かめおかゆみこです。
この「お悩みごと・お困りごと回答動画」は、2020
年、メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」6000号を
記念して、 読者さんのために企画したものです。
その後、読者のY・Sさんのご協力で、文字起こしを
つけることができました。これから、順次、一般公開
に切り替えていきますので、 どうぞお楽しみに♪
(2023.1.1)
お悩みごと・お困りごと回答動画
05★あわてない工夫を教えてほしい(ハラケイさん・男性)
こんにちは。かめおかゆみこです。
お元気でお過ごしですか?
今日も横浜はすごーい風です。洗濯物が飛ばされ
そうになって思わず取り込んじゃいました。
あなたの住んでいる場所はいかがですか?
さて、お悩みごと・お困りごと動画第5回目。
ハラケイさん・男性です。
「落ち着いて行動すること、あわてない工夫を教えて
ください」だそうです。
ハラケイさん、あわてんぼさんなんですね?
実は私もけっこうあわてんぼさんなんです。
ですから、お役に立つお返事ができるかどうかわか
りませんけれども。
ただ、ずうーっとあわてんぼうをやってきたので、あ
わてたときに、どうやったら切り替えられるかってい
うコツは、けっこういろいろ研究して、身に着けてき
たかなって思います。
あわてたときって、普通どうなりますか?
たいていの人が、息が詰まると思います。ひゅっ!
(素早く息を吸いながら変な声)って感じで、肩が上
がって、心臓がバクバクして、呼吸が浅くなります。
このとき、頭に意識が上がります。
要するに気が上がった状態になるんですね。
息が止まって、肩が上がって、そして、頭に気が上
がった状態。これでは動けなくなるのは当然なんで
す。頭も当然動きません。
こんなときに、「落ち着け落ち着け! あわてるなあ
わてるな!」って頭に言っても、もうフリーズしてます
から、どうにもできないわけです。
こんなときは、頭ではなく、からだの出番です。
一番手っ取り早いのは、息を吐くことです。
息をハアアーっと吐けば、まず、肩が落ちます。
肩が落ちると、上がっていた気もけっこうストーーン
と落ちやすくなるんですね。
そしたらその次に、ひゅっと腹に力を入れる。
日本語でいう、はらに落ちるとか、はらを決めると
か、はらをくくるっていうほうの、肉月(にくづき)に
土と書く肚(はら)のほうですね。
でも、頭で分かっていても、あわてちゃったときは、
息を吐くことを忘れちゃうことも、けっこう多いもの
です。
そんなとき私がおすすめする方法は、「トイレ!!」
(大げさな声)です。
目先のことで対応しようとすると、またまたトラブル
が起きやすいものです。一回トイレに走って、そこで
息を吐くんです。
そうすると、少しは落ち着いて、頭の中でもいろいろ
考えられるようになります。
でも、トイレにも行けない状況のとき。目の前でなん
とかすぐに対応しなければならないとき。
「はひふへほ」を使ってください。
息が詰まっているときは頭もフリーズしていますか
ら、落ち着けと言っても効き目はありません。
そんなときは、頭の中で思っている言葉の前にハ行
の言葉を付けるんです。
たとえばこんなかんじです。
「はあー!?どーうしよう」(興奮した高い声)
「ひえー。まずいことやっちゃったあー」
(困った感じの高い声)
「ふわああー。やっちまったぜー」
(男の人みたいな低い声)
「へえー!こんなことほんとに起きるのかーー!」
(大げさなびっくり声)
「ほー。やばいよこれは」(抑えたかんじの低い声)
いかがですか?(笑)
実は、ハ行というのは、開口音(かいこうおん)。
口を開ける音です。
口を開けると、自然に息が漏れますから、息を吐く
というのと同じ効果があるんです。
もっとも、ひとりでいるときには言葉に出せても、
目の前に相手がいたりなんかすると、まずいことも
多いですよね。
「はあー、やっちまったよお」なんて言っちゃったら
「バカもん!!なに考えてんだ!!!」(大声)って、
怒られちゃいますからね。
そんなときは、心の中で言うだけでも効果があります。
あわてたときは、はひふへほ。
ぜひ覚えておいてくださいね。
でもやっぱり、普段から、ゆっくりとした行動を心掛
けること。できたら、朝1分でもいいので「ゆっくり動
く」ということをおすすめします。
今日は、少しの時間ですけれども、この「ゆっくり動
く」というのを、一緒に体験してみたいと思います。
たとえば、手を動かす、ということをやってみましょ
う。自分の目の前の、見えるところに、手をもってき
てください。そしてこの手を、どんなかたちでもいい
ので動かします。ただし、ゆうーっくりと。
ポイントは、呼吸も深ーーくすることです。
深ーーく息をしながら、ゆっくりと、動かします。
それでは、いってみましょう。どうぞ。
(静かで、ゆっくりで、単調な感じのピアノのBGM)
いかがでしたでしょうか。
私のゆっくりとあなたのゆっくり。
どちらがよりゆっくりでしたか?
これを、できる人は起き上がってから、できない人は
お布団の中でけっこうですから、意識的にやってみ
てください。
私たちが歯を磨いたり、自転車に乗れるようになっ
てきたように、頭だけではできないことも、からだが
覚えればできるようになります。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
それではまた次回、お会いしましょう。
本日もありがとうございました。
(文字起こし担当/Y・Sさん)