今回から「特別付録」収録の番外編、ランドストマガジンの英語版解説をお送りします。
英語版では「特別付録」は「Special Contents」です。

こんな感じになっていまして、「番外編」は「Escapades」といいます。
escapadeは「脱線」とか「呑気なエピソード」、「大胆で冒険的な行為」のこと。
もとはフランス語で、「脱出」の意味だそうです。
ランドストマガジンは1話の長さが短めなので、一日に2話ずつ解説を公開していきます。
■第1話 被告人控室にて:Episode 1 In the Defendants' Antechamber

ランドストマガジンのタイトルについては、日本語版タイトルをほぼそのまま英訳しています。
いきなりですが、今回の解説はあまり自信がないです。早口言葉の解釈のあたりが。
ですので、もし「ここおかしいよ」とか「そうじゃないよ」ってところがあれば、コメント欄とか、ツイッターとか、教えていただけると助かります。
Ryunosuke
Um, excuse me, but...I'd just like to get at that zabuton
cushion there if I could...
ナルホド
あの‥‥スミマセン、ご老人。
ちょっと、そこの座布団を失礼します。
第1話解説に書いたとおり、英語版における日本のエピソードは、
「『全員が日本語でしゃべっている』様子を英語で描いている」
ことになっています。本エピソードもそういう設定です。そういうことにしてください。w
とはいえ海外プレイヤー向けに、座布団を「zabuton cushion」と表記することで、「zabutonは椅子の上などに置くクッションのこと」だとわかるようになっています。
Ryunosuke
Um, sorry to interrupt again, but...I just need to get at that
Western-style cushion there on the sofa...
ナルホド
あ、スミマセン。その、長椅子の下の
“くっしょん”を失礼します。
こっちの「くっしょん」は「Western-style(西洋の)」と表記することで判別しているわけですね。
Ryunosuke
...what you intended to say at the end of your speech...
was this:
'So arise, ladies and gentlemen, and applaud our
forefathers' plight and the fight for filial piety!'
ナルホド
おまえが“言おうとした”最後の
ヒトコトは‥‥こうだったな。
『さあ! 今こそ立ち上がれ!
低所得者層の老若男女よ!』
「『全員が日本語でしゃべっている』様子を英語で描いている」設定ですが、このエピソードは御存知の通りに、最終的に早口言葉の話になるため、「英語だと発音しにくい単語で弁論をした」様子にローカライズしなきゃならなかったのですね。
ということで亜双義ことAsogiの「最後のヒトコト」は、
「さあ! 今こそ立ち上がれ! 我らが先人たちの尽力と、孝行のための闘志を褒め称えよ!」
うーん、あまり上手に翻訳できんけど、こういう感じ。
「言いにくい言葉」を優先したため、日本語版とは弁論の内容が変わってしまったのだと思います。
最後の「the fight for filial piety!」(孝行のための闘志)が言いにくいぞ、ってことです。
Ryunosuke
'So, my dear fellows, the message is simple: treat your
father and mother with respect!' ...Something like that?
ナルホド
『おとうさん、おかあさんを大切に
しようではないか諸君!』‥‥かな?
「ゆえに諸君、主張は実に簡単だ。おとうさん、おかあさんを大切にしよう!」
うん、シンプルイズベスト。w
Kazuma
And ever since that day, I've had this question whirling
around in my head.
Why did our forefathers choose such an awkward
phrase? Was it to mock their children?
I mean, it should never have been called 'filial piety in
the flirst pace...
AAAAAARGH!!!
アソウギ
それ以来! オレのアタマの中に、
ひとつの疑問がウズまいている。
なぜ人間は、老いたり若かったり
男だったり女だったりするのだッ!
そんなだから! ワケのわからぬ、
『ろうなく』‥‥‥‥‥
うおおおおおおおおおおおッ!
ということで、「なぜ人間は、老いたり若かったり~」のくだりも全面的に書き直されて、
「なぜ、先人たちはこのような不格好な言葉を選んだのか? 子孫をあざ笑うためか?」
みたいな感じに。
Ryunosuke
Like this famous one, for example:
Swift samurai swords swipe silently sideways.
ナルホド
『生麦 生米 生たまご』なんて、
有名なヤツとか。
Ryunosukeも「早口言葉が得意」ということで、
「Swift samurai swords swipe silently sideways.」(素早い侍の刀が静かに横に振られる。)
という早口言葉を披露してくれますが、これ、検索しても出てこないんで、有名なのかどうかわからない。w
亜双義が刀を持っているので、それにちなんだ早口言葉っぽいフレーズを作ったのかもしれません。
Kazuma
'Red headband, lead headband, dead headband.'
...There! Word perfect, see?
アソウギ
『赤ハチマキ 青ハチマキ 黄ハチマキ』
‥‥どうだッ!
Red headband, lead headband, dead headband‥‥赤ハチマキ、鉛のハチマキ、死ぬハチマキ‥‥?
(あれ? まさか第2話のこと?)
Ryunosuke
It goes: 'Red bread pan, lead bread pan, dead bread man.'
Kazuma
Wait, what?
Bed red pa— Ugh!
ナルホド
『赤巻紙 青巻紙 黄巻紙』
‥‥だよ。
アソウギ
な。なんだと‥‥
『あまか』‥‥ぐふっ!
上の「Red bread pan, lead bread pan, dead bread man.」は、そのまま訳すと「赤いパン型、鉛のパン型、死んだパンの男」ということになるけど‥‥やっぱり検索しても載ってないよ!
「~d」がたくさん含まれていて、最後だけ「man」で言い間違いをしそうということで早口言葉なのは間違いなさそうですけど。
早口言葉に意味を求めてはいけないのかもしれないけど、なんというか、これでいいのかなぁ? みたいな感じです(なので、もし「こういうことだよ」と教えていただけるのならありがたいです‥‥)
Kazuma
Why do so many words have to be so similar?!
Ryunosuke
So, looking forward to Great Britain, then?
Where you'll have to deliver speeches in court in English.
Kazuma
...I suppose I can always shell seasells on the sheashore.
アソウギ
‥‥だから!
日本語はキライだと言うのだッ!
ナルホド
亜双義。おまえ‥‥
まさか。それで、大英帝国に‥‥?
アソウギ
さすがに、それはない。
最後は
Kazuma「なぜ似たりよったりな単語ばかりなのだッ!」
Ryunosuke「大英帝国が楽しみじゃないか? 法廷では英語で喋らなきゃならないから。」
Kazuma「その気になればいつだって、英語の早口言葉を言ってみせる。I shell seasells on the sheashore‥‥」
意訳だとこうかな?
英語の早口言葉に、
よく見れば、sellsがshellになっているし、seashoreがsheと混ざってsheashoreという謎のワードになっているしで、結局英語の早口言葉も言えてないじゃん。というオチ。で、いいのかな。
次 Episode 2 In a First-Class Cabin(第2話 壱等船室にて)
英語版「大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-」解説
○Escapades(番外編 ランドストマガジン)
Episode 1 In the Defendants' Antechamber(第1話 被告人控室にて)
Episode 2 In a First-Class Cabin(第2話 壱等船室にて)
Episode 3 At the British Supreme Court(第3話 主席判事執務室にて)
Episode 4 In Sholme's Suite(第4話 ホームズの部屋にて)
Episode 5 At Naruhodo's Legal Consultancy(第5話 成歩堂法律相談所にて)
Episode 6 In Mr Natsume's Room(第6話 夏目漱石の部屋にて)
Episode 7 On Briar Road(第7話 ブライヤーロードにて)
Episode 8 In the Bailey(第8話 大法廷にて)
英語版「大逆転裁判1」解説へ
英語版「大逆転裁判2」解説へ
英語版では「特別付録」は「Special Contents」です。

こんな感じになっていまして、「番外編」は「Escapades」といいます。
escapadeは「脱線」とか「呑気なエピソード」、「大胆で冒険的な行為」のこと。
もとはフランス語で、「脱出」の意味だそうです。
ランドストマガジンは1話の長さが短めなので、一日に2話ずつ解説を公開していきます。
■第1話 被告人控室にて:Episode 1 In the Defendants' Antechamber

ランドストマガジンのタイトルについては、日本語版タイトルをほぼそのまま英訳しています。
いきなりですが、今回の解説はあまり自信がないです。早口言葉の解釈のあたりが。
ですので、もし「ここおかしいよ」とか「そうじゃないよ」ってところがあれば、コメント欄とか、ツイッターとか、教えていただけると助かります。
Ryunosuke
Um, excuse me, but...I'd just like to get at that zabuton
cushion there if I could...
ナルホド
あの‥‥スミマセン、ご老人。
ちょっと、そこの座布団を失礼します。
第1話解説に書いたとおり、英語版における日本のエピソードは、
「『全員が日本語でしゃべっている』様子を英語で描いている」
ことになっています。本エピソードもそういう設定です。そういうことにしてください。w
とはいえ海外プレイヤー向けに、座布団を「zabuton cushion」と表記することで、「zabutonは椅子の上などに置くクッションのこと」だとわかるようになっています。
Ryunosuke
Um, sorry to interrupt again, but...I just need to get at that
Western-style cushion there on the sofa...
ナルホド
あ、スミマセン。その、長椅子の下の
“くっしょん”を失礼します。
こっちの「くっしょん」は「Western-style(西洋の)」と表記することで判別しているわけですね。
Ryunosuke
...what you intended to say at the end of your speech...
was this:
'So arise, ladies and gentlemen, and applaud our
forefathers' plight and the fight for filial piety!'
ナルホド
おまえが“言おうとした”最後の
ヒトコトは‥‥こうだったな。
『さあ! 今こそ立ち上がれ!
低所得者層の老若男女よ!』
「『全員が日本語でしゃべっている』様子を英語で描いている」設定ですが、このエピソードは御存知の通りに、最終的に早口言葉の話になるため、「英語だと発音しにくい単語で弁論をした」様子にローカライズしなきゃならなかったのですね。
ということで亜双義ことAsogiの「最後のヒトコト」は、
「さあ! 今こそ立ち上がれ! 我らが先人たちの尽力と、孝行のための闘志を褒め称えよ!」
うーん、あまり上手に翻訳できんけど、こういう感じ。
「言いにくい言葉」を優先したため、日本語版とは弁論の内容が変わってしまったのだと思います。
最後の「the fight for filial piety!」(孝行のための闘志)が言いにくいぞ、ってことです。
Ryunosuke
'So, my dear fellows, the message is simple: treat your
father and mother with respect!' ...Something like that?
ナルホド
『おとうさん、おかあさんを大切に
しようではないか諸君!』‥‥かな?
「ゆえに諸君、主張は実に簡単だ。おとうさん、おかあさんを大切にしよう!」
うん、シンプルイズベスト。w
Kazuma
And ever since that day, I've had this question whirling
around in my head.
Why did our forefathers choose such an awkward
phrase? Was it to mock their children?
I mean, it should never have been called 'filial piety in
the flirst pace...
AAAAAARGH!!!
アソウギ
それ以来! オレのアタマの中に、
ひとつの疑問がウズまいている。
なぜ人間は、老いたり若かったり
男だったり女だったりするのだッ!
そんなだから! ワケのわからぬ、
『ろうなく』‥‥‥‥‥
うおおおおおおおおおおおッ!
ということで、「なぜ人間は、老いたり若かったり~」のくだりも全面的に書き直されて、
「なぜ、先人たちはこのような不格好な言葉を選んだのか? 子孫をあざ笑うためか?」
みたいな感じに。
Ryunosuke
Like this famous one, for example:
Swift samurai swords swipe silently sideways.
ナルホド
『生麦 生米 生たまご』なんて、
有名なヤツとか。
Ryunosukeも「早口言葉が得意」ということで、
「Swift samurai swords swipe silently sideways.」(素早い侍の刀が静かに横に振られる。)
という早口言葉を披露してくれますが、これ、検索しても出てこないんで、有名なのかどうかわからない。w
亜双義が刀を持っているので、それにちなんだ早口言葉っぽいフレーズを作ったのかもしれません。
Kazuma
'Red headband, lead headband, dead headband.'
...There! Word perfect, see?
アソウギ
『赤ハチマキ 青ハチマキ 黄ハチマキ』
‥‥どうだッ!
Red headband, lead headband, dead headband‥‥赤ハチマキ、鉛のハチマキ、死ぬハチマキ‥‥?
(あれ? まさか第2話のこと?)
Ryunosuke
It goes: 'Red bread pan, lead bread pan, dead bread man.'
Kazuma
Wait, what?
Bed red pa— Ugh!
ナルホド
『赤巻紙 青巻紙 黄巻紙』
‥‥だよ。
アソウギ
な。なんだと‥‥
『あまか』‥‥ぐふっ!
上の「Red bread pan, lead bread pan, dead bread man.」は、そのまま訳すと「赤いパン型、鉛のパン型、死んだパンの男」ということになるけど‥‥やっぱり検索しても載ってないよ!
「~d」がたくさん含まれていて、最後だけ「man」で言い間違いをしそうということで早口言葉なのは間違いなさそうですけど。
早口言葉に意味を求めてはいけないのかもしれないけど、なんというか、これでいいのかなぁ? みたいな感じです(なので、もし「こういうことだよ」と教えていただけるのならありがたいです‥‥)
Kazuma
Why do so many words have to be so similar?!
Ryunosuke
So, looking forward to Great Britain, then?
Where you'll have to deliver speeches in court in English.
Kazuma
...I suppose I can always shell seasells on the sheashore.
アソウギ
‥‥だから!
日本語はキライだと言うのだッ!
ナルホド
亜双義。おまえ‥‥
まさか。それで、大英帝国に‥‥?
アソウギ
さすがに、それはない。
最後は
Kazuma「なぜ似たりよったりな単語ばかりなのだッ!」
Ryunosuke「大英帝国が楽しみじゃないか? 法廷では英語で喋らなきゃならないから。」
Kazuma「その気になればいつだって、英語の早口言葉を言ってみせる。I shell seasells on the sheashore‥‥」
意訳だとこうかな?
英語の早口言葉に、
「She sells seashells by the seashore. The shells she sells are surely seashells. So if she sells shells on the seashore, I'm sure she sells seashore shells.」
(彼女は海辺で貝殻を売っています。彼女が売っている貝殻は間違いなく貝殻です。だから、彼女が海辺で貝殻を売っているなら、きっと海の貝殻を売っているのでしょう。)
というものがあり(これは検索して見つかるくらい有名!)、Kazumaは「英語の早口言葉なら大丈夫」と言わんばかりの様子ですが‥‥(彼女は海辺で貝殻を売っています。彼女が売っている貝殻は間違いなく貝殻です。だから、彼女が海辺で貝殻を売っているなら、きっと海の貝殻を売っているのでしょう。)
よく見れば、sellsがshellになっているし、seashoreがsheと混ざってsheashoreという謎のワードになっているしで、結局英語の早口言葉も言えてないじゃん。というオチ。で、いいのかな。
次 Episode 2 In a First-Class Cabin(第2話 壱等船室にて)
英語版「大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-」解説
○Escapades(番外編 ランドストマガジン)
Episode 1 In the Defendants' Antechamber(第1話 被告人控室にて)
Episode 2 In a First-Class Cabin(第2話 壱等船室にて)
Episode 3 At the British Supreme Court(第3話 主席判事執務室にて)
Episode 4 In Sholme's Suite(第4話 ホームズの部屋にて)
Episode 5 At Naruhodo's Legal Consultancy(第5話 成歩堂法律相談所にて)
Episode 6 In Mr Natsume's Room(第6話 夏目漱石の部屋にて)
Episode 7 On Briar Road(第7話 ブライヤーロードにて)
Episode 8 In the Bailey(第8話 大法廷にて)
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