今年出かけた展覧会を振り返って | geezenstacの森

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今年出かけた展覧会を振り返って

 

 

 

 今年は音楽会は34回でしたがなんと美術展は規模の大小こそありますが、コンサートを上回る46回出かけています。まあ、音楽会は日時が指定されますから、その日の都合がつかなければ終わりですが、展覧会は最低でも1週間は開催されていますから出かけやすいということはあります。ということで、許は今年の展覧会を振り返ることにしました。こちらもとにかく印象に残ったものです。

 

1.第10回日展名古屋展

 愛知県美術館で開催される展覧会の中で3週間にも亘り開催される展覧会は、企画展以外はこの「日展」しか無いでしょう。まあ、以前叔父がこの日展に出品していたこともあり、昔から毎年出かけていたという習慣はあります。しかし、最近は大物の画家がいなくなり、やや制裁に欠けるような気がしてなりません。

 

 

2.第46回中部二現展

 「二元展」は幅広く活躍している団体です。この中京地区の画家の現在の立ち位置を知るには良い展示会です。

 

 

3.浮世絵師・歌川一門の判じ物〜江戸時代の謎々絵解き〜

 最近なかなかユニークな企画展を連発している美術館でちょくちょく足を運んでいます。浮世絵ですが、着目の視点がユニークでした。

 

 
そして、2025年はNHKの大河ドラマは「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」が放送されますから全国各地で 趣向を凝らした浮世絵展や関連イベントが多数企画されています。

 

4.名古屋造形大学卒展2024

 大学の卒業展覧会もいろいろありますが、造形という括りでの展覧会はなかなか見応えがありました。芸術ももっとクロスオーバーが必要なのでしょう。

 

 

5.愛知県美術館「相国寺展」―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史

 久しぶりに愛知県美術館の企画展にお客が溢れていました。相国寺は金閣寺、銀閣寺を塔頭に持っていますから見応えがありました。特に若冲が金閣寺の襖絵を描いていましたから、その展示は大混雑でした。

 

 

6.静岡市美術館 琳派、若冲、ときめきの日本美術―」

 静岡は初めて旅行をするということで、JR東海のずらし旅を利用してこだまで出かけました。駅近ということで、京都細見美術館の名品を揃えた展覧会は大人気でした。ここでも若冲ものは人を呼び寄せました。

 

 

7.「ぞうのエルマー」絵本原画展

 孫に絵本を買い与えようと出かけた展覧会です。やはり子供の来館が多く、親子連れで賑わっていました。

 

 

8.「ヤマザキマリの世界」展 ―世界で生きて、世界を描く―

 今年一番インパクトがあったのはこのヤマザキマリの世界」展でした。この展示がきっかけでYouTubeで安住紳一郎の日曜天国のヤマザキマリさんのゲスト出演した回を全部聞き直しました。いやあ、おもしろい。

 

 

9.福田豊四郎生誕120年・堀文子没後5年企画

福田豊四郎と堀文子

 この美術館には初めて出かけました。そして、こういう画家がいたことを初めて知りました。

 

 

10.第111回日本水彩展

 個人的に水彩画を少々嗜んでいますから、水彩の展覧会はあちこち顔を出しています。

 


11.第30回記念「ポン・デ・ザール展」

 「ポン・デ・ザール」は東海地方を中心に活動する会派やジャンルを越えた美術家の団体で今年は30種ぅねんということで企画展の展示もありました。歴史を重ねるということはこういうことなんですなぁ。

 

 

12.没後15年 平山郁夫展 久遠の理想を追う―佐川美術館コレクション-

 平山郁夫は好きな画家です。以前はシルクロードのスケッチ展にも出かけていますが、こちらも佐川美術館のコレクションを借りての展覧会でした。

 

 

 

番外 吉野ヶ里遺跡の世界

 今年は、九州にも出かけました。本来は福岡博物館に展示されている「金印」を見に行くことでした。学校で学んだ「漢委奴国王」ですな。そして、古墳好きもあってレンタカーを借りて佐賀県の「吉野ヶ里遺跡」まで足を伸ばしました。個人的には邪馬台国は九州説を信じていますのでその再現された吉野ヶ里の地はそれを納得させるような

 

 

 さて、2025年は多分「日展」から始まるのでしょうか。すでにチケットは用意してあります。