参加者が皆無なのになんて楽しい会なのでしょう!

これを桃源郷というのでしょうか!!!

ワシもたくさん買い込んでしまいました・・・

 

そして午後。

今度は初心者講習組+αとベテラン勢とで分かれてのゲーム。

ここでジェロニモさんのご厚意で、名物のスモーク投入。

これは初めての経験。

視程が狭まり、なんとも緊張する!

射程の短いBB弾サバゲでは、この煙幕はいいですね。

しかしいつものジェロニモ定例会は人数が少ない時しか経験してませんでしたが、今日は50人でのゲームなのでそこかしこで戦闘が生起し、フラッグ守備の人は手持無沙汰。

ちなみに午後のゲームは、弾数200発制限にしました。

普通のサバゲにしてはかなり少ないですが、野戦サバゲでは滅多に撃たないのが一応鉄則で、さらに実銃でもせいぜい携行弾数はそれくらいなので、採用しました。

弾数をそれくらいにしておけば、わざわざセミ限定とかにしなくても自然とセミオート主体になりますし、そもそも「600発限定」ゲームなんてちっとも弾数制限になってません。

で、さらに軽機(LMG)は弾数無制限としました。

普通のサバゲでは、軽機は重いだけで実際の戦闘力はMP5などのSMGと変わりません。

でも実戦では軽機手はとても頼りになるお兄さんであるはずで、軽機を生かす戦術をしてもらいたかったためです。

また時間は15分とやや長めにして回り込みやじっくり警戒もできるようにしました。

そのため、普通の定例会に比べると銃声がぜんぜん少なく、、かつ動きのあるゲーム展開になったように思えます。

 

2ゲーム目。

スタートと同時に猛ダッシュで森に入っていく先頭(画像中央やや右)はファーストスナイパーの社長さん。

すげえ。。。

身をかがめて周辺警戒しつつ駆けて行く、エンピを背負う後ろ姿がなんとも言えません。

 

休憩中、本気のジュージャン(ジャンジュー)をする皆さん

ナマで初めて見た!

 

3ゲーム目は、新しく開墾されたエリアも使いました。

 

戦線が錯綜し、この敵さんが・・・

↓の赤丸に見え、この初心者さんに「あそこに敵がいるでしょう、見えますか」とアドバイスするも、

この位置からだと見えないようで、そうこうするうちに、

背後をこの人に取られて・・・残念!

野戦では、常に周囲をチェックし、味方がいない方向ができていたらそこから敵がくることを想定しておくことが求められます。

周囲の初心者組がいなくなり、ベテラン勢が増えてきました。

これは初心者組が負けるかなと思っていたら、敵の隙をついて初心者チームがフラッグGETしたようです。

 

その裏は、なんとベテラン赤組が5人。

それを20人の黄色組が攻撃。

普通の定例会だとあり得ない、参加者からクレームが出るほどの戦力差ですが、こういうのも実は面白いもの。

(だって、実際に戦力が均衡していたら戦争なんて起こらないし)

そしてなんと、赤チームは4倍の敵を迎え撃って防御に徹し、黄色組に多大な出血を強いていました。

結局はフラッグダウンを許してしまったものの、初心者組に何かしらの教えを残すことができたように思います。

 

空が暗くなってきて、冷たいものがポツリポツリと。

セミのおしっこですね。

お茶にするお巡りさんと防衛技官さん・・・?

長年履いてきたセンジン靴が、とうとうイカれました。

ちなみに持ち込んだトランシーバーは、なんと25歳。

でもずっとザーザーと雑音を拾ってました。

捨てよう。

雨は上がったようです。

 

いよいよ最後。

メニューは攻防戦。

とはいえただの攻防戦ではありません。

まず表は、15人のエキスパート対抗部隊を編制。

この対抗部隊が丘の奥に籠り(丘より外に出てはならない)、Dフラッグを防衛します。

攻撃隊は初心者含む30名。

双方ともに弾数200発、ただし軽機は無制限です。

ここで初心者の皆さんに、戦い方をとくと見てもらおうという魂胆です。

自信満々で先にフィールドインする対抗部隊。

 

対抗部隊の布陣が終わり、攻撃隊が攻撃を開始するも・・・

一向に防衛ラインが抜けません。

当初、時間を10分としていたのですが、攻撃側が慎重になりすぎ動きに乏しくなってしまったこともありましたが、防衛側が無線や伝令で連携をうまくとって3か所でうまい防御戦闘を行っていたのでした。

しかも防御側は、15人のうち5人を予備戦力として控置しての戦闘だったそうでした。

途中でワタシが時間を1分延長したものの決着はつかず、最も戦闘が激しかった中央部分でも、対抗部隊は3人の損害を出しただけで、防衛成功。

すごい戦いを見せてもらいました・・・

対抗部隊の皆さん。

 

そしていよいよ最後の最後。

攻防戦の防衛側を、初心者チーム+助教で担ってもらいます。

今日の講習の効果測定でもありました。

初心者チームの布陣を待って、30人が攻撃開始。

いかにも「野戦」な雰囲気です。

しばらくは静かでしたが、途中からそこかしこで戦闘が。

軽機がバリバリと撃ちまくる中、他の隊員が相互に連携しながら前進していきます。

で、ワシがずっとついて行った分隊は、途中で防衛ラインにひっかかり、損害を出して停滞したところで側面から猛攻を受け、2人やられてしまいました。

その後攻撃側の本体が別方向から猛攻を開始したものの時間切れ。

やはり10分は短かったようです。

しかし一人で回り込んで攻撃側を翻弄していたのは、やはりあの初心者の助教につけたヤス氏。

恐ろしい子・・・!

 

・・・というわけで、楽しい時間はあっという間。

もう夕方になってしまいました。

最後はもう自分もぐったりして統御できず流れ解散になってしまいました。

ちなみに夜からはファスガン夜戦があり、夜戦の前に希望者がファスガン体験を。

現職さんも「これ、面白い!」とはしゃいでました。

そのままキャンプ勢は楽しくお食事を。

森は静かに暗くなっていきます。

しかしこの後、なんと夜戦にも関わらず19人もの方々が熱い戦いを繰り広げたそうです。

ああ心地よい疲れ・・・

 

というわけで帰宅して一杯やったらもう我慢できず、そのまま布団へ。

 

というわけで初めての試みでしたが、多くの皆さんに参加していただき、天候にも恵まれ、盛会となりました。

当日スタッフをしてくださった皆さん、参加して盛り上げてくださった皆さん、ありがとうございました。

次はおそらく11月です!

 

※画像は自分の他、川崎工廠長さん、横浜地方協力本部さん、あっくんさん、うちの後輩Kくんからいただきました。

ありがとう!