写真写真のテクニック~PLフィルター | 写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて

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写真写真のテクニック~PLフィルター

 

PLフィルターとは

 PLはPolarized Light(偏光)の略です。偏光膜を用いることで光の反射を抑えたり、逆に反射を増やしたりすることが出来るフィルターです。特に風景写真においては、作品を1ランクレベルアップすることができます。

 

 

 

風景撮影には必要

 PLフィルターには反射を抑える効果があります。 それを利用して、反射を除去すれば、青空や花、水の色や新緑、紅葉など被写体本来の色が見えてくるので、その結果、鮮やかな色表現が可能になるわけです。また、PLフィルターは効果の強弱を調整することができますので、色合いを好みに応じたものにすることができるのも素晴らしいところです。

 ファインダーをのぞきながら回転枠を回すことで青空のブルーが濃く(暗く)なったり薄く(明るく)なったりすることが感じられます。
 それに伴い、空と雲とのコントラストの強弱やその他の色も変わります。PL未使用、もしくはきちんと調整せずに効果が弱い状態で使うと空気中に浮かぶ水蒸気の反射によって「青空が薄く、コントラストが弱く」なってしまい浅い色の印象となります。(左側の写真)
 PLをきちんと調整して、最も効果が強い状態で使用すれば空気中に浮かぶ水蒸気の反射を抑えることができます。そうすると「青空が最も濃く、コントラストが強く」なり深い色表現になるという理屈です。同時に緑色が鮮やかになっています。(右側の写真)

 

 

PLフィルター装着時の露出

  PLフィルターを正面から見ると偏光膜の影響で黒っぽく見えます。これによってフィルター非装着時に比べると露出が2段階、落ちてしまいます。(商品によって1段階落ちのものも有ります)
 それは絞り優先モードでの撮影時だとシャッタースピードが遅くなることを意味します。カメラの露出計はTTL方式でレンズを通過してきた光の量を測っているので、フィルターを装着したからと言って特別な露出補正は必要ありません。
 しかし、シャッターが遅くなっていることに気付かず撮影をしているとカメラブレを起こすことがあります。PLフィルターを付けている時は、上記を意識してISO感度を高くする、もしくは三脚を使用することが必要です。
 また、実際にレンズを通過してきた光をそのまま見ている一眼レフカメラでは、フィルターを装着するとファインダーが暗く見えます。

 

PLフィルターの種類

 大きく分けて「C-PL(円偏光)フィルター」と「PL(偏光)フィルター」の2種類があります。

 「PL(偏光)フィルター」は、マニュアルフォーカスのフィルムカメラ用といえるもので、誤って購入してしまうと正しくオートフォーカスが作動しない、正しい露出が得られない等の不具合が起こることがありますので、必ず「C-PL(円偏光)」と明記があることを確認してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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