【電験10】全科目一通り完了 | 技術士を目指す人の会

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勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。

今日で10週間が経過しました。

 

●機械(分巻発電機)

「機械」の直流機の分巻についてです。

 

H18の問15が良問でした。紹介します。

問題文は以下の通りです。

 

 

問題文に定格出力、定格電圧というフレーズがあります。

これが問題を解くためのカギになります。

定格出力をPとし、定格電圧をVとします。

P=V  Iz です。

このため、Iz=P/V が成立します。

 

界磁抵抗rは、負荷と並列ですから電圧はVです。

V=Ir×r です。

このため、Ir=V/r が成立します。

 

I=Iz+Ir です。

このため、I=P/V+V/r が成立します。

 

E=V+IRです。

このため、E=V+R(P/V+V/r) となります。

 

問題文より、

V=220V

P=100000W

r=57.5Ω

R=0.05Ω

です。

 

これら数値をE=V+R(P/V+V/r)に入力すると、

E=243V

になります。

 

この問題は、並列回路と直列回路、負荷と電流・電圧の関係、抵抗と電流・電圧の関係、電圧降下に関する知識が必要ですね。

基本的な問題ですが、受験生の理解度を試す良い問題だと思います。

 

●進捗

勉強をはじめてから10週目です。

参考書『みんなが欲しかった電験三種』で、①理論、②電力、 ③機械、 ④法規、一通りの勉強が終わりました。

付属の過去問ですが、1回やったので、2回目に挑戦中です。

今週は、電力、機械、理論をやりました。もちろん、全部の問題を解く時間も実力もありません。難問を避けつつ飛ばし飛ばしです。

一番やっかいなのは機械ですね。解き方を完全に忘れていますね。残念ながら、簡単な問題ですら解けませんでした。

機械の難しさは、直列機、変圧器、誘導機、同期機、全て解くポイントが異なることにあります。

簡単な問題でも、ポイントの見極めができないので、問題文を読んでも、使うべき公式と解き方が頭に思い浮かびません。

いくつか問題を解けば、内容を思い出すことができるんですが、試験本番で点数を取れるようなレベルではありません。

頭に染み込むまで、繰り返し解くしかないわけです。

それから、理論ですが、こちらは簡単な問題は解けます。

でも、辛抱強く計算する必要がある問題は、厳しいですね。

計算途中で心が折れます。試験本番はしんどいだろうなぁって思います。

こちらも慣れるしかないようです。

一方、電力ですが、機械、理論に比べると比較的楽ですね。

何となくの知識があれば、多くの問題を消去法で正答できます。

電力計算はしんどいですがね。

 

お盆に突入します。

今週は、法規をやりつつ、理論、機械の復習を頑張ります。

 

※【電験の勉強】1つ前は こちら