写真仕上げの裏技。RAWデータを生かす方法を紹介します。
買ったときからなにも設定してない場合は、JPEGになっています。
デジタルカメラには、レンズが捉えた光の情報をデジタルデータに変換する部品が搭載されています。その「イメージセンサー」が捉えた光の情報がそのまま記録されたものがRAW データです。「未加工」という意味から「RAW[ ロウ]( 生)」と呼ばれています。通常このRAWデータは、デジタルカメラ内でJPEGに変換してメモリに保存される仕組みになっています。
RAW データは光の強さの情報なので、そのままでは映像として見ることができません。そのため、パソコン上でRAW現像ソフトを使ってRAWデータを映像化して、JPEGやTIFFなどの画像ファイルに変換する必要があります。この変換作業を、銀塩フィルムの現像工程になぞらえて、RAW現像処理と呼んでいます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200625/07/jinando/5e/46/j/o0682040514779342639.jpg?caw=800)
カメラの設定にもよりますが、一般的にRAWデータは12ビットもしくは14ビット、対してJPEGは8ビットしかありません。ビット数が多いという事は色の情報が多いという事です。
色の情報量が多い分ファイル容量は大きくなってしまいますが、RAWデータにはメリットがたくさんあります。
【画像劣化が殆どない】
RAWは撮影時の色情報がそのまま残っている未加工データなので画像の劣化が殆どりません。JPEGは色情報の量を少なくして圧縮しているため、画像が劣化します。
【白飛び・黒つぶれが回復できる可能性が高い】
JPEGに比べるとRAWは色の情報が多い分、露出やコントラストなどレタッチできる範囲が大きいのがメリットです。白飛びや黒つぶれだと思っていた部分も、目には見えない色階調が残っていて、ある程度なら復元できる場合が多いです。
上図の左側がJPEGで保存されたもので、右側がRAWデータを現像ソフトで完成させたものです。
黒つぶれしている部分が多いJPEGと比べると、一目瞭然です。
【ホワイトバランスを調整できる】
RAWデータだと後からホワイトバランスを自由に変更できるので、撮影する度にわざわざ設定する必要がなく失敗も少なくなります。JPEGの場合は撮影した時のホワイトバランス設定で画像処理が施されてしまう為、後からの調整が困難になります。
いいことばかりのRAWデータですが、非常にデータ量が大きくなりますので、保存するメディアに注意が必要です。私の保存設定は、「JPEG+RAW」ですので、JPEGデータが6メガバイトほど、RAWデータは30メガバイトを軽く超えてしまいます。1ショットで40メガバイトの大きさになります。
最近の保存メディアは、容量が大きいものがたくさんありますので、それほど問題ということではありません。
私は、買い切りのLuminar 4を使っています。このソフトは、ソフトウェア開発会社「Skylum(スカイラム)」が制作した画像編集ソフトです。「AI(人工知能)」が搭載されていおり、様々な現像ができます。
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