素人でもできる自衛隊装備着用例その7(10年頃陸自普通科装備) | ちょんまげインプの部屋

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これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

2010年にもなると、陸自の個人装備はそれまでとかなり変わってきています。

防弾チョッキを装着するのが当たり前となり、「ダサい」軍隊から、「カッコイイ」軍隊へ変貌した…というのは言い過ぎでしょうか。

それでも、頑固に旧来の装備を使い続けているところなど、個人的には好きです、やっぱり。

 

 

(7)2010年頃 陸自普通科装備

 

 

今はWAC(女性自衛官)も戦闘職種に配置されていますが、まだ普通科のナンバー中隊(第1中隊、第2中隊、など)への配属はなかったように記憶しています。

本部管理中隊のWACがここまでの装備をすることがあるのかどうかは分かりませんが、その辺りはご容赦ください。
 

*戦闘服3型

襟の形状が変わったり、ズボンにポケットが追加されたり、何か所かのボタンがベルクロになったりと改善されています。

ここで使用したのは、RANGERの麻混レプリカ品。
*弾帯3型

これまでのものよりバックルの脱着がやりやすくなりました。

ベルト自体の織りも変わっています(PX品)。

*戦闘靴2型改(半長靴3型)

ぱっと見は2型と似ていますが、通気性改善のために各部が小変更されています。

ミドリ安全製のレプリカです。

*戦闘下衣
要はTシャツですが、CAB製の速乾タイプの迷彩柄のものを使用。

 

―防弾チョッキ装備―

 

※防弾チョッキにポーチ類を装着せず、官品中心の弾帯装備をチョッキの上から着装したケース。

*防弾チョッキ2型改

イラク派遣を機に採用された防弾チョッキ2型は、すぐに2型改に更新されました。

このため国内装備で見かける2型チョッキは2型改ばかりなのですが、製品として存在しないために2型(S&G製)で代用しています。

肩パッドは邪魔になるため外しています。

また、ウェビングにベルクロ台座をとりつけ、名札や階級章などを取り付けられるようにしています(個人製作品)。

国内での演習では、重い防弾版はあまり入れていないようです。

*88式鉄帽

帽体と内装は旧来のものと同じレプリカですが、暗視装置を装着するためのマウント(レプリカ品)を前面に取りつけています。

暗視装置を装着した際に前後のバランスが悪くなるため、あご紐は安定性の向上したものが普及しだしていました(俗にV8顎紐などと呼ばれています)が、ここでは私物という想定で3点式(LEM製)の顎紐を装着しています。

また鉄帽後部には、バランスウェイトを入れる袋が縫い付けられています(自作しました)。

*弾帯延長アダプター

防弾チョッキの上から弾帯装備をつけるため、アダプターで弾帯が延長されています。

このおかげで、防弾チョッキ着用の際、いちいちポーチ類を外して弾帯の長さを調節する必要がありません。

弾帯2型、3型でバックルの形状が違うので、それぞれに合うものが必要です(PX品)。


*ポーチ類

官品でないポーチを私物使用しているケースも増えてきましたが、そうなるともう「なんでもあり」となり、収拾がつかなくなってしまいます。

そのため、あくまで官品仕様ということで紹介しています。

ポーチ類は相変わらず旧来の弾入れ、救急品袋などを使用しており、旧来と同じ配置で弾帯に装着しています。

ただしこの頃になると、各人の好みの位置になっているような気がします。

重心が後ろよりになってしまっているため、後ろにかしいでいます。

なお、救急品入れだけ、後の東北の震災のあと新型が導入されています。

*00式防護マスクケース改

それまでの防護マスクケースはホック留めでしたが、マジックテープ留めになった他、各部が変更されています。

ただし製品としては存在しないため、ワシの自作品を使用。

邪魔にならないような装着方法が模索されていたようですが、ここでは防弾チョッキの下に、ストラップを肩からたすき掛けし、左腰に吊るしています。

細いほうの胴体に回すストラップは、マスクケースのフタの中に収めています。

*ペンケース

防弾チョッキ着用で戦闘服の胸ポケットが使えなくなることから、左肩にはペン刺しをつけています。
便利なのか、防弾チョッキを着ない場合でもつけているケースがよく見られます。

ベルクロの部分には、部隊のワッペンなどを貼りつけていることも多いです。

PX品です。

 

 

*戦闘手袋改

既出の、官品に似た戦人のナックルグローブで代用。

官給品は損耗したり紛失すると問題になるためか、むしろ私物のほうが多く見かけるかもしれません。

*89式小銃

東京マルイの電動ガン。

負い紐が官給品の黒ナイロン製の「3点スリング」になっていますが、レプリカがないので自作品を使用しています。

空砲発射補助具と空薬莢受はレプリカ品です。

なにか作業をするような時には、小銃を背中に回しておきます。

 

 

全ての年代を通じて、わしが最もカッコイイと思うのが、この頃の装備です。

 

暑い時期はかなり厳しいですが・・・


 

 

※サバイバルゲームではないため目の保護はしていません。

国防未経験なので細かい再現が不足していることは当然あると思います。なので「偽装がなっとらん!」「つま先が光っとらん!」というご指摘はお赦しください。

 

【誰にでもできる自衛隊装備着用事例記事】

自衛隊装備着用例その1 (90年代陸自普通科装備・前編)

自衛隊装備着用例その2 (90年代陸自普通科装備・後編)

自衛隊装備着用例その3 (00年代陸自普通科装備・前編)

自衛隊装備着用例その4 (00年代陸自普通科装備・中編)

自衛隊装備着用例その5 (04年イラク派遣陸自普通科装備)

自衛隊装備着用例その6 (00年代陸自普通科装備・後編)

自衛隊装備着用例その7 (10年頃陸自普通科装備)

自衛隊装備着用例その8 (14年頃空自基地警備隊装備)

自衛隊装備着用例その9 (15年頃海自陸上基地警備隊)

自衛隊装備着用例その10(空自野戦装備)

自衛隊装備着用例その11(15年頃陸自普通科装備)

自衛隊装備着用例番外編(昭和末期陸自普通科装備)

 

【サバゲ用陸自装備紹介記事】

その1・自分的進化編

その2・戦闘防弾チョッキ編

その3・テッパチ編(前編中編後編 )

その4・迷彩服編(前編後編

その5・戦闘靴・半長靴編(本編番外編

その6・装備品まとめ編