人材育成の裏側を知って、社員教育を成功させよう!

               ご訪問いただきありがとうございます。


               人が学ぶ・人を学ぶ・人として学ぶをモットーに


               企業の人材育成のお手伝いをしています。


                               詳しくはこちらをどうぞ

  • 16Dec
    • 今どきの若者の育て方

      今どきの若者に「昔はね・・・」と言ってしまう上司は結構多くいます。毎年、各社の新入社員研修を担当していると「課長は、昔は昔はとうるさいよな」などの愚痴を時々聞きます。逆に、研修の事務局を担当している人事担当の方からは「今年の新入社員は・・・」などの言葉が必ず聞こえてきます。一言でいえば、双方ともに理想と現実のギャップを感じているから出てくる言葉と研修を担当している講師としては感じています。新入社員の視点で上司からの「昔はね・・・」の表現を分解してみます。一番引っかかるのは、「よし、これから社会人としてやって行くぞ!」と意識を変えて将来に向けて前進していこうとする人に過去を語っている点です。それなら「これからは・・・」と未来に向けた表現にするべきなんです。また、高度経済成長やバブル景気の頃の話をされても実感がわかず非現実的な話にしか新入社員には聞こえてこないのが本音です。一方、上司の側の言い分はと言うと「小学生でも出来ることなのに」とハラスメント発言を連発している無思慮な人がいます。中には上司と部下の関係は、上司の方が偉いと完全に誤解している人もいます。以前のブログ記事にも書きましたが事実、上司の方が偉いんだから「上司の言う事を聞いていれば間違いなし」と思っている人がいます。昭和の時代に自分が新入社員や若手社員時代の認識をズルズル引きずっている悪しき認識・習慣を持っている人もいたりします。テーマの人材育成の第一歩の観点で一つの結論を出すなら、新入社員や若手社員の側と受け入れる上司の側の両方に教育が必要となります。特に、新入社員研修では基本的に家庭や学校で本来しつけや教育されているべきことが指導・教育されていないことを前提にすることです。知らない、身についていない、教えられていないと最初から指導する側が理解していればいいんです。社会のルールやマナーを知らない人に「コラッ」と怒ってもなんのこっちゃですから。逆に、知らないんだから「イロハのイから教えてやる」というスタンスでいればイライラしません。上司が昔を思い出して懐かしむ必要もありません。最近は、新入社員が配属なる前に受け入れる側の研修に力を入れている企業が多くなりました。大正解です。「やってみせ、いってきかせて・・・」やはり人材育成の第一歩です。

      NEW!

      テーマ:
  • 15Dec
    • 国民年金と厚生年金と共済年金

      数年前から「ねんきん定期便」が郵送などで送られてくるようになりました。私なんかでさえ、消えた年金問題の時は大変でした。結論から言うと私が納めていた各種年金保険料が5つに分割されバラバラに記録として残っていました。1つ目は自衛隊に入る前に約半年だけ勤めていた近所のガラスサッシ屋さんの分がありました。30年以上前のことなので記憶もほとんど消えかけていました。家族で経営している小さな会社でしたが、しっかり厚生年金に加入していて会社負担分も納めてくれていました。こちらは忘れかけていましたが、宙に浮いてはいましたが国の記録にはしっかりと残っていました。2つ目は自衛隊時代の年金です。当時は防衛庁でしたから、防衛庁共済組合が管轄でした。年金問題が騒がれていた時期は厚生年金と共済年金は連動していませんでした。従って、受給できる65歳になったら自分で国家公務員等共済組合連合会に申して出て、手続きをする流れでした。今は、改正され一元化されていますが以前は申告しなければ受給できないという自己責任のような仕組みでした。流石、お役所仕事でした。3つ目は大学を卒業して入社した会社の記録でした。こちらはきちんと自分のものと記録が残っていて問題ありませんでした。問題なのが4つ目の宙に浮いていた記録でした。私自身が認識不足なのと無知なのと、お人好しだったことに原因がありました。あるグループ企業から研修会社を立ち上げるので経営全般を任せたいと、ありがたいお話がありました。研修講師としてのキャリアは積んでいましたが、会社経営に関しては無知でした。一応、専務取締役として参加することになりました。そのグループ企業はとてもシビアで役員と言えども最初の三か月間は報酬は満額出ますが、社会保険関係は試用期間扱いで未加入でした。簡単に言うと病院に行くときに必要な「保険証」が会社として入る健康保険ではなく、国民健康保険なんです。つまり、自分で役所に行って手続きをしなければなりませんでした。子供が3人いましたから三か月間だけ、国民健康保険に加入しました。しかし、国民年金には加入の手続きをその時はしていませんでした。忘れていたのか、意図的だったのかは記憶にありません。これが、実は未加入の期間として記録に残っしまいました。結果的には、救済措置でその分の国民年金保険料を追加納付して事なきを得ましたが、無知ゆえの怖さを学びました。5つ目が自分で会社を起こした時の年金記録です。公証役場・法務局・税務署・社会保険事務所と会社を設立する手続きを自分一人で行いました。その時、新しく新会社として社会保険に加入する手続きをすると過去の記録が不明と印字され焦りました。そこから、記憶をたどりながら年金記録の照合作業が始まりました。完了するのに半年以上かかりましたが、18歳からの全記録が1本にまとまりホッとしました。定期的に送られてくる「ねんきん定期便」を見て、一番うれしいのが4年間だけ在籍した防衛庁共済組合の共済年金の欄です。月額に直せばお小遣いにも満たない金額ですが、お国のために仕事をした対価として一生涯いただける金額です。年金を受給できる年齢までまだまだ先が長いですが、人生100年時代まだまだこれからだと改めて思いました。それ以降、担当させていただく企業の研修で時々年金に関して簡単な説明をすることがあります。ほとんどの方が、私がそうだったように無知です。中には確定拠出年金を導入している会社なのに、なんか損をしていると他人事の社員さんもいたりします。若手になると、「会社は勝手に俺の給料から社会保険料を天引きしている」と怒っている人もいます。そんな時は、自己負担分と同額を健康保険料でも厚生年金保険料でも会社が負担していることを解説するようにしています。少しだけ、会社に対する有難みを感じる社員さんもいたりします。本当の有難みは、受給されて初めてわかるのかもしれません。

      2
      テーマ:
  • 14Dec
    • 放射能と放射線の違いを学ぶ

      以前、原子力発電所などの放射線管理区域にエンジニアを派遣する会社の研修を担当したことがありました。実施する内容は当然ですが、放射線関係ではありません。当時は放射線に関する知識は皆無でした。管理職に対する部下育成を中心としたリーダーシップ研修と中堅社員層に対するタイムマネジメント研修でした。研修を担当すると、受講者の頭の良さを痛感しました。ただ単に放射線に関する知識や技術や高いだけでなく、思考力・理解力・判断力などの基礎的なの能力の高さを強く感じました。その時は、研修を担当しただけで終わったのですが、私の様な放射線の知識が全くない素人でも2日間の放射線に関する講習会に参加出来ることを教えてもらいました。福島の原発のこともあったので、最低限度の知識は知っておきたかったという好奇心もありました。幸運なことに昨年その講習会に参加することが出来ました。自分の仕事(キャリア)には直接的には関係しませんが、私生活(ライフ)の面では趣味・特技の延長線上にあると判断し高い受講料(約9万円)を捻出しました。蛍が光を出す能力を放射能、蛍の光を放射線に例えていました。虫かごの中にいた蛍がかごから逃げ出した状態が放射性物質漏れ。虫かごから蛍の光が漏れている状態が放射線漏れと、とても分かりやすく講習が始まりました。次に、3.11の後よく耳にした「ベクレル」「グレイ」「シーベルト」という放射能と放射線を表す単位の説明になるとチンプンカンプンでした。さらに、  アルファ(α)線  ベータ(β)線  ガンマ(γ)線  エックス(X)線  中性子線と放射線の種類の説明と内容が深まっていきました。2日間みっちり講義と実習があり、最後に効果測定(ペーパーテスト)まで用意されていました。講習の修了証があると「第三種放射線取扱主任者免状」の申請ができるとの事。せっかくなので申請すると、原子力規制員会(ニュースで時々耳にした機関)から国家資格の免状まで交付されました。学習してみて、生涯学習の一環として畑違いの異分野のことを学ぶことも脳が刺激されてよいものだと思いました。正しい知識があれば、偏向報道にも踊らされないと確信も持てました。楽しい「ライフ」をエンジョイするためにも学び続けることの大切さを改めて認識しました。人に教える立場ではありますが、時々このように人から教わることで気づくことは結構あるものです。「キャリア」にも「ライフ」にも向上心は大切です。

      テーマ:
  • 13Dec
    • 独りぽっちで考える「ポチ訓練」

      ある会社で、入社3年目の若年層を対象にした義務教育が5週間も社内の研修施設を使って行われています。その期間中に2日間弊社が担当する研修がプログラムの中に組み込まれています。その2日間の研修の中で、約90分「ポチ訓練」と呼称しているトレーニングがあります。約90分の間中、一切無言で床に座ったり、寝そべったり自由な姿勢や格好でトレーニングを行います。トレーニングと言っても頭の体操なんです。設問が用意されていて、ひたすらその設問に対して回答を書き出していきます。周囲の人と話をしてはいけませんので、自問自答するだけなんです。しかし、かなり掘り下げて考えてもらいます。文字通り、独りぽっちになって行うトレーニングなので「ポチ訓練」なんです。その設問の中に「あなたの仕事上の夢は何ですか」「それはいつまでに成し遂げますか」「目標を達成するために何が不足していますか」などと仕組まれた項目が用意されています。時間の経過とともに、不明確だった自分自身の仕事上の目標が明確になっていきます。毎回感じることなのですが。少し言葉が不適切なのですが、明らかに「使用前」「使用後」と感じるほどに皆さんの表情に変化が現れます。大体、入社して3年目ですから仕事にも職場にも慣れ始めています。精神的にも余裕が生まれてくる時期でもあります。また、「私は忙しい仕事をしています症候群」に陥る時期でもあります。すなわち、マンネリ化が始まる時期なんです。そんな時に改めてこのような問いかけを投げかけられ、自分自身の将来を真剣に考えることはグッドタイミングです。5週間の教育終了時のアンケートの結果を見ても、他のどの研修項目よりも群を抜いて満足度・理解度が高く表れています。企業によっては「3年生にはまだ早い」とこのような研修内容を導入していない会社もあります。しかし、時期が早ければ早いだけ目指すべき目標が明確になり「山登り」を始めることが出来ます。仕事にも私生活にもやる気を見出すことが出来ます。周りに流されるだけの「筏下り」を終わりにして「山登り」を始める第一歩として「ポチ訓練」有効ですよ!

      テーマ:
  • 12Dec
    • 富士山の近くで謎のリーダー研修

      私は20代前半の頃は昼間自衛官として勤務し、夜間は大学に通う大学生でした。自衛隊を任期満了退職し、大学卒業とする同時に民間企業に就職しました。そして、その会社で財務部に配属されました。会計・経理に関する仕事を4年間自衛隊で行っていたので、ある意味適材適所でした。就職した会社はとても変わった会社でした。70歳過ぎの元関税署長の相談役が鎌倉から週に何日か出勤していました。出社されると帰られるまで、ひたすらソロバンをはじいて各種計算書の作成と検査をしていました。経理課長は62歳で元海上自衛隊の将官経験者でした。この方もソロバンの達人でした。何故か40代の常務取締役が私の直属上司で、よく歌舞伎町に飲みに連れて行ってもらいました。ある時、「リーダー研修に行ってもらうから」と常務から声を掛けられました。相談役・課長・常務の三人で話し合った結果推薦しておいたからと言われ複雑な気持ちでした。社内で参加する面々を見ると、現役の営業課長を筆頭に係長・主任クラスばかりでした。何故か持ち物の中に「軽い運動が出来る服装(ジャージなど)」と記されていました。富士山の近くに研修施設がりました。研修施設の最寄りのJRの駅からタクシーに乗って、不安な気持ちのまま研修施設に向かいました。なんだか、だんだん山の中に入っていきます。辿り着いた先は、禅寺でした。そうなんです。座禅を中心としたリーダー研修だったんです。初めは見よう見まねで、座禅の所作を行っていました。座禅の時間に足を組むより辛かったのが、食事の時間でした。終始正座なんです。しかも、全員が食べ終わるまで正座を崩しては駄目でした。隣の先輩がご飯のお代わりをしようとすると、周囲の人が「いい加減にしろ」と言っているような冷たい視線に恐怖を感じました。正座地獄の苦しみを乗り越えると、座禅の凄さを少しずつ感じるようになりました。最初は、「リーダー研修なのに、なんで座禅なんだ」という不平不満しか頭に思い浮かびませんでした。しかし、次第に気持ちが落ち着いてきました。当時はバブルの絶頂期でしたので、普段は朝早くから夜遅くまで仕事をしていました。ちなみに早い時は午前6時から出社して終電ギリギリまで仕事をしていました。そんな労働環境の中でしたので、ある意味何も考えなくていい座禅の時間帯が心地よくなりました。途中、作務と言ってお掃除や軽作業があるのですが、こちらも心が落ち着く時間でした。気づけば、私ばかりか参加者皆さんがそのように感じていました。不思議と相手を思いやる気持ち、一粒のお米に感謝する気持ち、自分自身がもっと勉強しなければと反省する気持ちが芽生えていました。源頼朝と源義経が対面したことで有名な黄瀬川が近くに流れていて、座禅の終盤は河原の石の上で座禅する時間もありました。不思議なことに、最初は黄瀬川の川の流れの音が聞こえていました。次第に無音になりました。次は自分の血液が流れる音が聞こえてきた時、なんだか自分が違ったステージに上がったように感じました。そう簡単に人間力を磨くことは出来ません。しかし、私が約30年前に体験した富士山の近くで謎のリーダー研修では、文字通り人間力を磨くことが出来ました。お坊さんのおっしゃっていた「生きていることも修行なんですよ」の言葉は今でも忘れていません。つまり、毎日生活してること時代が修行であり、人間力を磨いていることなんです。だからこそ、一つ一つのことを無意識で行うのではなく、意識して意味を考えて心を込めて行動していきたいものです。

      テーマ:
  • 11Dec
    • 10%に満たないハンカチ持参率

      管理職研修でも、新入社員研修でも階層に関係なく時々行う質問があります。それは、「今、ポケットにハンカチを持っている人は挙手してください」です。毎回、データを正確に記録はしていませんが、手が上がる姿を思い起こすとハンカチを持参している人は10%にも満たないのが事実です。今年担当した某企業の新入社員研修では受講者12名中、ハンカチを持っていた人はゼロでした。この会社、8名が大学院卒で修士号を持っていました。この事実を研修室の後方で事務局を務めていた、新卒採用担当を兼務していた総務課長のキョトンとした表情が忘れられません。この総務課長さんとは研修の時に初めてお会いしました。初対面の挨拶もそこそこに「今年の新入社員は応募者多数の中から厳選して採用しました」と自慢気に語っていました。しかも、専門分野に特化した即戦力を採用したことにご満悦と言うことが伝わってきました。「優秀な新入社員を採用できたんですね」と社交辞令を言うと、「そうなんですよ、とても優秀な人材ばかりです」とさらにうれしそうに語ってくれました。研修の内容に関しては、人事教育担当部門と何回にも渡ってすり合わせをして構築しました。当然、新入社員研修なので社会人としての基本的な心構えや基本的な行動に関する内容も網羅していました。しかし、この総務課長さん土壇場で「うちは優秀な新入社員ばかりなので、基本的なことはいいから仕事に役立つ応用編を中心にしてくれますか」とご要望が入りました。細かな途中経過はカットしますが、急遽ご要望通りに進めることになりました。確かに研修を進めてみると、反応はいいしこちらの質問に対する返答も的を射た方ばかりでした。勉強が出来る人たち、と言うことは直ぐに伝わってきました。研修も進み、最後の休憩が終わりまとめの段階に入りました。流れの中で、「今、ポケットにハンカチを持っている人は挙手してください」と問いかけました。それまで、ご満悦と表情や態度に表れていた総務課長さんでした。しかし、この質問をした後の研修室はシーンとしていました。つまり、一人もハンカチを持っていなかったんです。ちなみにこの研修施設の洗面所にはペーパータオルも送風乾燥機もありませんでした。研修講師としては余計なことは言わずに研修は終了しました。研修直後の打ち合わせでは、総務課長さんは別人でした。悟ったようです。どんなに偏差値が高い学校を卒業していようが、修士号を持っていようが、素晴らしい知識やスキルを身につけていようが、基本は大切です。しかも、これから社会人としてバリバリ仕事をしていこうとする新入社員です。先ずは、基礎・基本がせ大切なんです。そういえば、ある企業のトップが入社式で言った有名な言葉があります。「うちの会社は新入社員に助けてもらわなければいけないほど、落ちぶれていない」開口一番の言葉です。伝えたかったのは次で、「新入社員に求めるのは、明るいこと・元気があること・素直であること・ほんのちょっぴりユーモアがあること・ハンカチを持っていること」でした。人材育成の第一歩、「ハンカチ持っていますか?」わかる人にはわかるものです。洗面所に行って手を拭かない人がどんな仕事をするのでしょうか?

      1
      テーマ:
  • 10Dec
    • 経営者的発想と従業員的発想

      人材育成に関する仕事を生業として27年目に入りました。この間、研修会社の従業員として研修講師を務めていた期間が9年、独立してから18年目に入りました。独立して研修会社を経営するようになって、初めて経営者的発想・視点でものごとを見ることが出来るようになりました。実は、研修講師としては時には研修をご依頼いただいた会社の社長になり代わって従業員の皆さんに叱咤激励することはあります。しかし、自分が経営者にならないと机上の空論になってしまいます。もっともらしいことを言う研修講師は多いですが、自分が実践したことないことを偉そうに話したりしています。質問してみれば、化けの皮は直ぐに剥がれちゃいます。経営者は会社の経営に関する責任があります。今年度の売り上げと利益だけに固執している経営者は失格です。3年先、5年先、10年先を常に視野に入れて先々を見越して行動しています。部長、課長と管理職としての肩書がついていても所詮は従業員です。経営者とは発想も視点も違います。当然、経営者になると責任の重さも変わってきます。日産の前会長ではありませんが、報酬も根本的に違います。従業員であれば、業績が良くても悪くても基本的には毎月決まった日に給与が会社から振り込まれます。経営者となるとそうはいきません。これは机上の空論ではありません。以前、専務取締役としてある会社の経営の一部を担っていました。毎月月末に資金繰りが大変でした。しかし、従業員の給料日にはきちんとお振込をしていましたが、専務取締役としての役員報酬は3ヶ月間ありませんでした。結果として報酬カットでした。当時は、中学生、小学生、幼稚園児と3人の子供を育てていましたので過酷でした。ただ、経営者としては当然なんです。だからこそ、いろいろなことに過敏に反応します。例えですが、オフィスの電気のつけっ放しや水道水の垂れ流しに非常に敏感になります。発想や視点もより広く、より深くなりますし違った角度からものごとを見る場合もあります。60歳、65歳の定年まで勤めあげて次の第二・第三の人生に移行する従業員。会社が存続していく限り責任がつきまとう経営者。立場の違いは鮮明です。ある会社の80歳を超えている創業者が、役員研修後の打ち合わせの場面で「役員と言っても腰掛けだから、魂が感じられない」と経営陣に対しても厳しい一言を放ったことがありました。人生100年時代を生き抜くために、自分が経験してきたことを受講者の方々に伝えきっていかねばと改めて感じました。

      テーマ:
  • 09Dec
    • 男女共同参画社会のはずなのに

      以前、新入社員研修の中で悲痛な叫び声を聞きました。地方都市に本社がある某業界最大手の製造業の会社でのことです。毎年実施されている新入社員研修での一コマでした。大卒・大学院卒の新入社員を対象とした合宿研修を担当していた時のことです。研修の最後に社長や役員の前に立って新入社員研修の成果発表を行いました。と言っても人数と時間の関係もあり、3分間のスピーチを一人一人にやってもらいました。何人目かのときに参加者の中でもとても元気のよい女性の順番が回ってきました。開口一番社長に対して「参加している男性は皆さん総合職採用なのに、女性は一般職でしか採用しないというのは納得できません」といきなり本音を口にしました。このことは、募集の段階から承知していたことでした。内定式の中でも説明を受けてもいました。納得したうえで入社してきたはずなのですが、研修終了の高揚感も手伝ったようで溜まっていた想いを力いっぱいしゃべり始めました。以前、こちらの社長と打合せをしていた時に「高卒は駒」と言い放ったことを聞き逃しませんでした。一代で1,000億円企業をつくり上げた辣腕社長です。しかし、社員さんに対する考え方はかなり古いタイプの昭和一けた世代でした。総合職の社員(学卒以上の男性)には、研修も含めて様々な経験をさせていました。しかし、現場で働いている製造職には多くは求めていませんでした。ましてや一般職の女性社員は何年かしたら寿退職するもの決めつけていました。キャリアプランに関する研修を行う話が総務部長からあり、話を進めていると製造職と一般職は不要と鶴の一声で立ち消えとなりました。同じ社員さんなのに、入社の段階からキャリアを磨くことを求められる人と与えられたことを文句を言わずに行うことだけを求められる人がいました。この会社の業績は今でも右肩上がりです。かつてよりはかなり改善されましたが、古い体質は至る所に残っています。数字の上では執行役員や管理職に女性を登用していますが、他の会社と比べると微々たるものです。研修講師としてはご依頼いただく会社の方針に従わなければなりません。しかし、不条理を目にするととても複雑な気持ちになってしまいます。

      1
      テーマ:
  • 08Dec
    • 今ではあり得ない不良社員研修?

      研修会社の講師をしていた時、様々な業界・業種・職種の社員教育、社員研修を担当してきました。決して笑顔を見せてはいけない、葬祭会社のスタッフ研修。某航空会社のケータリングサービスを行っている会社の時間管理に関する研修。歯科医院をチェーン展開している会社の新入歯科医師研修。あげればきりがありません。それぞれ、テーマは違いました。その中でも忘れられない研修が2つあります。1つはマンションの分譲販売を行っている不動産会社。研修のために会社を訪問すると朝礼中でした。ドアを開けると軍歌がボリューム全開で流れていて、全員が大声で歌っていました。研修が始まると、会長が研修室の後方に着席し一日見学していました。研修終盤、会長がいきなり「○○は出て行け」「△△は会社辞めろ」「□□はふざけているのか」と全体の1/3くらいの受講者に駄目だしをしました。研修終了間際のため、落としどころがどこにあるのか瞬時に判断して対処しました。今なら、すぐに労働基準監督署や警察署から指導が入るような雰囲気でした。会長は研修後の打ち合わせで「うちの会社には使えない奴はいらないんだよね」と真顔で語っていました。2つ目は、今も業界最大手のある会社での研修です。業種は出してしまうと企業が特定されてしまいますのでマル秘です。営業担当からは「退職内定者のモチベーションアップが目的です」と聞いていました。勝手に定年の方々の次のキャリアに向けた研修だろうと思ってました。しかし、全く違う次元の研修でした。年齢は20代から50代まで幅広い階層でした。研修を進めていくと、会社からリストラ候補にリストアップされ面接の結果退職を決めた人たちでした。会社側としては、会社を辞めていく人に次の就職先でモチベーションを上げて仕事に取り組んでももらおうとの意図の様でした。先ず一番感じたのが、やる気のなさでした。挨拶してもほとんど反応しない。簡単な問いかけをしても無反応でした。中にはおもむろに「一日座っていれば今日の給料出るって言われたから来た」と本音を吐露している人もいました。研修の途中経過はカットします。研修終了時、「やります」「やってやろうじゃないか」「がんばります」など、表現はまちまちですがモチベーションアップ成功でした。研修講師としては、研修依頼先のご要望に応え、受講者の満足度を高めて研修を終了するためにあの手・この手奥の手をフル活用でした。会社や世の中の都合で人生を左右される「筏下り」の人、結構多いです。ただし、「筏下り」から「山登り」に方向転換する瞬間が人材育成の現場では行われています。研修講師とは道先案内人だったりして。

      1
      テーマ:
  • 07Dec
    • 昼休みに洗面所が長蛇の列

      研修会社を立ち上げる前から毎年新入社員研修を担当している会社があります。新入社員の数が多い時で500人を超えていました。毎年数回に分けて私が一人で研修を担当しています。有難いことにその会社では、新入社員研修と言わずに「塚本研修」と社内では呼称されています。と言っても私が担当するのは、ベーシックマナーと言う領域に関してのみです。社内オリエンテーションやビジネスマナー、各種専門分野の研修は社内の講師が分担して担当しています。従って、私は人の前を横切るときには挨拶や会釈をすること。ご飯を食べたらオーラルケア(歯磨き)をすること。このようなの当たり前のことを当たり前に行うなどの基本的な事を徹底して研修します。食後のオーラルケア(歯磨き)は自分の健康のため、周囲の方への配慮(口臭)など理由があります。その理由から事細かく説明していきます。よく言う言葉に「人間力を磨く前に、歯を磨け!」と喝を入れたりします。時々、意地悪な質問をします。「食後に歯磨きの習慣のある人」と聞くと、たいていの場合「あります」と返答があります。さらに、午後の研修開始時に「昼食後、歯を磨いた人」と聞きます。毎回人数を確認するわけではありません。感覚的ですが磨いたという人は10%もいません。「なぜ?」とっ突っ込んで聞きます。「会社に歯磨きセットを持ってきていません」と返ってきます。意図的に無表情のまま「それで?」と追い打ちをかけます。毎年、こんなやり取りを行っています。研修1日目の昼休みは洗面所が空いています。しかし、2日目以降になると研修でこの話を聞いたものですから、みんな歯ブラシセットを会社に持ってきて食後のオーラルケアを始めます。ここ数年は新入社員が250人前後なので洗面所から廊下まで並んでいる人が10人ほどです。しかし、500人前以上採用していた頃は、階段まで数珠つなぎのように歯ブラシセットを持って待っている人の大行列でした。仕事に安易な妥協はありません。多少、並ぶ時間的ロスはありますが「まぁいいか」は許しません。これも人間力を磨く第一歩と毎年新入社員さんには言い続けています。さて、皆様の会社ではいかがでしょうか?

      テーマ:
  • 06Dec
    • 形が先か、心が先か?

      「心」を英語でいうとハートです。研修で担当してきた企業の中で、「ハート」が社名に入っていた会社がありました。また、会社の方針の中に「ハート」を表現している会社もありました。前者は「ハートレイ」という会社でした。今は、吸収合併の変遷を経て会社そのものが存在していません。しかし、初めてこの会社の名前を聞いたときは驚きました。日本語に直すと「心」と「礼」なのですから。また、後者の方は会社のスローガンの中に「プラスハート」と記されていました。文字通り形で現れる行動にプラスして「心」を込めるという意味でした。研修講師を27年務めていますが、タイトルに記した「形」が先か、「心」が先かの答えは見つかっていません。恐らく結論は出ないのではないかと感じています。このことは、研修会社によっても見解がまちまちです。例えば、サービス業の新入社員研修の冒頭で挨拶についてどこの企業でも触れます。かつぜつよく一言一句はっきり挨拶言葉を発音して、TPOに応じたお辞儀の角度を行う形の指導教育を行います。また、お客様がご来店された時「いらっしゃいませ」と挨拶をする場合に「数ある近隣多店舗から当店をお選びいただきまして誠にありがとうございます」と気持ちを込めて「心」のこもった挨拶をするように指導教育する場合もあります。さて、「形」が先なのでしょうか?それとも「心」が先なのでしょうか?しかし、多くの企業では「心」に関する指導教育はほとんどなされていません。当たり前のことすぎるから行っていない会社もあります。「心」よりまずは姿勢態度の「形」から入るんだと社長自ら陣頭指揮している会社もあります。私見ですが、私はどちらが先かよりも両方とも人材育成の観点から言うと大切と感じています。従って、「形」も「心」も人材育成を行う第一歩と信じて研修の場面では声を大にして指導しています。「心」の込められていない返事や挨拶では、形式的すぎるとかうわべだけと常日頃から指導教育しています。皆様の会社ではいかがでしょうか?「形」が先か「心」が先か?それとも「形」だけか?「心」を込めるためには一つ一つのことに意識しないとなりません。この時点で無意識での行動はなくなります。やはり、意識して「心」「ハート」「マインド」を込めて行動するように指導することが人材育成の第一歩と改めて感じております。

      テーマ:
  • 05Dec
    • 夜学に通う上司の姿

      自衛隊勤務時代、ソロバン片手に帳簿と積算資料のにらめっこの毎日でした。勤務していた職種が会計科のため3月の年度末になると通常の倍以上の忙しさでした。そんな忙しい中にあっても、夜学に通っていた上司がいました。昔でいう兵隊からの叩き上げで、会計隊長(会社風に言うと経理課長)まで出世した尊敬できる上司でした。現在でもこの上司クラスだと54歳が定年です。一般企業の定年の60歳まで6年あります。この上司は先々を見越して、数年前から簿記論から始めて税理士の科目合格を目指していました。当時を振り返ってみると、とても理にかなっていました。54歳で定年を迎えて、老後何をするべきなのか目的意識が明確でした。そして、ご自分の仕事の延長線上に目標を設定していました。さらに、自衛隊式とでもいうべきなのか綿密に計算された五か年計画を作っていました。当直や式典参加の日以外は夜間開講している専門学校に通い、土日は朝から夜まで専門学校漬けでした。最初の頃はただの勉強好きとしか思いませんでした。しかし、有言実行している姿を目の当たりにするととても感化されました。昼休みも理論の暗記をブツブツしていました。文字通りPDCAを実践していました。今から30年も前の話ですが、取得した税理士の資格は一生物です。定年後に会計事務所にしばらく勤務して独立開業したことを聞きました。この上司の姿勢を誇らしく思った記憶があります。その頃は人生100年時代なんて言っていませんでしたが、定年後も5年でも10年でも仕事をしていこうとするその意欲は学ぶべき点が大いにあります。この上司のように、今やっている仕事の延長線上に目を向ける方法もあります。また、現在の仕事とは全く異分野の勉強をして、定年後の第二・第三の人生を歩いて行くことも出来ます。当時の上司の口癖は「出来るか、出来ないかではない。やるか、やらないかだ。そして、やらないという選択肢はないのだ。やるしかないのだ!」でした。私もこの元上司を見習って、人生100年時代を楽しむために「やるしかないのだ!」の精神で微速前進しています。皆様はいかがでしょうか?

      テーマ:
  • 04Dec
    • キャリアプランナーとライフプランナー

      某保険会社の応援ではありませんが、CMではライフプランナーが人生設計のお手伝いをしてくれると流れています。ライフプランナーという言葉は変遷を経て2社の大手保険会社の登録商標なんだそうです。従って勝手に名乗ることは出来ません。しかし、ライフプランナーという名称は一般大衆に結構知れ渡っています。しかも、保険を中心に人生を良い方向に計画的に歩んでいくようなとても良いイメージがあります。一方で、キャリアプランナーは商標登録がなく誰でも、資格がなくても知識さえあれば名乗ることが出来ます。平成28年に国家資格としてキャリアコンサルタントが誕生して、キャリアコンサルタントの類似名称は名乗れなくなりました。しかし、キャリアカウンセラー・キャリアアドバイザーと称して無資格や民間資格でキャリアプランのお手伝いをしている人は多く存在しています。私は日本キャリア開発協会(JCDA)認定のCDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)資格取得後に、国家資格となったキャリアコンサルタントに登録しました。そして、企業の人材育成のために社員教育の研修講師の活動と合わせて、キャリアコンサルタントとして仕事上の将来に向けた相談やアドバイスやカウンセリングを行っています。実は、実際にカウンセリングの場面ではキャリア(仕事)に関する相談以上にライフ(私生活)に関する相談が多く寄せられます。従って、ライフプランナーではありませんが生命保険や各種年金制度、預貯金、投資に関すること等の豆知識ぐらいは備えておかないとなりません。結構、人生を賭けて相談に来る方は多くいます。中途半端な知識で対応することは出来ません。最近、キャリアとライフのWプランナーのような存在を意識するようになりました。そのためには、自分自身の勉強がもっと必要です。勉強することに終わりはないようです。なんだか生涯学習を地でいってます。

      2
      テーマ:
  • 03Dec
    • 使命の重さと山登り

      目標がなく、流れに身を任せるだけの筏下りの人生を送っている人が世の中には多くいます。一方で、自分で自分の進むべき方向を見つけて、毎日毎日努力を重ねている目標が明確な山登りの人生を送っている人もいます。それぞれの人生なのでどのような人生を歩むのも自由です。ただし、自分の人生なのだから責任を他人や会社などに向けても仕方ありません。企業の人材育成のお手伝いをしていると、結構上司や会社に流されている筏下りの人を多く見かけます。しかし、自分では如何ともしがたく、もんもんとした毎日を送っているのが実情のようです。企業の研修で受講生の方との人間関係が形成されると、結構な頻度で本音が聞こえてきます。休憩中に身の上相談に乗ることもしばしばあります。本来なら上司が行う役割なのに、コミュニケーション飢餓に陥っている社員さんは多いです。「一回しかない人生、上司や会社に流されていていいの?」キャリア形成に関する研修の中で使う魔法の質問です。今まで、数千人にこの質問を投げかけましたが「いいです」と答えた人は記憶にありません。つまり、みんな自分の人生なんだから流されたくないと内心は思っています。しかし、「仕事が忙しくて」「仕事をしていれば、お給料も賞与も出るから」と現状で留まってしまっています。現状維持、出る杭にならないなど本人にとっても、会社にとっても不幸の始まりです。筏下りを終わりにして、目標を見つけてそこを目指していく山登りをする人を一人でも多くすること。これが、人材育成の専門家としてまた、キャリアコンサルタントとしての私の使命なんだと休日の早朝散歩をしながら改めて感じました。

      テーマ:
  • 02Dec
    • 履物を磨く

      足元を見るとか、足元を見られるという言葉を耳にしたことがあると思います。語源は諸説諸々あります。その中の一つに江戸時代のかご屋さん(今でいうタクシー)の料金の決め方と言うものがあります。タクシーならタクシーのメーターで料金設定できます。江戸時代であれば一里塚が一つの目安ともいわれています。しかし、一里に満たない場合などはどのように料金が決められていたのか気になります。実は料金の目安にされていたのが、かごに乗る人の履物を見て決めていたと記されている文献がありました。すなわち、動物の皮を使った草履を履いている人は大きな商人でお金をたくさん持っているからいくら。擦り切れたワラジを履いている人は旅人で旅費も大変だろうからいくら。と感覚的に料金を設定したと書かれていました。真偽は別としてなるほどと納得してしまいました。似たような話ですが、あるテレビ番組で銀座の高級なお寿司屋さんが取り上げられていました。行ったことがないので分かりませんが、大トロ\600・たこ\300のように料金の表示がないんだそうです。俗に言う「時価」なんでしょうか。インタビューの中で、記者の人が料金設定のことを振っていました。大将は「そりゃ、お客さんの雰囲気ですね」と驚く一言を言っていました。ただし、ぼったくると言う意味ではなく。若いカップルが入店して、どうやら彼が彼女のために奮発して予約して来たことが分かると「おまけ」をしてしまうということでした。お寿司屋さんの話は良い方の足元を見るなのかもしれません。ただし、わたしたちは結構足元を見られていることは多いようです。だれからみられてもいいように先ずは自分の足元、文字通り履物を磨くことから人間力を磨いて行ってもいいようです。

      テーマ:
  • 01Dec
    • 会社において社長と課長、どちらのほうが偉いか?

      毎年、4月になると各社の新入社員研修を担当します。会社の事情で研修期間の長短はあります。そのため、新入社員研修の内容もポイントを絞って1日に凝縮したスケジュールから3日間じっくり落とし込んでいく内容と様々です。しかし、いずれのタイプの新入社員研修でも必ず質問していることがあります。それが「会社において社長と課長、どちらのほうが偉いか?」です。まず間違いなく返ってくる回答は「社長」です。「そうですよねー」と言いながら解説に入ります。ところで、あなたはこの質問にどうこたえますか?ちょっと真剣に考えてみてください。国語の授業のようになってしまいますのでここでは「偉い」と言う言葉の定義は敢えて解説しません。自分の肌感覚で、社長と課長を比較して即答です。私が設定している正解は「質問自体が間違っています」です。正解を新入社員研修の中で伝えると、「ひっかけられた」「なんで」「どういうこと」と様々なリアクションがあります。当然のことです。「社長」のほうが「課長」より偉いのではなく、役割が違う・責任の重みが違うと解説を進めていきます。しかし、たいていの人は人を自分より役職や年齢が上か下かで判断して偉いかそうでないか決めつけてしまいます。「社長」も「課長」も一人の人です。人と人の関係に偉い偉くないはありません。残念なことに、仕事をし始めて経験を積んでいくと自分の周りにいる人を変な色眼鏡で見てしまいます。この人は自分より上、自分より下と上下関係を作り線引きしてしまいます。立場や役割の違いを否定しているのではありません。人と人の関係に差はないということを伝えています。名刺交換をして相手の役職を見て、態度を変える人。仕入先や納入業者の人に高飛車な物言いをする人。人としての軸がブレることなく毎日を過ごしたいものです。

      テーマ:
  • 30Nov
    • シニアクラブでのリーダーシップ

      研修講師を生業としていると、様々な人との出会いがあります。研修会社を立ち上げた頃、企業の人材育成のお手伝い以外に一般の方を対象にした公開セミナーを開催していたことがあります。日本交流分析学会の正会員として、心理学を一般の方に分かりやすく伝えて、人間関係やコミュニケーションを円滑にしてもらおうと公民館などを使って行っていました。地元のコミュニティ雑誌に広告を掲載して、参加者を募りました。就職活動中の学生さん、会社の管理職の方などに交じって、83歳の女性が参加していました。セミナーに参加したきっかけは、「シニアクラブの仲間内の人間関係をスムーズにしたくて」と明確な目標をお持ちでした。見た目が10歳以上は若く見え、話し方はとてもハキハキしていました。室内を歩いている姿勢もキビキビしていました。セミナー中もとても意欲的に参加され、疑問点は遠慮せず質問してきました。思わず「積極的ですね」と声をかけると、「私が頑張らなければ・・・」とシニアクラブの現状を語っておられました。お話を要約すると、最近シニアクラブのメンバーにわがままな人が多くなり会としてまとまりがなくなってしまったとのこと。そこで、自分がリーダーシップを発揮して皆をまとめようと思いセミナーに参加したとおっしゃっていました。家族からは「そんなに頑張らなくても」と日ごろから言われていたそうです。それでも、地域のシニアクラブのために今の自分に出来ることをしたかったと熱く語ってくれました。そんな積極的な姿勢に感化されセミナーに参加していた他のメンバーも勇気をもらっていました。休憩中の雑談の中で、年齢のことが話題になりました。ここでも「もう83歳なんていわないわよ」と言うと、立て続けに「まだ83歳なのよ」と真顔でおっしゃっていました。人生100年時代に突入した現代です。目指す目標が明確だと、年齢・性別は関係ありません。何を生きがいにして毎日の生活を楽しんでいくか、考え直しても良いのかもしれません。「もう」ではなく「まだ」深い言葉でした。

      テーマ:
  • 29Nov
    • 「こんなはずではなかった」と「こんなはずなんだから」

      社会人2時年生の時、新入社員のA君の指導役を任されたことがあります。バブル全盛期だったため、学生の就職活動は超売り手市場でした。そのため、内定式後から入社辞退を防ぐためにA君の囲い込み作戦を指示されていました。一例をあげると会員制クラブに連れて行きヘネシーのXOで乾杯して盛り上がる。香港への出張に学生をビジネスクラスで同行させて貿易の現場を見せたりしていました。今振り返ると本当にバブリーな時代でした。そんなA君は英語が堪能でした。入社後には、輸出入関係の書類もタイプライターでサクサク作成し、海外からの電話にも得意の英語で難なく対応していました。そんなある日、少額ではあったのですが、外国為替のレートの見間違いから為替差損が発生してしまいました。そのことが原因で落ち込み気味になっていたある日、「こんなはずではなかった」と私や常務の前で本音を吐露しました。聞くと、子供のころからの夢でアメリカの会計士(CPA)の資格を取得して海外でバリバリ仕事をしたかったとのことでした。普段、温厚でたいていのミスは許容してくれた常務がいきなりA君に「バカヤロー」と怒り始めました。「こんなはずではなかったとは何事か、こんなはずなんだから」といった言葉が今も忘れられません。そうなんです。子供の頃の夢を思い出しても、今は今なんです。 「ああなりたかった」 「こうなりたかった」となげいていても仕方ありません。今を直視して将来の方向をしっかり見定める必要があるんです。常務は言葉こそ厳しい表現でしたが、迷いのあるA君を諭していました。キャリアコンサルタントとしてカウセリングする時、この時の常務の「こんなはずなんだから」という言葉を思い出します。仕事上のキャリア、プライベートのライフを考えるのに「こんなはず」の今を直視してみれば楽になります。その延長線上にキャリアやライフの目標が見えてきます。過去があり、現在があり、その先に未来があるのですから。

      テーマ:
  • 28Nov
    • 企業内奴隷制度なのかも・・・

      今までに様々な企業や団体の社員研修を担当してきました。鉄くずの回収を専門に行っている会社の研修では、受講者として参加していた社長がヘビースモーカーでした。確認するとなんと受講者全員が喫煙者だったんです。「先生、研修中にタバコを吸ってもいいかね」と社長から質問がありました。トップの鶴の一声で研修中喫煙可となり、なんだか一日皆さんニコニコしていました。今から10年以上前の出来事ですが、社長がタバコを吸いたかったのではなく研修に参加している社員さんたちリラックスして欲しかったのが本当のところでした。ある意味、「いい会社だなぁ」と感心した記憶があります。社長を筆頭に全員で甲子園を目指しいるような雰囲気の会社でした。一方で、真逆の会社もあるんです。罰則が事細かに決められていて、降格人事が日常茶飯事。昨日まで上司だった人が、自分の下につくことがありとても異様な雰囲気が社内に漂っていました。研修のご依頼があり、出向くと社長が事細かくご要望事項を上げてくれました。その内容に対して、「ここはこんな内容を入れると効果大です」とアドバイスしました。社長の意図していることと合致するとOK、そうでないと「必要なし」と即断即決でした。お打合せ内容をオフィスに持ち帰り、研修プログラムの構築を始めるとあることが見えてきました。簡単に言うと、従業員の将来のことなんかどうでもよく、社長の自己満足のために社員教育を行なうようなイメージでした。会社や社長に意見しない「イエスマン」を養成する。社員は駒扱いで、駄目ならくびにして新しく採用する。ペナルティ制度があり、お給料から減額される額が法律に触れない限界ラインに設定されている。まさに、現代の企業内奴隷制度ではないかと感じる会社でした。最近はかなり少なくなっていますがまだまだ存在しているんですこのような会社。講師業をしていると、会社の裏側が見えすぎてしまって驚くこと少なくないです。そのような会社の社員さんは、濁流・激流を手作りの筏に乗って落ちないように必死になっている「筏下り」の人生そのものです。

      テーマ:
  • 27Nov
    • 首都高速の制限速度

      都内の中心部を走る首都高速を車で走っていて「アレ」と思うことがたびたびあります。日曜日に首都高速を走ったのですが、渋滞している場所と比較的すいている場所がありました。やはり「アレ」と思う場面がありました。ここでクイズです。「首都高速の制限速度は何キロでしょうか?」恐らくこの質問に的確に答えられる人は、首都高速道路㈱と警察の方しかいないかもしれません。正解は走っている道路によって30Km/hから80Km/hまで細かく制限が設けられています。埼玉の美女木JCT周辺は30Km/hです。都心部を周遊している都心環状線、俗に言う内回り・外回りは50Km/hで一部40Km/hです。一番速度の速い場所が湾岸線で80Km/hなんです。特に、都心環状線の内回り・外回りは基本50Km/hなのですが、その速度で走っている車はあまり見かけません。遅くても70Km/hから80Km/hで走ったいる車がほとんどのように感じます。昨日も50Km/hで都心環状線内回りを走っていました。後ろに目一杯はりついてくる車がありました。俗に言う「あおり運転」なのかと思いました。制限速度を守って走っていたのですが、邪魔者扱いされているように感じました。首都高速の制限速度に関することは、テレビの番組でも以前に放映されていました。東名高速道路を100Km/hで走ってくると、東京料金所から首都高3号線にそのまま続いています。首都高速と名前の中に「高速」とあるので、文字通り東名高速と同じで100Km/hが制限速度と間違った認識を持っている人が多いと紹介されていました。毎日のようにどこかの首都高速で交通事故が起きています。制限速度が周知徹底されていないこと、ドライバーが制限速度の標識を確認しないで走っていることが原因の一つなのかもしれません。ハンドルを握るたびに、安全運転・安全第一を心がけているドライバーは毎回人間力を磨いているのではないかと、運転しながら思った休日の出来事でした。お客様先のスローガンに「安全は正しい心と装備とみだしなみから」という言葉がありました。的を射た言葉です。

      2
      テーマ:

プロフィール

人材育成専門家@塚本

性別:
男性
自己紹介:
人材育成コンサルタント/研修会社社長。静岡県沼津市出身。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊。パラシュート...

続きを見る >

フォロー

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス