第111回日本水彩展
今週は愛知県美術館ギャラリーで開催されている「第111回日本水彩展」へ出かけてきました。 日本水彩展は、東京・上野で毎年公募展として開催しています。作品の傾向については、会創立の考え方を尊重し、会として特定の方向性は定めず写実の伝統的なものから、抽象を含む現代的なものまで幅広い作風の作品を歓迎し受け入れています。ただし、作品の大きさは50号までとなっているので大きな作品はありません。その縛りがあるためか、ほとんどの作品はアクリルカバーが掛かっているので作品本来の持つ質感は十分に鑑賞できるものではありません。
緑の風 其田章
コーナーに展示されているので横の作品が映り込んでいて作品価値を失っています。
蒼の時 村上篤
水面に余分な反射があります
配船 芦野千枝里
この作品はカバーがありませんから本来の姿で鑑賞できました。
緑の香りを求めて 伊藤英二
緑の使い方が見事です。ただ後ろの絵が写り込んで魅力半減です。
なんの作品だかわからなくなっています。
後は良いなと思ったものです。
さすが高校生の作品はカバーがかかっていませんからじっくりタッチを伺うことができました。
侵食 遠藤真夕
緑の植物が建物を侵食しています。着想が面白いです。
占領 中峰美玲
絢爛豪華 臼井春菜
Ocean Tea 長濱花
Miracle 鈴木杏沙