【電験9】電力は正誤問題でトレーニング | 技術士を目指す人の会

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勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。

今日で9週間が経過しました。

 

●電力(調相設備)

「電力」の調相設備についてです。

 

H13の問6が良問でした。

以下の中から誤りを答えるものでした。

 

 

せっかくなので、この問題を少しアレンジして、正誤問題にしたものを紹介します。

 

【問題】次のQ1〜Q5の正誤問題を答えよ。

Q1 負荷時タップ切替変圧器のタップを切り替えることで、無効電力を調整できる。

 

Q2 重負荷時は、進み力率になりやすいので、これを調整するため電力用コンデンサーを接続した。

 

Q3 軽負荷は、分路リアクトルを接続することで、無効電力を調整できる。

 

Q4 負荷に応じて同期調和器の電機子電流を調整した。

 

Q5 静止型無効電力補償装置(SVC)は、半導体スイッチにより進み力率を調整できるが、遅れ力率は調整できない。

 

【答】

Q1 誤

=変圧器のタップは、電圧を調整するのであって、無効電力を調整するものではない。

 

Q2 誤

=重負荷は、遅れ力率になるので、これを進めるためにコンデンサーを接続する。 

 

Q3 正

=軽負荷は、進み力率になるので、これを遅らせるためにリアクトルを接続する。

 

Q4 誤

=同期調整器は、固定子の界磁電流を増減することで無効電力を調整する。

 

Q5 誤

=静止型無効電力補償装置(SVC)は、半導体スイッチにより、進み力率、遅れ力率の両方を調整できる。

 

●進捗

勉強をはじめてから9週目です。

参考書『みんなが欲しかった電験三種』で、これまでに勉強したのは以下のとおりです。

 

①理論 = (※全部終了)直流回路・静電気・電磁力・交流回路・三相交流回路・過渡現象・電子理論・電気測定

②電力 = (※全部終了)水力・火力・原子力・その他発電・変電所・送電・地中電線・電気材料・線路計算・電線たるみ・電力計算・配電

③機械 = (※全部終了)直流機・変圧器・誘導機・同期機・自動制御・パワーエレクトロニクス・情報・照明・電熱・電動機応用・電気化学

④法規 = (※全部終了)電気事業法・その他関係法規・電気設備技術基準・電気施設管理

 

「法規」の電気設備技術基準・電気施設管理の勉強をしました。

というわけで、「理論」、「電力」、「機械」、「法規」、全科目勉強しました。

電気の専門知識ゼロで勉強を開始して2か月、何はともあれ、一通りの勉強をしました。

「一通りの勉強が終わって感慨深い」という気持ちもありますが、正直、不安の方が強いです。

ここからの勉強は、問題を解けば解くほどに、やったのに憶えていない、時間内に解けない、イマイチ解らないという状況が待ち構えているからです。合格するためには、乗り越えなければならない壁です。

ここからが真の試験勉強です。

あと1か月半、頑張ります。

 

※【電験の勉強】1つ前は こちら