独立創業時は今以上に外部のセミナーを受講したり、著名人の講演会に参加していました。
そして、毎回感じていたことなのですが「世の中のことを知らない」と強く思いました。
人材育成に関することしか勉強していなかったために知識が偏りすぎていたのかもしれません。
そこで、国家資格や公的資格、更には民間資格を取得するために講習会にも参加しました。
その中でもプライバシーマーク審査員の資格を取るための講習やISO9001審査員の資格取得のための講習は地獄でした。
参加している方のほとんどがその道のスペシャリストでした。
スペシャリストではないものの、その領域のことの最低限の知識は持っている方々ばかりでした。
私は全くの門外漢でした。専門用語の一つ一つが未知との遭遇でした。
プライバシーマークにしてもISO9001(品質マネジメントシステム)にしても初めは全くの無知でした。
基本的に審査員になるための講習でしたから、最低限の知識は持っている方が前提のように感じました。
案内広告などには初心者歓迎と記されていましたが、講習を受け始めると「知らない」「ゲッ」「分からない」の連続でした。
基礎知識を学ぶと次は、プライバシーマークやISO9001を取得しようとしている企業様に対して規則にのっとって書類が整備されているか審査を行うトレーニングがありました。
文書を確認する手順はマニュアル通り進めればOKでした。
そのため、比較的スムーズに進みました。
問題は口頭試問の場面でした。
社内の専門部署の方に対して面談して、抜けやモレがないかやり取りするような流れでした。
その中でも忘れられない文書に「是正処置要求書」というのがありました。
通称「カー」と略語で言うのですが、私には「是正処置要求書」というワードは頭に入っていました。
しかし、「カー」という略語は知りませんでした。
審査員は主任審査員、審査員、審査員補と3段階に分かれていました。
初めは審査員補の資格を取得しなければなりません。
最終試験でその「カー」が出てきました。
主任審査員の方に助け舟を出してもらい、何とか難関を乗り越えることが出来ました。
冷や汗、あぶら汗、極度の緊張状態と普段味わったことのない体験をすることが出来ました。
実習で審査の手伝いをした時、その経験が大いに役立ちました。何事も体験することは大切です。
そして、学ぶ姿勢を忘れてはいけません。
向上心は重要です。
