写真撮影のテクニック～ドラマチックな夕日・夕焼けを撮るⅡ
今回は、夕日や夕焼けを綺麗に写し撮る方法を紹介します。
夕日写真は、なかなか「見た目通りに撮れない」ということがよくあります。赤い色がなかなか出にくいなど、色合いに関する失敗が多いのも事実です。夕焼けの空はカメラが暗いものと認識するため、自動的に明るく写そうとします。そのためカメラの撮影モードをオートにすると、夕日らしい雰囲気が消えてしまいます。
どうすれば、見た目に近い色合いで撮影できるのでしょうか？実は、意外と簡単な方法で綺麗な夕日を撮ることができるんです。今回は、その方法を紹介します。
写真は、NikonD810、レンズはタムロンSP24－70 F/2.8で撮影しています。
夕日撮影の基本設定
撮影モード：A または Av（絞り優先）
絞り：F8.0
シャッタースピード：1/250秒
露出補正：－2.0
ISO感度：200
ホワイトバランス：曇天
一番のポイントは、露出補正をマイナスにすることです。マイナスにすることで、色合いが濃く表現されるため、夕焼けの空を美しく撮影することが可能です。思い切って、マイナス2.0あたりまで下げてみるのもいいと思います。
ISO感度は手持ち撮影する場合は、1／250になるようにISO感度をあげるのがいいと思います。
ホワイトバランスは、オートより「曇天」にすることで、写真に赤みを足すことができます。より夕日や夕焼けの雰囲気を強調するためには、曇天がいいと思います。RAWで撮影する場合は、オートでもかまいません。後で調整が可能です。
夕日ど真ん中の日の丸構図で撮ってしまいがちになりますが、上の写真のように、空を主題にするといいと思います。夕日は映っていませんが、参考になればと思います。
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