電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。
今日で5週間が経過しました。
●理論(電子理論)
ローレンツ力について、正誤問題を作ってみました。
問
真空中において磁束密度B(T)の一様な電界の中を、下図のように、質量m、電荷-e(C) の電子が、紙面の下方向に速度vで移動している。フレミング左手の法則により、ローレンツ力F(N)が働き、電子は半径r(m)の円運動をしている。
この時、
(1)電界の向きは、紙面の裏から表方向である。 【 正 ・ 誤 】
(2)電子にかかる電磁力FAの大きさは、F=Bve である。 【 正 ・ 誤 】
(3)電子の遠心力の大きさは、F=(1/2)*(mv^2/r) である。 【 正 ・ 誤 】
答は、以下のとおりです。
(1)誤 (2)正 (3)誤
この問題、平成24年の理論のNo12に手を加えたものです。
補足説明をしておきます。
(1)について
電子の動く方向と、電流が流れる方向は逆です。
フレミング左手の法則を使って、ローレンツ力のかかる方向を導き出す時は、気をつけましょう。
電流は人差し指で、紙面の上向き。
電磁力は親指で、紙面の左向き。
磁界は人差し指で、紙面の表面から裏面です。
(2)について
これがローレンツ力ですね。
(3)について
電子の遠心力はmv2/rです。
運動エネルギーが1/2×mv2なので、勘違いをしやすいですね。気をつけましょう。
偉そうに解説をしてみましたが、残念ながら、理論的な部分については勉強を深めていません。
まだまだです。
ただ、こうした問題は出題者が好きなので、要注意ですね。
●進捗
勉強をはじめてから5週目です。
参考書は『みんなが欲しかった電験三種』で、これまでに勉強した科目は以下のとおりです。
①理論 = 直流回路・静電気・電磁力・交流回路・三相交流回路・過渡現象・電子理論・電気測定(※一応全部勉強した)
②電力 = 水力・火力・原子力・その他発電・変電所・送電・地中電線・電気材料・線路計算・電線たるみ (※電力計算は勉強してない)
③機械 = 直流機
④法規 = 電気事業法・その他関係法規
「機械」の勉強がスタートしました。
「機械」は、かなり難しいですね。
直流回路が終わりました。
直流回路も難しいのですが、変圧器はもう大変です。
かなり難しいです。
一気にペースダウンです。
これは愚痴ですが、過去問の解説と参考書の本文を見比べても、いまいち理解できないです。
これはやっかいです。
7月の1か月間で「機械」をクリアーするのは無理そうなので、「法規」の勉強時間が足りなくなるかもしれません。
ただ、一つ言えることですが、「理論」と「機械」を同時に勉強しなくてよかったです。
そんなことをしてたら、頭の中がパニックになって、電験の勉強が嫌いなるところでした。
僕は、「理論」を勉強しながら、箸休め的に「電力」を勉強していました。これは、丁度よかったです。
第5週目を終わり、ここで気持ちが折れないよう、がんばっていきたいと思います。
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