人材育成の裏側を知って、社員教育を成功させよう!

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  • 03Apr
    • 気合の入った研修が大笑いの研修に激変の画像

      気合の入った研修が大笑いの研修に激変

      四国のある企業様の研修を十数年にわたり担当させていただいています。こちらの会社、現社長も含めて部長職以上の方々はかつて、とてもハードな研修を受講していました。そのため、各階層別の研修においてもスパルタ式の研修内容が組み込まれていました。ここ数年はだいぶ緩和されていましたが、入社式後の新入社員研修では一部その面影が昨年までは残っていました。2019年度は人事のご担当が異動されたこともあり、事前に入念に打ち合わせを重ねました。結果として、従来の合宿研修のスタイルは継続することになりました。しかし、朝の6時から午後9時までの超過密スケジュールのハードな研修スタイルは変更することになりました。働き方改革の影響もあり、時間外労働の観点からも世の中の流れに合わせる形となりました。同じ宿泊施設を使って、他の会社様も新入社員研修を行っていました。休憩時間にグランドに目を向けると、陸上自衛隊の基本教練をそのまま行っている某建設関係の会社様の声が響いていました。また、接客サービス業で地元では有名なグループ企業の新入社員研修でも廊下にまで響き渡る声で「ハイ」と返事を連呼させていました。われわれは、メリハリを利かせた研修を行い、厳しい中にも大笑いがありしかも効果が上がる研修を展開していきました。写真は、チーム対抗のバランスゲームです。チームが輪になってそれぞれ人差し指を出して隣の人との指の上にボールペンを乗せて三回膝屈伸をする単純なゲームなのですが、大盛況でした。研修中、ボソボソ声や模様眺めを決め込んでいた人も爆笑したり、励ましあったり、出来た時の歓声があったり体育館全体が大盛り上がりでした。担当講師としては予想以上の反響に戸惑いましたが、全員が一体感を感じる瞬間でもありました。各自の目標に向かって邁進していくことを期待しています。頑張れ!!

  • 28Feb
    • 先入観を持って部下や後輩を見るなと言っているのにの画像

      先入観を持って部下や後輩を見るなと言っているのに

      このところ、部下育成や後輩指導に関する研修を立て続けて担当しました。研修のレジュメにも記してあるワードなのですが、部下や後輩に対して先入観を持って見ないように指導しています。講義中は受講生の方にそのような内容を話している自分が、先入観を持って受講者の方を見てしまっていました。研修開始時から、目つきの悪い人が一人いました。簡単な質問を投げかけると、他の受講生は素早く返答してくれます。一人だけ、返答がありません。初めは、気になりませんでした。しかし、時間の経過とともにとても気になりました。その内、この人はやる気がなく嫌々研修に参加しているのかと思うようになってしまいました。貴重な時間を費やして研修に参加しています。名札を見るとはるばる北海道の拠点から研修に参加している人でした。手を変え品を変えコミュニケーションを図ってみましたが、無反応にプラスして無表情の姿勢は変わりませんでした。休憩中、一人でリラックスルームで休んでいました。すると、その方が「お疲れ様です」と声をかけてきました。一瞬、自分の目を疑いました。何故なら、受講生の中で一番姿勢態度が悪いと決めつけていた受講生だったからです。込み入った話はしませんでしたが、話をしてみると悪気がないことは伝わってきました。どうやら普段から仏頂面の方のようでした。気になり、グループワークやロープレの状況を観ていると、グループの中では結構意見を言っていました。ロ-プレの場面でも、与えられた役割を演じきっていました。研修講師としてまだまだ人を見る目がないことに気が付きました。聖人君子には程遠い、小人(しょうじん)の研修講師なんだと改めて痛感しました。自分自身の人間力・人間性をもっと磨かなければと思った研修でした。

  • 26Feb
    • 人さまに話をすることでお金をいただく職業の画像

      人さまに話をすることでお金をいただく職業

      研修講師という職業は、ある意味人さまの前で話をしてお金をいただいています。その意味では、講談師や漫才師のようにプロのはなし家といえるのかと最近ふと考えることがありました。デフレの時代は、床屋さんに行くのにも極力節約していました。1000円カットのお店が近隣に数店舗あり、気分で通っていました。昨年から、身だしなみに少し注意する目的もありサービスの良い少し高めの床屋さんに通っています。毎回行くたびに人間模様を垣間見ることがあります。私以外のお客様は、来店時から退店するまで髭を剃っている時以外はほぼしゃべりまくっています。理容師の方々も、相槌をうったり質問したりそれぞれのお客様に合わせています。私は初回の時から、話しかけられないように目をつぶっています。理容師の方も気を使ってくれ必要最低限のこと以外は話しかけてきません。先日も予約を入れてその床屋さんに行きました。オフィス街にある床屋さんなので、サラリーマンがほとんどです。アメリカに出張してきた話の人インフルエンザに罹患して大変だった人子供さんの自慢話に終始していた人など様々でした。理容師の方々も大変だなと思いました。ふと、なんで私はしゃべらないようにしているのか考えてみました。するとある結論が見えてきました。弊社の場合、この時期は既に繁忙期のため、ほぼ毎日どこかの会社様で研修を担当しています。朝から夕方までしゃべり続けています。たいていの場合、研修一日あたりいくらと計算してお客様にご請求させていただきます。それを時間単価に割り戻してみました。床屋さんにいる時間はおよそ一時間です。他のお客様のように一時間無料でしゃべるような気力は私にはないことが分かりました。また、お金をいただかないのにしゃべること自体あり得ないことだとも感じました。何だか複雑な気持ちになりました。そういえば、私の周りにいる研修講師の方々は寡黙な方が多いことに気が付きました。研修中は皆さん別人です。マシンガントークの講師もいます。バルカン砲トークの講師もいます。研修後にお疲れ様会を行っても、他の集団より間違いなく静かです。これも講師病なのかと思いました。

  • 25Feb
    • 周りのことはお構いなしの大先生の画像

      周りのことはお構いなしの大先生

      先日、セミナーに参加した時に奇妙な体験をしました。紹介したいのは周りにお構いなしの大先生がいたことでした。ご自身で会社を経営している方で、人に指導する立場にある方でもありました。たまたま座った席が隣り合わせていました。好むと好まざるとにかかわらず、隣の方とお話をする機会が多くありました。初めは気難しい人なのかなと、表情から感じました。しかし、先入観は持たずに世間話をしたりしました。セミナーの中で、ペアでトレーニングする時間がありました。かなりの緊張状態にもあるようでトレーニングのたびに、手が震えていました。声も急にか細い声になっていました。一生懸命聞き役に回ったのですが、どうしても聞き取れません。しかたなく、椅子と椅子の距離を詰めたりもしました。一方で、休憩中はご自身の自慢話を一方的にしてきます。しかも、トレーニングの時の2倍以上の声量です。セミナーの内容にアクティブリスニングの項目もありましたので、休憩中も聞き役に回りました。トレーニングの時間中より、休憩中の自慢話を聴いている時間のほうが私にはセミナーの効果を図ることが出来ました。物は考えようなので、プラス思考で取り組みました。しかし、どうしても我慢できないことがありました。セミナー中は飲食禁止、携帯電話使用禁止となっていました。この大先生、お構いなくA4くらいの大きさのアーモンドの入った袋を椅子の横に置き、ボリボリ食べていました。初めは気にならなかったのですが、匂いも漂ってきました。さらに、ご自分のカバンは開けっ放しで中が丸見えで私の椅子にもたれかけるように置いています。着ていた上着を椅子の下に丸めて置いてあるのですが、袖が後ろの人のスペースにかなりはみ出していました。また、携帯使用禁止を都合の良いように解釈してスマホだからとブツブツ言いながらラインを時々行っていました。いるんだなぁ、このような大先生がと思いました。反面教師にさせていただきました。

  • 24Feb
    • 一人の受講生としてあるセミナーを受講中の画像

      一人の受講生としてあるセミナーを受講中

      今週は月曜日から金曜日まで某企業様の研修を担当していました。この土日は、立場を逆転させあるセミナーを一人の受講生として受講しています。トータルで10日間の資格取得を目的とした研修です。以前から聞いたことがある内容ではありました。しかし、自分には全く関係ない領域と勝手にブロックしていました。今回、必要に迫られたこともありますがようやく受講する機会に恵まれました。講師の方はその道の第一人者の方です。超がつく人気講師のためスケジュールが過密とのことです。そのため、10日間通して担当するのは今回が最後とのセールストークがあったことも受講するきっかけの一つになりました。私の周りには、以前にこの資格を取得して活躍している方が数名います。中には上海にオフィスを構えている人もいます。私の場合はその資格を活かして業務拡大を目指しているのではありません。資格取得するプロセスの中にある、研修コンテンツを知りたかったことが本当の目的です。そのため、再三にわたり主催者の方にこちらの意図を説明し了承をいただいたうえでの受講となりました。このことも受講する決め手となりました。通常、研修講師をしていると同業者とみなされセミナー受講を不許可と判断される場合もあります。そのため、事前にしつこいくらいの確認をさせていただきました。たまたま、担当講師の方がおられ事情を説明すると「ウエルカム」と仰っていただきました。午前10時から午後6時まで、講義ありグループ討議あり、ロープレありと飽きさせない仕組みが盛りだくさんでした。知らないことばかりなので、文字通り勉強になりました。まだあと8回も学ぶ機会があります。これからパワーアップしていく自分が楽しみでもあります。そして、資格取得の暁には弊社の研修プログラムに追加することも出来ます。謙虚な気持ちを忘れずに、師の教えを体得していきます。

  • 23Feb
    • バージョンアップしていたら、10頁が41頁に増量の画像

      バージョンアップしていたら、10頁が41頁に増量

      毎年、3月になると数社の社内講師向けの研修を担当します。その目的の大部分が、新入社員を迎え入れる準備のためと新入社員研修をスムーズに進めるためです。ここでも会社様によって様々な考え方があります。社内講師に新入社員研修の全てを担当させる会社。新入社員研修の大部分を外部の研修会社に依頼する会社。入社式後の導入教育を研修会社に依頼して、社会人としての基礎固めを行ってから社内の人材育成マニュアルに沿って社内講師が教育を担当する会社などがあります。弊社で社内講師のための教育を担当する場合、いずれのパターンの会社様があります。そのため、社内講師向けの研修も各社によって研修内容が大きく異なっています。先日、ある会社様と事前お打合せを行いました。その会社様の本気度が伺える場面でもありました。こちらは私一人なのに対して、人材育成部門の責任者から管理・監督者まで総勢8名でした。当初、1時間のお打合せの予定でした。しかし、途中集休止を挟んで2時間半近くいろいろなやり取りを行いました。昨年までは、担当の課長が「去年と同じ内容でいいです」とメールで連絡して来るだけでした。部門長が変わり、担当の課長も交代したことで事前の打ち合わせから様変わりしました。そして、ご要望事項も倍増しました。研修時間内に出来ることと、今後の検討課題も含まれていました。打合せ終了後から、研修講師としての腕の見せ所です。いただいた情報を書き出し、テーマ別に分類して遂行しました。すると、昨年度まで10頁だった研修資料が40頁になってしまいました。削るところがないか検討しましたが、見つかりません。担当する別の講師の意見も聞きましたが、やはり40頁が妥当との判断に至りました。仮に確定し、今度はテーマごとのタイムスケジュールを割り振っていきました。どう考えてもある部分だけ2倍速のスビートで講義をしないと時間内に収まりません。しかし、どうしても割愛できない重要ポイントです。本番では受講する社内講師の方々に対して、研修開始前に「覚悟して受講するように」と脅かしてから研修を開始しなければならない感じです。何だか今からワクワク感が止まりません。

  • 22Feb
    • 気合十分なのに確認テストでは惨憺たる結果の画像

      気合十分なのに確認テストでは惨憺たる結果

      企業規模が大きくなると、年次教育も頻繁に行われる場合があります。ある会社様の研修での出来事です。ある年次の基礎研修の領域を担当しました。前期組が10クラス、後期組が10クラスありました。合わせて20クラスを私が一人で担当しました。実施している研修内容は同一の2日間のカリキュラムです。しかし、進捗状況や理解度は千差万別でした。こちらの会社様は社員教育にとても力を入れています。各クラスに必ず社内インストラクターが担任のような形で帯同しています。そのため、事務的なことは一切社内インストラクターの方が行いますので研修担当講師は文字通り研修に集中できます。朝礼を行い、研修を開始します。入念に健康チェックも行います。冬の時期には、予防のため全員マスクを着用します。先日、とても特徴のあるクラスを担当しました。開講日の朝、教室に入った瞬間「おはようございます」と今まで聞いたことがないような教室全体に響き渡る声で挨拶がありました。気合十分でした。後方に待機している社内インストラクターの方の表情を見ると満足気でした。恐らく、事前に皆さんのねじを巻いていたことが想像出来ました。社内インストラクターの方々も年間を通すと何回かブラッシュアップのために社内インストラクター研修があります。この日のインストラクターは前回の社内インストラクター研修で△の評価を私からされた方で汚名挽回のチャンスと思っているようにも見て取れました。傍観の姿勢は一切なく、教室内を巡回しては細かな注意指摘を与えていました。その影響が受講者の方々にも伝わっていました。期待に応えようと必死でした。相乗効果が出ていました。2日目の最後に進捗を確認するための確認テストがあります。各クラスの平均点を計算して、発表しています。このクラスはさぞかし高得点をたたき出すことと内心思っていました。しかし、あろうことか全クラスの最低点でした。気合と理解度は比例していませんでした。ガッッと気合と根性だけでは何ともなりませんでした。この反省を踏まえてさらに前向きに取り組むことが容易に予想できるクラスでした。

  • 21Feb
    • 知らない世界、未知との遭遇の画像

      知らない世界、未知との遭遇

      独立創業時は今以上に外部のセミナーを受講したり、著名人の講演会に参加していました。そして、毎回感じていたことなのですが「世の中のことを知らない」と強く思いました。人材育成に関することしか勉強していなかったために知識が偏りすぎていたのかもしれません。そこで、国家資格や公的資格、更には民間資格を取得するために講習会にも参加しました。その中でもプライバシーマーク審査員の資格を取るための講習やISO9001審査員の資格取得のための講習は地獄でした。参加している方のほとんどがその道のスペシャリストでした。スペシャリストではないものの、その領域のことの最低限の知識は持っている方々ばかりでした。私は全くの門外漢でした。専門用語の一つ一つが未知との遭遇でした。プライバシーマークにしてもISO9001(品質マネジメントシステム)にしても初めは全くの無知でした。基本的に審査員になるための講習でしたから、最低限の知識は持っている方が前提のように感じました。案内広告などには初心者歓迎と記されていましたが、講習を受け始めると「知らない」「ゲッ」「分からない」の連続でした。基礎知識を学ぶと次は、プライバシーマークやISO9001を取得しようとしている企業様に対して規則にのっとって書類が整備されているか審査を行うトレーニングがありました。文書を確認する手順はマニュアル通り進めればOKでした。そのため、比較的スムーズに進みました。問題は口頭試問の場面でした。社内の専門部署の方に対して面談して、抜けやモレがないかやり取りするような流れでした。その中でも忘れられない文書に「是正処置要求書」というのがありました。通称「カー」と略語で言うのですが、私には「是正処置要求書」というワードは頭に入っていました。しかし、「カー」という略語は知りませんでした。審査員は主任審査員、審査員、審査員補と3段階に分かれていました。初めは審査員補の資格を取得しなければなりません。最終試験でその「カー」が出てきました。主任審査員の方に助け舟を出してもらい、何とか難関を乗り越えることが出来ました。冷や汗、あぶら汗、極度の緊張状態と普段味わったことのない体験をすることが出来ました。実習で審査の手伝いをした時、その経験が大いに役立ちました。何事も体験することは大切です。そして、学ぶ姿勢を忘れてはいけません。向上心は重要です。

  • 20Feb
    • よみがえる新入社員研修の教えの画像

      よみがえる新入社員研修の教え

      現在、入社して3年目をむかえた方々の研修を担当しています。会社様によっては様々な呼称があります。3年次教育、若手社員研修、フォローアップ研修などです。当然ですが、会社が違えば同じ3年目社員の方々でも求められる内容は千差万別です。外食産業ですと、3年目ともなると一国一城の主になっている人もいます。簡単に言うと「店長」です。多いのが「店長」以外のスタッフはアルバイトかパートの方々という布陣です。そのため、「店長」の守備範囲は広範囲にわたります。店舗の毎日の売り上げと粗利率の集計と本社への報告から始まり、スタッフのローテーション、クレーム対応、仕入れ発注業務、新規アルバイト採用の広告打合せ、面接など挙げればきりがありません。売り上げの規模に関係なく、会社を経営しているとの同様にマネジメント能力、リーダーシップ、対人折衝力などが求められます。よくあるのですが、研修開始時に「塚本さん、新人の時はお世話になりました」とわざわざ挨拶に来てくれる方がいます。こちらは忘れていても、受講者にしてみると忘れたくても忘れられない経験だったことがお話の中から伝わってきます。「新入社員研修の時は怖くて近寄りがたかったんですよ」「何をさせられるのか恐怖でした」「今思えば厳しく指導していただき役に立っています」とリップサービスもあると思いますが、うれしい言葉もたくさんあります。研修講師として自分で企画立案した研修プログラムなので、一人一人の顔は忘れていますが、実施した研修内容は正確に記憶しています。そのため、3年生の研修では「これ覚えているよね」「これは新人の時にやっているんだけどな」などと少し意地悪な問いかけをします。完全に忘れている人がいるのも事実です。しかし、完全覚えている人もいます。忘れていたとしてもヒントを出すと記憶がよみがえり「思い出した」「忘れていた」と急に盛り上がることがあります。外部の研修講師ではありますが、3年目の皆さんの成長を感じる瞬間でもあります。皆さんの今後の活躍が本当に楽しみです。

  • 19Feb
    • 安全第一を考えさせられた一日の画像

      安全第一を考えさせられた一日

      19年間の長きにわたり研修を担当させていただいている企業様があります。当時、研修事務局を務めていた係長や課長だった方々は皆さん出世され本社の取締役や関連会社の代表取締役を務めておられます。初めてこちらの会社の研修を担当した時のことが、昨日のように感じられます。私も30代半ばで独立したばかりでした。文字通り、毎日の研修をフラフラになりながらガムシャラに研修を担当していました。よく事務局の方から言われた言葉に「安全は最優先」というフレーズがありました。何をさておいても安全第一という意味でした。製造現場などで仕事をしたことがある人は良くお分かりの言葉だと思います。経理畑を歩いてきた私にはある意味衝撃的な一言でした。その時の衝撃は今でも忘れていませんし、こちらの会社様の研修を担当する時は最優先事項として心して研修を担当しています。本日、研修開始前に教育担当部署からある連絡が来ました。研修開始時間を遅らせて欲しいとのご要望でした。表情を見ると普段とは違いとても険しい表情をしておられました。何かあったことは察することが出来ました。社外の人間なので、詳細を知ることはてきませんが尋常な事でないことは伝わってきました。2日間の研修の2日目でした。前日の研修では明るく元気の良さが際立っていた受講者の方々でした。全体ミーテイングが終わり、研修室に全員が揃ったところで研修開始となりました。その時の皆さんの表情から改めて何が起きたのか感じました。安全第一は最優先。何があろうとも安全第一。そのために、普段から無思慮な行動はしない。無意識の行動も行わない。指差呼称も形式的にやるのではなく、心を込めて行うこと。挨拶も返事も上辺の形だけやるのではなく、心を込めて行うこと。この会社で19年間言い続けてきたことは普遍です。

  • 18Feb
    • 人間なので表と裏はあるものですが・・・の画像

      人間なので表と裏はあるものですが・・・

      研修講師といえども人間なので、当然ですが表と裏があります。研修を担当していると、受講者の方々から時々「塚本さんはご自宅でも同じなんですか」と質問を受けたことがありました。特に、行動訓練を担当している時はかなりの頻度で聞かれました。行動訓練とは研修室で講義を受けるだけの研修ではなく、屋外で体操を行ったりチーム単位で行動が伴うテストを行ったりします。そのため、担当する講師も妥協なく受講者の方々には接していきます。細かな事を言うと、3人のチームでテストを受ける時にチーム名を呼ばれた後の「ハイ」の返事が揃っていなければ「失格」と評価します。講師の前に横一列で並んで審査を受けますが、3人のつま先のラインが一直線になっていなければ「失格」と宣告します。ある意味、重箱の隅をつつく気持ちで一切の妥協なく評価します。そのため、合格した時の喜びは経験した人しか分からないと思います。「合格」と評価されると、チームワークを体感する瞬間でもあります。それがゆえに評価する側は心を鬼にして「失格」「不合格」と宣告します。そんな、講師の姿勢や態度を見ている受講者の方々は聖人君子でも見るような感じになっているのかもしれません。そのため、休憩中の雑談の中で冗談話をよくするのですが「研修中とは別人のようです」「そんなことまで知っているんですね」などと驚かれることがあります。意地悪な質問もします。「わたしにも表の顔と裏の顔があると思う人?」と聞いてみます。リップサービスがほとんどだと思いますが、表も裏もないと思う旨の返答があります。「人間ですから表と裏はありますよ、ただし、その差を縮める努力はしています」と答えています。だからこそ、普段の何気ない言動にも注意しています。どこでどのような形で本当の姿が表れてしまうか分かりません。人が見ていようが、見ていまいが横断歩道の信号が赤なら止まって待ちます。人の前を横切る時は、頭を下げます。出来ることから始めています。一事が万事と研修の中で伝えています。当然わたしも実践しています。人間力・人間性はそう簡単には磨けません。だから、歯を磨いています。爪を磨いています。机上の整理整頓を常に行っています。毎日が修行なのかもしれません。

  • 17Feb
    • 売り込みが半端ではないデモセミの画像

      売り込みが半端ではないデモセミ

      研修講師として活動している人は少なからず、自分の知識やスキルを上げるために様々なセミナーに参加します。私もあるセミナーに参加しました。2時間半のデモセミなので、本コースなどの売り込みがあることは当然予想して参加しました。しかし、デミセミというより初手からクロージングのような雰囲気でした。しかも、どっかの宗教団体なのかと思う構成でした。その道ではかなり知られている人が講師と広告に書かれていました。実際、講義はされていましたが、本コースの受講者とおぼしきサクラの人たちが受講者をあおるような言動を意図的に行っていました。もしかすると、何も知らない人はこのまま本コースの申込書にサインしてしまうんだろうなと感じる持って行き方でした。そもそも、最終案内メールに終了時間が30分前後ずれ込むこともありますと記載されていました。クロージングの契約のサイン会しますよと言っているような案内でした。そのため、受講を止めようかとも思いましたが、話の内容だけはどうしても聞いておきたい内容でしたので参加しました。しかし、最初から期待外れでした。これなら2時間半読書をした方が時間を有効活用出来たと途中から感じてしまいました。そもそも、デモセミはフロントエンド商品なのでバックエンド商品に導入するためのものです。しかし、中身もないのにバックエンドもあったものではありません。お金儲けだけすればいいという悪徳商法のようにも感じてしまいました。当初の予定終了時間に「所要がありますので失礼します」といって早々に退散してきました。残っていた方々は30分延長の中で、契約のサイン会に突入したことは容易に予想できます。結構有名な社名や協会名が案内広告に記されていました。これが世にいう「協会ビジネス」というものの様でした。失敗から学ぶことも大切です。研修講師としては本題のテーマ以上に勉強になった2時間半でした。

  • 16Feb
    • 研修事務局の方々のさまざまなご配慮の画像

      研修事務局の方々のさまざまなご配慮

      ある企業の研修では数年前から、研修室内の各テーブルの上にお菓子が用意されています。お客様先にご迷惑の及ばないように、会社の休日にあたる土曜日を研修日に設定しているための社員さんに対するご配慮です。この会社の研修を担当し、お菓子を見るたびに時代の流れをつくづくと感じます。当時、顧問をされていた方のご紹介でこちらの会社様とのお付き合いが始まりました。当時の教育部門の責任者は鬼の様な厳格な方でした。講義中にしゃべりすぎて、のどが渇きバッグの中からペットボトルの水を受講者の皆さんには見えないように飲みました。次の休憩中、その日事務局を担当していた責任者の方が「受講者が我慢しているのに講師が水を飲むとはいかがなものか」と叱られてしまいました。十年以上も前の出来事です。しばらくして、熱中症が世間で騒がれるようになり、ようやくこちらの会社様も演壇に講師用のミネラルウォーターを用意していただけるようになりました。また数年後、受講者も研修中もペットボトルの飲料なら可とのお達しが出ました。それが今ではテーブルの上にお菓子まで用意されています。責任者が退職され、新しい責任者になってから様々な変革がなされました。その一環として、せっかくお休みの日に研修に来ているんだからと、受講者全員にお弁当も用意されるようになりました。しかし、受講者の方々はお弁当やお菓子が用意されているのが当たり前と思っています。用意されるようになった経緯を知りません。従って、わがままなことを平気で言ってきます。お弁当の揚げ物が苦手とか、お菓子はチョコレートがいいなど。会社や事務局の意図も知らずにサービス化を受けるのが当たり前のお客様気分のようです。先日も食べきれないほどの様々なお菓子が並んでいました。皆さん遠慮して手を付けませんでした。「皆さんが食べずに残ってしまうと、次回以降の受講者のお菓子が削減されてしまいます」と冗談半分に声をかけると、急にワイワイガヤガヤのリラックスムードとなりました。研修事務局の方々の努力が報われた瞬間とも感じました。

  • 15Feb
    • 上司を殴ってしまった部下A君の画像

      上司を殴ってしまった部下A君

      指導力強化がどこの企業様でも喫緊の課題として挙げられています。若年層の早期戦力化を図るためにも、上司や先輩によるOJTは必要不可欠です。弊社も各企業様のご要望に応えして様々なスタイルの指導力強化に向けた研修プログラムを用意しました。その中の一つに部下、後輩のことをどの程度知ってるのか確認する項目があります。現在研修を担当している企業様では、この研修項目の時間が一番盛り上がる時間です。初めに、現在指導している部下や後輩の使命を漢字でフルネーム書いてもらいます。感覚ですが、60%くらいの方は書けていますが残りは残念ながら書けていません。ここから研修の本題に入っていきます。普段、下の名前や苗字で読んでいるもののフルネームで書くとなると書けない。これは何を意味しているのか、きちんと書くことが出来た人も書けなかったひとも真剣に議論します。次にアンケート形式で、出身地を市町村まで書いたり、将来の目標を知っているか問いかけたり十数項目の質問が用意されています。100人いたら、全ての質問にパーフェクトに答えられる人は4人~5人くらいが今までの状況です。今の上司や先輩は部下や後輩のことを知らなすぎです。そのため、知らなかったがために言ってはいけない一言を部下や後輩に行ってしまうことがあります。これは、実際にある企業様で起きたことです。結構人間関係が良好で普段から冗談を言い合う課長と部下A君がいました。ある時、仕事をミスをした部下A君に課長が普段の軽いノリで「何やっているんだよ、しっかりしろよ。お前の親父の顔を見てみたいもんだな」と言いました。普段は冗談で済む程度の会話と課長は思っていました。しかし、部下A君が急に怒り出し課長を殴ってしまいました。理由は課長が知らなかった部下A君の家庭環境にありました。実は部下A君はお父さんを幼稚園の時に交通事故で亡くしていて、お母さんが女手一つで育ててくれたそうです。事情をよく聞くと、父親代わりに自分を育ててくれたお母さんのことを馬鹿にされたように感じ、我慢が出来ずに上司に手を出してしまったとのことでした。普段から良好なコミュニケーションを図っているつもりでも、上司の側の自分軸ではいけません。今の時代は、自分軸ではなく相手軸で判断しなければならない時代です。だからといって、このような神経を使わなければならない話はストレートに聞くようなことは出来ません。大事なことは普段からコミュニケーションを図り、このようなことまで知ることが出来るような関係性を構築することです。従って、指導力強化の研修なのに上司の指導力向上以前に、上司の人間性・人間力を磨くことから始めないとなりません。このことに気がついていない企業、多いです。

  • 14Feb
    • 研修講師として一番ワクワクする時間の画像

      研修講師として一番ワクワクする時間

      ありがたいことに、1月の年明けから月曜日から金曜日まで各社の研修を担当させていただいております。そのため、4月の新入社員研修の打ち合わせが平日のビジネスアワーに実施できなくなってしまいました。そのため、研修中の休憩時間や研修後の夕方以降の時間に打ち合わせをさせていただく変則的な状態が続いております。本日も某企業様で研修の合間に新入社員研修の事前打ち合わせを行いました。企業様にとっては、新入社員教育をどのように展開していくか、とても貴重な時間となります。本日は研修担当の私一人に対して企業様は7名の役職者が参加されました。実は、このような形式の打ち合わせはよくあります。企業様の真剣度がこの点からも伺うことが出来ます。ただし、矢継ぎ早に質問などをいただきます。即断即決してご返答申し上げないと、時間が足りなくなります。本日も限られた時間でしたが、とても建設的な打ち合わせになりました。企業様側の基本方針が大きく方向転換をむかえるとのお話がありました。十数年前から実施してきた研修内容に大幅な改定が行われることになりました。改めて、世の中の流れを実感した瞬間でもありました。グローバル企業であればなおのこと、朝令暮改は当たり前です。古い考えに固執してしまっては、時代の流れに取り残されてしまいます。その点、研修講師という仕事は様々な業種・業界・業態のお客様先の研修を担当します。打合せの内容は守秘義務があり口外出来ません。しかし、方向性や潮目が変わりつつあることは他の企業様に対してもアドバイスすることはあります。時々「うちの会社のやり方はどうですかね」と真顔で聞いてくるトップもおります。そのような点からも、研修を担当している時以上に打ち合わせの時間は研修講師としていろいろな意味でワクワクする時間です。読書する以上に学びの場でもあると心得ております。次はどのような打合せの場があるのか楽しみです。逆に、企業様からすると研修講師からいろいろなヒントを引き出す時間でもあるようです。本日の7名の内、数名は打合せの時間中に上長の言葉と研修講師の言葉を一言一句聞き洩らさないように必死にメモを取っていました。

  • 13Feb
    • 人の前を横切る時のマナー?の画像

      人の前を横切る時のマナー?

      研修オフ日を利用して、普段は立ち入らない様な完全予約制の医療機関に来ました。受け付け、待合ルームどれをとっても高そうでした。スタッフの対応も、恐らくトレーニングしているのであろうと感じられる振る舞いでした。受け付けの方々と診察室にいたクラークの方は一流ホテルのスタッフの様な服装でした。何もかもが洗練されていると感じた瞬間、アレッと思うことがありました。最初は慌てていて忘れたのかと思いました。気になり、観察するとスタッフ全員が同じ行動をとっていました。弊社で担当する研修ではあり得ないことです。新入社員研修でも、管理職研修でも当たり前の様に伝えていることです。それは、人の前を横切る時に黙礼や会釈をすること。私にしてみると当たり前のことでした。ここの医療機関では敢えて黙礼や会釈はしないように指導しているなかと思うような徹底振りでした。相手が誰であろうと、人の前を横切るのに何のリアクションもしないのが世の中の常識なのかと思いました。価値観は人それぞれです。物事の考え方も十人十色です。しかし、どう考えても待合室のソファに腰かけている患者さんや来訪者の目の前を素通りすることは納得できません。救急外来なら仕方ありません。しかし、そのような雰囲気は全くない空間です。次回、理事長先生とお会いするか現時点では未定です。もし、お会いする機会があったらそれとなく話をしてみようと思います。研修を担当するのであれば話は別ですが、まだそんな段階ではありません。ホスピタリティの点からみても人としてのマナー(ベーシックマナー)は大切です。

  • 12Feb
    • 自分の立場を誤解している人の心理状態の画像

      自分の立場を誤解している人の心理状態

      1月の年明けから担当している研修のある項目に簡単なテストを用意してあります。質問はシンプルに3つだけです。Q1 会社において社長と部長ではどちらのほうが偉いでしょうか?Q2会社において部長と課長ではどちらのほうが偉いでしょうか?Q3 会社において課長と自分ではどちらのほうが偉いでしょうか? 社内の役職に就く前の方々を対象とした研修なので施このような質問になっています。各自にボールペンで回答欄に自分で答えを書いてもらいます。特にQ1とQ2を考えている時間帯に「Q1とQ2の答えを違えると出世の道が絶たれます」と意図的に投げかけたりします。研修時間中のことなので、受講者の皆さんは必死に考えています。実は、この研修に参加している方々は数年前にこの答えを当時の研修の中でつたえています。丁寧に詳細の解説も行っています。皆さんが真剣に考えて答えを書いた後、チーム内で答え合わせをしてもらいます。一部の方を除いて、皆さん同じ回答を記しています。いろいろな前振りをした後、正解を伝えます。一瞬、静寂があります。正解を覚えていた一部の方を除き、ザワザワし始めます。改めて、解説をすると「そうだった」「忘れていた」「太宰治さんでした」などの声が聞こえてきます。「太宰治さん」とは、有名な作品「人間失格」のことを指しています。つまり、答えを間違えた人。かつて習ったことを忘れてしまった人にしてみると、自分の人間性・人間力を問われたことになります。月日の経過とともに、人としての基本を忘れていた自分自身を猛省することになります。人と人の関係に上下はありません。役職の上下や年上・年下の関係なく誰に対しても「敬意」と「謝意」を忘れないことは人としての基本です。弊社ではこれを「ベーシックマナー」と表現しています。最近、別の研修の場面で「エッ」と感じることがありました。一般社員さんに交じって、事業部長や部長クラスの方が受講生として研修に参加していました。入社年時の横割りで研修対象者が割り出されていたため、変則的なメンバー構成でした。なぜ「エッ」と感じたか、頭髪や服装が仕事を完全に舐めていると感じる風体でした。同じ、教室には一般社員の方がネクタイをきちんと締めて参加していました。服装ばかりか、言動も横柄でした。発言や行動を観ると、社長からの指示で嫌々参加している様でした。本人たちは「社長に言われたから研修に参加してやっているんだ」とでも言いたいのでしょう。他の受講者にどう見られているのかも感じずに「偉そう」な立ち居振る舞いでした。事業部長や部長としては成果や結果を出しているのだと思います。しかし、根本的な人間性・人間力に大きな問題を抱えています。現在、小菅の拘置所に拘置されている某会社の経営者がいます。起訴前ではありますが、いろいろと情報が出てきています。経営者としての手腕は疑う余地もありません。結果に表れています。しかし、人間性が疑われる容疑がいろいろと出てきています。いくらマネジメントスキルやリーダーシップが立派でも、人としての基本を忘れてはいけません。立場が上になればなっただけ、素直さや謙虚さを忘れてはいけません。

  • 11Feb
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      研修講師が受講者の皆さんからパワーをもらう場面

      珍しい研修に立ち合いました。10年前に新入社員研修を4月に一日、5月にフォロー研修を一日担当した企業様がありました。そちらの企業様の中堅社員の方々の研修です。役職に就いていない方は社内的に言う義務教育です。役職に就いている方々は、希望者は参加してもいいですよ、というスタンスの研修でした。人数が多いので、複数クラスを同じ日に同時進行で行いました。弊社の講師が分担して担当することになりました。一方で、「塚本さん、開始時に数分間だけ入社時の振り返りをしてください」と特別オファーが入りました。事前打ち合わせの中で、教育セクションのご担当から「○○まではやらなくていいです」と言われました。○○はご想像にお任せします。当日、開講の挨拶の後に司会者からバトンタッチして振り返りを含めたミニセッションを担当しました。壇上に上がるや否や「オー」などの声が上がっていました。それまでシーンとしていた会場にどよめきが起きていました。皆さんの反応如何によっては〇〇までやろうとしたのですが、必要ありませんでした。瞬時に10年前を思い出した人、おもむろに嫌そうな顔をした人など様々な化学反応が起きている様でした。全員が集ってのオリエンテーション終了後、各研修室に移動となりました。そこで、数人が「お会いできてうれしい」「スイッチが入りました」「パワーをもらいました」と挨拶に来てくれました。今回は研修担当ではなく、全クラスのサポート役に回りました。そのため、研修担当時より一人一人の発言内容を聞くことが出来ました。皆さんが本当に努力してきたことが伝わってきました。休憩の都度、廊下で皆さんの表情を確認してみました。ここでも「お疲れ様です」と社内の廊下で挨拶するように元気よく挨拶をしてくる方がおりました。「元気ですね」と投げかけてみると「塚本さんの教えですよ」と返ってきました。新入社員研修の時の印象がそんなに衝撃的だったことが伝わってきました。実はこちらの会社、入社式が終わり、各事業部のオリエンテーション後にビジネスマナーの前段階としてベーシックマナー(人・人間としてのマナー)に関する研修を毎年行っています。社内用語でなんと「塚本研修」と称されているんだそうです。「塚本研修」を受けているクラスと、受けていないクラスでは挨拶や返事などの基本動作に大きな差があるとも聞いています。責任重大です。

  • 10Feb
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      同じ講師マニュアルでも様々な進め方

      独立して、独自の研修プログラムを開発するようになるとそれまでとは見えてくる世界が変わりました。研修会社の所属講師の時は、研修会社が作成した講師マニュアルがありました。基本的にその講師マニュアルに沿って研修を進めていれば何の問題もありませんでした。当時は、研修する内容に関する知識があればそれで事足りていました。入社と同時にとてもハードな講師特訓が用意されていました。実施した内容は、第一に講師マニュアルの丸暗記です。各テーマごと所要時間が決められていて、時間内に一言一句審査員の前で暗唱しないと次に進めない仕組みになっていました。かなりの厚さの講師マニュアルを研修助手で1冊、講師になると2冊の暗記が必須でした。合格すると、次は一人芝居の特訓でした。受講者が前に十数人いるつもりでシャドートレーニングを行います。「管理者はトップから何を期待されていますか?」「そう、素晴らしい」と質問を投げかけて、答えを受け止める練習です。これがかなり難しいんです。一人何役にもなって、黙々と行います。慣れてくると、鏡の前で行うこともあります。自分の表情が確認できるので助かります。これにも審査が待っています。文字通り、一人芝居をしているところを厳密にチェックされます。言葉と言葉の間の取り方までチェックする鬼の目チェックです。難関をクリアすると、先輩講師を受講生役にした模擬講義の特訓となります。ここまでくるだけでも大変ですが、今度は海千山千のベテラン講師が相手です。太刀打ちできません。講師マニュアル通り進めて行っても、解答をストレートに答えてくれません。やる気のない受講者になり切っている人もいます。わざと、違った答えを言い張る人もいます。最終関門をクリアできて、ようやく受講生の前に立つことが出来ました。そんな過去を振り返りながら、今日の研修では事務局として研修に参加しています。自分が試行錯誤を繰り返し作成した講師マニュアルに沿って、担当する講師の方々に研修を進めてもらっています。皆さん、講師経験20年以上のベテラン講師です。当然ですが、研修の流れと着地点は一緒です。しかし、話し方や質問内容は講師のカラーが出ています。事務局を担当しながら、研修室の後方で各講師の進め方を観察しました。着地点は一緒なのに、冷静に聞いていると各講師の力の入れ方が微妙に違っていました。やはり十人十色ですが、ご自身がかつて受けた講師特訓の効果が随所に表れていました。流石です!!

  • 09Feb
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      明るく元気な教室と暗く元気のない教室の差

      大きな企業様の研修を担当すると、複数クラスが同時進行で行われます。その場合、特段ご要望がなければ弊社の講師数人で分担しながら研修を担当していきます。しかし、企業様によっては「塚本さんご指名です」と、とても名誉あるご要望をいただくケースがあります。そうすると、私一人で複数のクラスを曜日ごとに担当します。最近の話なのですが、9クラスを担当しました。1クラス2日の研修プログラムを担当します。延べで18日間毎日その会社様に通勤するような感じになります。9クラスもあると、クラスのカラーが色濃く感じられます。力強いリーダーシップを発揮する人が一人でもいると、助手の様な行動を取ってくれたりします。逆に、依存傾向が強い人が集まるクラスでは朝から「元気よく」「明るく」「キビキビ行動」など発破をかけ続けなればなりません。全国にある拠点などから集められたメンバーなので、同一の地域の人と重ならないように配慮はされていますがクラス編成に何か意図があるようには思えません。偶然クラス分けされての結果なのですが、クラス間の格差は雲泥の差になってしまいます。毎回、クラスごとに講師としての報告書をまとめます。同じ会社の研修なので、9クラスの講師報告書を読み直すと共通していることがあります。それは、各クラス共に受講者が新入社員の時に習ったことを忘れないでいることです。「○○を覚えていますか」と入社時に伝えたことを聞くと、瞬時に反応があります。その点は評価できます。しかし、あるクラスは開講時から明るく元気で活気を感じたと記してあります。他のクラスではまるでお通夜のようにシーンとしていたと記しています。さらに、受講者ひとりひとりに対する講師としての個別寸評を確認しました。AからEの5段階評価とコメントを記してあります。各クラスの報告書を作成している時はあまり感じないことも、9クラスまとまると別の発見もありました。A評価が複数存在しているクラスとA評価が一人もいないクラスもありました。やはり、クラスの雰囲気は雲泥の差でした。ひとりひとりは素直で真面目な方ばかりなのに、集団の心理が働いている様です。