- 撮影に必要なもの、事前の準備
- 撮影の設定と撮影の流れ
○三脚
基本的には打ち上げ花火撮影の場合、三脚は必須です。
三脚は種類がたくさんありますが、どっしりと安定するものであればよいです。風でぐらついては意味がありません(笑)
○レリーズ
カメラに接続してシャッターをリモートで操作するアイテムです。、互換品であれば1,000円くらいで手に入ります。
○手元を照らせるライト
手元が暗いので、あるととても便利です。
○マニュアル(M)かバルブ(B)を使えるカメラ
今時の一眼レフやミラーレスなら、最低どちらかは使えるので特に問題ありません。
○広角が撮れるレンズ
35mm換算で35mm以下のもがよいと思います。
望遠レンズや50mmくらいの単焦点レンズの場合、花火が大きすぎて入らないことがあります。
普通の花火大会くらいならカメラにキットで付いてきた標準ズームでも十分です。
○NDフィルター
スターマインなどの場合、写真が真っ白になってしまうことを防ぐために使います。ND4(光を1/4にする)程度で十分です。
○カメラのモード設定
バルブモードにします。入門機や一部のメーカーのカメラは、バルブ(B)が見当たらない場合がありますが、Mモードでシャッタースピードを30秒以上に設定するとBモードに変わるものが多いです。
○露出の設定(これが一番重要です)
基本の設定は『 ISO 100, F11 』です。
暗いと思ったときは『 ISO 100, F8 』、明るすぎると思ったときは『 ISO 100, F16 』
ISOを変えずに、F値だけを変えていきます。ISOオートはNGです。
F16やF22まで絞りたくない、またはF22まで絞っても明るすぎるという場合はNDフィルターを使うことになります。ND4など濃度が薄めのフィルターが使いやすいです。
○シャッタースピード
花火が上がってから、開き終わるまでレリーズボタンを押し続けます。また、好きなタイミングを選べますから、何枚か撮るうちにコツが掴めると思います。
○ピントの設定
撮影前に遠くの街灯やビルの窓明かりにAFでいつも通りピントを合わせた状態でMF(マニュアルフォーカス)に切り換えておけばピントがズレがなくなります。また、初めのうちの数発にAFでピントを合わせ、MFに切り替える方法もあります。
必ずMFにしておくことを忘れないことです。
ピントが決まったらマスキングテープなどでピントリングを固定するほうがよいと思います。手ぶれ補正もOFF(これ意外と忘れがちです)にします。
○長秒時ノイズ低減
花火写真を撮影する際は長秒時ノイズ低減を忘れずにオフにするようにしましょう。長秒時ノイズ低減とはシャッタースピードが長い写真に対してノイズ低減を行うための画像処理機能で…
- 長時間露光で撮影した写真1枚ごとに処理が行われる
- 処理には数秒~十数秒程度要する
- 処理が行われている間はシャッターが切れない
という特徴があります。
長時間露光が前提となる花火写真では一見ありがたい機能に思えるかもしれませんが、次々に打ち上がる花火に対してテンポよくシャッターが切れなくなるため、花火写真の撮影とは非常に相性の悪いという欠点があります。
貴重なシャッターを逃さないためにも、長秒時ノイズ低減の切り忘れには注意しましょう。
作例は、ニコンD7100で撮影したものです。
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