このところ、部下育成や後輩指導に関する研修を立て続けて担当しました。

 

研修のレジュメにも記してあるワードなのですが、部下や後輩に対して先入観を持って見ないように指導しています。

 

講義中は受講生の方にそのような内容を話している自分が、先入観を持って受講者の方を見てしまっていました。

 

研修開始時から、目つきの悪い人が一人いました。

 

簡単な質問を投げかけると、他の受講生は素早く返答してくれます。

 

一人だけ、返答がありません。

 

初めは、気になりませんでした。

 

しかし、時間の経過とともにとても気になりました。

 

その内、この人はやる気がなく嫌々研修に参加しているのかと思うようになってしまいました。

 

貴重な時間を費やして研修に参加しています。

 

名札を見るとはるばる北海道の拠点から研修に参加している人でした。

 

手を変え品を変えコミュニケーションを図ってみましたが、無反応にプラスして無表情の姿勢は変わりませんでした。

 

休憩中、一人でリラックスルームで休んでいました。

 

すると、その方が「お疲れ様です」と声をかけてきました。

 

一瞬、自分の目を疑いました。

 

何故なら、受講生の中で一番姿勢態度が悪いと決めつけていた受講生だったからです。

 

込み入った話はしませんでしたが、話をしてみると悪気がないことは伝わってきました。

 

どうやら普段から仏頂面の方のようでした。

 

気になり、グループワークやロープレの状況を観ていると、グループの中では結構意見を言っていました。

 

ロ-プレの場面でも、与えられた役割を演じきっていました。

 

研修講師としてまだまだ人を見る目がないことに気が付きました。

 

聖人君子には程遠い、小人(しょうじん)の研修講師なんだと改めて痛感しました。

 

自分自身の人間力・人間性をもっと磨かなければと思った研修でした。