おはようございます
この間の休みに、日がな1日、授業の資料作りにパソコンをやっていたら、やっぱり来ました、肩こり こんなときはもちろん、あれこれ体操して、ストレッチして、ツボ押しして…という具合です。
肩すくめ から入って、肩甲骨まわし をしてから、脇ストレッチ 、うでひねり 、うで振り体操 あたりをやって、最後にくびをゆっくりと大きく回すと、かなり軽くなります。
パソコン作業の途中で、爪もみ とか指のつけ根もみ をしたり、太陽 (たいよう)や合谷 (ごうこく)あたりをツボ押ししたりしてますが、それでも「肩こっちゃったなぁ~」というときは、肩井 (けんせい)、手三里(てさんり)、膏肓(こうこう)をよく使います。
☆ ツボの位置
肩井 は、足少陰胆経 のツボで、肩峰ライン上の中央にありますが、すでに肩こり以外にも効用のあるツボとしてご紹介していますので、詳しくはそちらをご覧くださいね。ツボ名をクリックすれば、別窓で開きます。
膏肓は、足太陽膀胱経 のツボ。第4胸椎棘突起の下縁と同じ高さで、正中線から指幅4本分(3寸)外側にあります。ちょうど肩甲骨の際になるところ。
手三里は、合谷 や曲池 と同じ、手陽明大腸経 のツボ。手首から肘までを12等分して、上から12分の2のところ、曲池から指幅3本分(2寸)下になります。
☆ 手当てのしかた
肩井は、右側ならば左手を使います。中指の先をツボにあて、1-2-3と徐々に押しこんで、3-2-1とゆるめ、これを1分間ほど繰り返します。あるいは、中指をツボにあてた状態で、肩を軽く回します。
膏肓は、うでの長い方なら届くかもしれませんが、ちょうど届きそうで届かない位置。ゴルフボールを床に置いて、その上に寝っ転がるような感じで、ボールがうまくツボにあたるようにしましょう。あるいは、椅子の背もたれの角とか、ツボ押し器などを使って押しましょう。
押してくださる方がいらっしゃれば、押してもらうのがベストです。その場合は、親指をツボにあてて、肩甲骨の方向へ力が入っていくようにします。30秒ほど押した状態をキープしたら、手を離して30秒休み、もう一度30秒押してもらうといいですよ。
手三里は、長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)と短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)という2本の筋肉の境目にあります。反対側の手の親指で、1-2-3と徐々に押しこみ、3-2-1とゆるめます。あるいは、ツボに親指をあてた状態で、筋肉を軽くはじくような感じでゆらしてもいいでしょう。
ピッ○エレキバンのようなツボシールや、小さいビーズを絆創膏で貼っておくのもいいでしょう。東洋医学講座のNo.80 でご紹介したパイオネックスなら、0.3mm(オレンジ)や0.6mm(黄色)の短いのがおススメです。
せんね〇灸タイプの家庭灸も有効です。その場合は、
①台座の裏のシールをはがし、もぐさの部分に火をつけます。
②目的の場所へふわっと乗せます。絶対にべったり貼りつけないこと。
③熱さを感じてきたらはずし、感じなければ燃え尽きるまでおきます。
肩の周辺にお灸をする場合は、数多くするとのぼせてしまうことがあるので、やり過ぎないように気をつけてくださいね。のぼせそうなときは、三陰交 や太渓 、足三里 など、足にあるツボのどれか1つにお灸をすると、予防できます。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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