写真撮影のテクニック~ハーフNDフィルターで撮る月夜 | 写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて

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ムーンロード
 ムーンロードとは満月の日を含めた前後数日間、海面が月の明かりによって照らされた道のことを言います。
水平線から昇る月に合わせ、夜の海面に描かれる一筋の光の道。「ムーンロード」現象です。
体の奥に打ち寄せてくるようなさざ波の音を聴きながら、静かな夜の海辺に立って眺める風景は、幻想的な世界。真っ青な海と黒い夜空の中でひときわ輝く満月が描き出した光の道に祈りを託せば、願いごとが叶うとも言われています。この光景を見ることができるのは、満月の前後の数日間です。

 

普通に撮影すると、月の光量が多すぎるため、月のディテールが潰れてしまいます。下図参照

 

ムーンロードは綺麗に写っていますが、数秒のシャッタースピードでは月がうまく撮れません。

そこで、ハーフNDフィルターの出番となります。

 

ハーフNDフィルターとは ハーフNDフィルターは写真を写すときに、被写体の明暗差が大きいときに使います。特に撮影する被写体の明暗差が大きすぎ白とびや黒ツブレしてしまいがちなときに使用します。被写体の明るすぎる部分にハーフNDフィルターの暗い部分を当てて光を減光させて明暗差を少なくするようにして使用します。


上図のようなものをレンズの前に取り付けて使います。

 

フィルターの効果で、月の姿も綺麗に写し撮ることができています。

  ハーフNDフィルターは、風景を撮影するときにも有効です。例えば、朝日や夕焼け空は地上の風景との明暗差が大きく、空に露出を合わせると地上が黒くつぶれ、地上に露出を合わせると空が露出オーバーになり、せっかく焼けた空の色が失われてしまいます。このように明暗差が大きい場面こそハーフNDフィルターの出番となるわけです。

  ハーフNDフィルターは、上半分がND、下半分が透明になっており、明るい空の部分だけにND効果をかけることができます。しかし、NDと透明な部分の境界が直線だと、できあがった写真に明暗のムラが目立ちやすくなります。自然風景で使う場合は、山や木立など被写体に直線以外の部分があっても自然に見えるソフトグラデーションタイプが適しています。

 

 

シリーズ 「ワンランク上の写真を撮るために」

ワンランク上の写真を撮るために~構図で写真は変わる⑥(日の丸構図)

ワンランク上の写真を撮るために~構図で写真は変わる⑤(放射線構図)

ワンランク上の写真を撮るために~構図で写真は変わる④(対角線構図)

ワンランク上の写真を撮るために~構図で写真は変わる③(額縁構図)

ワンランク上の写真を撮るために~構図で写真は変わる②(四分割構図)

ワンランク上の写真を撮るために~構図で写真は変わる①(三分割構図)

ワンランク上の写真を撮るために~花火の撮り方

ワンランク上の写真を撮るために~レンズの特徴を生かす
ワンランク上の写真を撮るために~逆光を生かす
ワンランク上の写真を撮るために~光芒を幻想的に撮る
ワンランク上の写真を撮るために~夕日の色にこだわる
ワンランク上の写真を撮るために~レンズの汚れにシビアになる
ワンランク上の写真を撮るために~光を意識する

 

 

 

 

 

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