【電験5】機械の勉強をスタートしつつ、ローレンツ力を復習 | 技術士を目指す人の会

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勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。

今日で5週間が経過しました。

 

●理論(電子理論)

ローレンツ力について、正誤問題を作ってみました。

 

真空中において磁束密度B(T)の一様な電界の中を、下図のように、質量m、電荷-(C) の電子が、紙面の下方向に速度vで移動している。フレミング左手の法則により、ローレンツ力F(N)が働き、電子は半径r(m)の円運動をしている。

 

この時、

(1)電界の向きは、紙面の裏から表方向である。       【 正 ・ 誤 】

 

(2)電子にかかる電磁力FAの大きさは、F=Bve  である。 【  正 ・ 誤 】

 

(3)電子の遠心力の大きさは、F=(1/2)*(mv^2/r)   である。 【  正 ・ 誤 

 

 

答は、以下のとおりです。

 

(1)誤 (2)正 (3)誤

 

 

この問題、平成24年の理論のNo12に手を加えたものです。

補足説明をしておきます。

 

(1)について

電子の動く方向と、電流が流れる方向は逆です。

フレミング左手の法則を使って、ローレンツ力のかかる方向を導き出す時は、気をつけましょう。

電流は人差し指で、紙面の上向き。

電磁力は親指で、紙面の左向き。

磁界は人差し指で、紙面の表面から裏面です。

(2)について

これがローレンツ力ですね。

(3)について

電子の遠心力はmv2/rです。

運動エネルギーが1/2×mv2なので、勘違いをしやすいですね。気をつけましょう。

 

偉そうに解説をしてみましたが、残念ながら、理論的な部分については勉強を深めていません。

まだまだです。

ただ、こうした問題は出題者が好きなので、要注意ですね。

 

●進捗

勉強をはじめてから5週目です。

参考書は『みんなが欲しかった電験三種』で、これまでに勉強した科目は以下のとおりです。

 

①理論 = 直流回路・静電気・電磁力・交流回路・三相交流回路・過渡現象・電子理論・電気測定(※一応全部勉強した)

②電力 = 水力・火力・原子力・その他発電・変電所・送電・地中電線・電気材料・線路計算・電線たるみ (※電力計算は勉強してない)

③機械 = 直流機

④法規 = 電気事業法・その他関係法規

 

「機械」の勉強がスタートしました。

「機械」は、かなり難しいですね。

直流回路が終わりました。

直流回路も難しいのですが、変圧器はもう大変です。

かなり難しいです。

一気にペースダウンです。

これは愚痴ですが、過去問の解説と参考書の本文を見比べても、いまいち理解できないです。

これはやっかいです。

7月の1か月間で「機械」をクリアーするのは無理そうなので、「法規」の勉強時間が足りなくなるかもしれません。

 

ただ、一つ言えることですが、「理論」と「機械」を同時に勉強しなくてよかったです。

そんなことをしてたら、頭の中がパニックになって、電験の勉強が嫌いなるところでした。

僕は、「理論」を勉強しながら、箸休め的に「電力」を勉強していました。これは、丁度よかったです。

第5週目を終わり、ここで気持ちが折れないよう、がんばっていきたいと思います。

 

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