●電験三種にチャレンジ
令和2年、令和3年で、電験三種にチャレンジしました。
令和2年は、電力、機械、法規に合格。
令和3年は、理論を受験して、自己採点で60点です。
これまでに、勉強した経過を以下のようにまとめています。
【令和2年の電験三種 3ヵ月間の勉強経過】
初日は こちら
2週目の「勉強開始から2週間。大きな誤算」は こちら
3週目の「理論のインダクタンスについて理解したこと」は こちら
4週目の「理論が一通り完了。コンデンサーのエネルギーについて理解したこと」は こちら
5週目の「機械の勉強をスタートしつつ、ローレンツ力を復習」は こちら
6週目の「機械が分からなかったので理論に戻って三相交流を勉強」は こちら
7週目の「機械のAND回路について理解したこと」は こちら
8週目の「全科目合格を目指す戦略」は こちら
9週目の「電力は正誤問題でトレーニング」は こちら
10週目の「全科目一通り完了」は こちら
11週目の「期待と失望」は こちら
12週目の「法規の過去問を7年分解いてみた結果」は こちら
13週目の「受験票が届く。でも合格レベルに到達できそうにない」は こちら
14週目の「ラストスパート」は <span style="color:#ff0000;">こちら</span>
15週目の「試験本番(15週間勉強で挑んだ試験の手応え)」は こちら
「驚きの自己採点の結果」は こちら
「合格発表」は こちら
【令和3年の電験三種 理論の勉強】
「理論の自己採点をした結果」は こちろ
●どれくらい勉強すればいいのか?
令和2年度、全科目合格を目指し、僕は、3か月で570時間くらい勉強したと思います。
勉強時間の内訳と得点ですが、以下のとおりです。
①理論 160時間 50点
②電力 160時間 60点
③機械 160時間 60点
④法規 90時間 71点
令和2年度は、理論だけです。僕は、10か月間を勉強しました。
ただ、4か月は参考書をパラパラと読んで、6か月は集中して問題を解いたと思います。
最初の4か月間が一日20分、後半の6か月間が一日2時間だとしたら、トータルで420時間です。
めちゃくちゃ勉強したと自負しています。
勉強時間の自己採点の得点は、以下のとおりです。
①理論 420時間 60点
令和2年が570時間、令和3年が420時間、2年間でかけたのは、約1000時間です。
ただし、1回目の理論と2回目の理論が重複しています。
というわけで、合格するためにトータルで何時間勉強する必要があるか?という問われたら、
知識ゼロからでも、トータルで800時間 あれば、何とかなるって答えることになりますね。
(今年は自己採点で60点ですから、もしもマークミスがったら不合格なので、その時は、恥ずかしいことになります)
ところでです。
僕が理論にかけた時間は、トータルで580時間。その結果、60点。
法規にかけた時間は、トータルで90時間。その結果、71点。
これだけ見ると、理論は難しい。法規は簡単ということになりますね。
僕の周りの他の受験生に聞いてみたところ、
理論、機械は基本的に難しい。法規、電力は年度によって異なるが比較的簡単
というものでした。
僕も同じ印象です。
一方、過去5年間の各科目の平均合格率を計算したところ、
理論 19.1%
電力 17.3%
機械 20%
法規 16.4% でした。
理論、機械の合格率は高く、法規、電力の合格率が低いです。
これは、僕らが受験した際の印象と、まったくの真逆です。
なぜ、こんなことが起こるのか?
ここからは、僕の見解です。
理論と機械は理解するのが難しい。だから、時間をかけて真剣に勉強する。その結果、合格率が高くなる。
特に、理論は最初の科目なので、多くの人がちゃんと勉強をして受験する。
法規と電力は理解しやすい、だから、勉強に時間をかけない。その結果、勉強不足で受験して、合格率が低くなる。
特に、法規は最後の科目なので、多くの人があまり勉強せずに受験している。
結果的に、難易度は高くないが、合格率が低くなる。
そんな風に思いました。
もし、そうなのであれば、今後の受験対策を考える上で、一つの戦略が浮かび上がります。
来年度から受験機会が増え、1年に2回になります。
難しい科目と簡単な科目を組み合わせたらいいと思います。
具体的には、
上半期で、難しい「理論」と容易な「電力」 に挑む。勉強時間として、400時間前後を確保する。
下半期で、難しい「機械」と容易な「法規」 に挑む。勉強時間として、400時間前後を確保する。
1年間を通じて勉強するつもりで、試験に挑めばいいような気がしますね。
電験三種はどれくらい勉強すればいいのか?
400時間×2回が一つの目安です。
もちろん、800時間×1回で、全科目一発合格するのが理想ですがね。
何にせよ、頑張って時間を作って、問題を繰り返し解いて、解き方を憶える、これにつきますね。
※【電験の勉強】1つ前は こちら