【電験7】機械のAND回路について理解したこと | 新見一郎

新見一郎

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。

今日で7週間が経過しました。

 

●機械(AND回路)

AND回路やNAND回路が最初にある場合、絞り込みができます。

例えば、以下の図は、最初にNAND回路があります。

この場合、AとBの組み合わせは4パターンあります。以下のとおりです。

 パターン1(A=0、B=0) : A×B=0。 0を否定するので1。

 パターン2(A=0、B=1) : A×B=0。 0を否定するので1。

 パターン3(A=1、B=0) : A×B=0。 0を否定するので1。

 パターン4(A=1、B=1) : A×B=1。 1を否定するので0。

NAND回路の場合、4つのうち3つが同じ数値になります。

つまり、パターン1〜3は最初の時点で全て1になりますから、上図の回路の出力Xは、全て同じ数値になります。

パターン4だけ、パターン1〜3と反対の数値になります。

 

この問題の選択肢は、次のとおりでした。

この問題の答は(3)です。

 

先程説明したとおり、最初がNAND回路ですから、パターン1(1行目)〜パターン3(3行目)が同じ数値になるはずです。

これに該当する選択肢は、(3)と(5)だけです。

つまり、(3)と(5)にA=0、B=0 を入れて、出力Xが0になるか1になるか確かめれば、答にたどり着けるわけです。

ところが、この問題の場合、フィードバックが含まれているので、これはやっかいです。

解き方がわからないかもしれません。

試験本番は、(3)と(5)、どちらが正答っぽいかを考えることになります。

(1)が0・1・1・1、(2)が0・0・1・1、(3)が0・0・0・1です。これら3つが似ています。

(4)が1・1・0・0、(5)が1・1・1・0です。これら2つは似ています。

出題者の立場で考えると、(3)と(5)の選択肢どちらが正答っぽいかというと、(3)ですね。

これは問題が解けない時のテクニックですけど、回路の問題は、最初に注目するのがコツですね。

 

 

●進捗

勉強をはじめてから7週目です。

参考書は『みんなが欲しかった電験三種』で、これまでに勉強したのは以下のとおりです。

 

①理論 = 直流回路・静電気・電磁力・交流回路・三相交流回路・過渡現象・電子理論・電気測定(※一応全部勉強した)

②電力 = 水力・火力・原子力・その他発電・変電所・送電・地中電線・電気材料・線路計算・電線たるみ (※電力計算、配電は勉強してない)

③機械 = 直流機、変圧器、誘導機、同期機、自動制御、パワーエレクトロニクス、情報

④法規 = 電気事業法・その他関係法規

 

「機械」の誘導機、同期機、自動制御、パワーエレクトロニクス、情報の勉強をしました。

今週は頑張りました。

ただ、パワーエレクトロニクスは相当難しいです。

解説を読んでも理解できない問題が多数あります。

パワーエレクトロニクスを身につけるためには、専門書が必要ですね。

試験までに時間がないので、理解できるところだけ解き方を憶えたいと思います。

 

このペースで行けば、今週末に「機械」が終わります。

これはこれで、嬉しいことですが、「機械」については、相当な回数、問題を解かないと解き方が頭に染み込みません。

試験本番で得点できるようになるのは、まだまだ先です。

引き続き、頑張っていきたいと思います。

 

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