電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。
今日で10週間が経過しました。
●機械(分巻発電機)
「機械」の直流機の分巻についてです。
H18の問15が良問でした。紹介します。
問題文は以下の通りです。
問題文に定格出力、定格電圧というフレーズがあります。
これが問題を解くためのカギになります。
定格出力をPとし、定格電圧をVとします。
P=V Iz です。
このため、Iz=P/V が成立します。
界磁抵抗rは、負荷と並列ですから電圧はVです。
V=Ir×r です。
このため、Ir=V/r が成立します。
I=Iz+Ir です。
このため、I=P/V+V/r が成立します。
E=V+IRです。
このため、E=V+R(P/V+V/r) となります。
問題文より、
V=220V
P=100000W
r=57.5Ω
R=0.05Ω
です。
これら数値をE=V+R(P/V+V/r)に入力すると、
E=243V
になります。
この問題は、並列回路と直列回路、負荷と電流・電圧の関係、抵抗と電流・電圧の関係、電圧降下に関する知識が必要ですね。
基本的な問題ですが、受験生の理解度を試す良い問題だと思います。
●進捗
勉強をはじめてから10週目です。
参考書『みんなが欲しかった電験三種』で、①理論、②電力、 ③機械、 ④法規、一通りの勉強が終わりました。
付属の過去問ですが、1回やったので、2回目に挑戦中です。
今週は、電力、機械、理論をやりました。もちろん、全部の問題を解く時間も実力もありません。難問を避けつつ飛ばし飛ばしです。
一番やっかいなのは機械ですね。解き方を完全に忘れていますね。残念ながら、簡単な問題ですら解けませんでした。
機械の難しさは、直列機、変圧器、誘導機、同期機、全て解くポイントが異なることにあります。
簡単な問題でも、ポイントの見極めができないので、問題文を読んでも、使うべき公式と解き方が頭に思い浮かびません。
いくつか問題を解けば、内容を思い出すことができるんですが、試験本番で点数を取れるようなレベルではありません。
頭に染み込むまで、繰り返し解くしかないわけです。
それから、理論ですが、こちらは簡単な問題は解けます。
でも、辛抱強く計算する必要がある問題は、厳しいですね。
計算途中で心が折れます。試験本番はしんどいだろうなぁって思います。
こちらも慣れるしかないようです。
一方、電力ですが、機械、理論に比べると比較的楽ですね。
何となくの知識があれば、多くの問題を消去法で正答できます。
電力計算はしんどいですがね。
お盆に突入します。
今週は、法規をやりつつ、理論、機械の復習を頑張ります。
※【電験の勉強】1つ前は こちら