こんにちは！
UMIカウンセラーの かほ です
UMIカウンセリング
不登校セミナー 参加者受付中
最近、NHKでやっている
『未解決事件』という番組が興味深くて
よく観ています。
前回の放送は
今年2月に発覚した事件を中心に、
住民票も近所との接点もなく
”居ないもの”とされてしまった子どもたちを
追った内容でした。
NHKONEで15日まで観れるよ～↓
ニュースで事件を知った時は
「なんでこんなことが？酷すぎる…」
としか思えなかったけど、
番組で詳しい経緯を聞くと
女の子が命を奪われずに済んだかもしれない
っていうポイントが何度かあって。
そこで分かれ道になった決め手は
親や保護者が
人に頼れないって
思い込んでいることでした。
シングルファーザーになって
小さい子どもの育児を一人で抱え込んだ結果、
留守番中に死なせてしまった
というお父さんがインタビューでね。
／
誰にも頼れなかった
言ったら
出来てないことを指摘されると思って
隠すようになった
＼
と話していました。
行政などに頼ればよかった、と
このお父さんは深く後悔していたけど…
これって他人事じゃないというか。
本当に困ったときに人に頼れず
自分だけで抱え込んでしまう人って
今の日本、すごく多いです。
なんで
人に頼れないか？というと、
「迷惑をかけてはいけないよ」って
教育されてきているのもあるけど、
もっと深い部分で
周りを信じていないからです。
助けを求めても
応えてくれなかったら？
人を頼って
裏切られたら？
自分のダメな部分を見せたら
人が離れて行っちゃうかもしれない…
こういう思い込みがあって
周りを信じることができないから
人に甘えて、頼るのが怖いのです。
こういう怖さは
思考じゃなく、潜在意識にある怖さだから、
「助けてほしい、誰かに頼りたい」
って頭で思っていても、行動に移せず
現実をまっすぐ見られなくなっていきます。
そうやって
自分だけで抱え込んでしまうんだよね。
他人事じゃない
と感じているのは、
私自身が
人に甘えたり、頼ったりすることが
すごく苦手だったからです。
人に迷惑をかけるくらいなら
自分が我慢すればいいや、って
無意識に思っていた。
でも、心の奥では
迷惑をかけたら人が離れて行きそうで
怖かったのです。
「いい子の自分じゃないと愛されない」
って、思い込んでいたから。
この思い込み（メンタルブロック）をゆるめたことで
人に甘えたり頼ったりすることが
だいぶ出来るようにはなったけど。
それでも、まだ
苦手なところがあるので、
私の場合は意識して
無理せず甘えたり頼るってことをしています。
私に限らず
人に甘えるのが苦手な人
すごくたくさん居ると思う。
とくに日本人は
「迷惑だけはかけちゃいかん」
って育てられていることも多いからね。
ところ変われば、で
インドでは
あなたは他人に迷惑をかけて
生きているのだから
他人があなたにかける迷惑も
許してあげなさい
ということわざがあるそうです。
コレ、ほんとに
真理だと思います。
人は
誰かに迷惑をかけずに生きるなんて
ムリなんだもの。
困ったり、しんどくなったら
誰かを頼って、甘えていくのが
自然なことなのです。
それなのに
頼っちゃダメ、甘えちゃダメ
って生きていると、
必ずどこかで壁にぶつかる。
子育てにおいては
特にそうだと思ってます。
だって、親にとっても
子どもにとっても、
誰にも頼らず、甘えずに生きていくのは
しんどい道のりだから。
親が
人を信じて、自分を信じて
甘えていいんだ、と気づけるように、
子どもは問題（と見えること）を起こして
親を立ち止まらせているのです。
親が自分の思い込みに気づき
人に甘えることを自分に許せたら、
子どもは親に気づかせる役割を終えて
自分の人生を生きる方にシフトして
勝手に動き始めますよ
まだ、日本には
「人の迷惑を許しなさい」じゃなく
「迷惑をかけるな」が主流かもしれないけれど。
気付いた人から
意識を変えていくことで、
この世界は少しずつ
みんなが生きやすい場所になっていくんじゃないかな。
そうなっていくといいな
と思います
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