5年前から続く
尿意切迫感/頻尿と膀胱の重感および尿漏れの整体治療
膀胱瘤(?) 間質性膀胱炎(?) 自律神経失調(?)・・・
患者Mさん=73才-女性・主婦の症例
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① Mさんの病歴・・・
患者Mさんは、5年前から頻尿気味で、1~2時間に一度のペースで尿意が強くなり、我慢が出来なくなるのでトイレに行くそうです。そこで排尿しても少量の事が多いそうです。排尿痛や膿尿/血尿などは無いそうですが、数年前からクシャミをすると尿漏れが生じるので、できるだけ気をつけてクシャミをしているそうです。Mさんは「胃痛(みぞおちの痛み)と食道裂孔ヘルニアおよび嚥下障害の整体治療、重度便秘症、他」の治療で来院されていましたが、本件も併せて整体治療する事になりました。
② Mさんの診察
【頻尿と尿漏れに関する所見】
・Mさんはご自身の頻尿について「膀胱瘤」が原因ではないか」と疑っているそうです。ただ泌尿器科ではその指摘を受けた事は無いそうです。また膣内で膀胱の一部を触れたことも無いそうです。
・排尿痛や外陰部掻痒感あるいは尿充満時の膀胱痛は無いそうです。就寝中に尿意で眼が覚めることはほとんど無いそうです。ただ恥骨の裏側に、大きくて重たい石が埋め込まれている感じが常時しているそうです。
・食欲は普通だそうですが、若い頃から重度の便秘症だそうです。二十才くらいから数々の便秘薬を処方され、あるいはその他様々な漢方薬、サプリ、お茶なども試してきたそうです。今ではある種のサプリを飲まないと、何日も排便できない日が続くそうです。別の問診で「空腹時にお腹がグ~グ~と鳴る事はありますか?」と尋ねると、Mさんは「もう何十年も鳴っていないですね、、。」と仰っていました。
・2年前までは、ある便秘薬が効かなくなっても別の便秘薬に変える事で効果が出て排便が出来ていたそうです。特にハーブティー系の便秘に効くお茶は、種類を替えながらも十数年以上、服用しているそうです。ところが1年前からは便秘薬の効果が不安定になり、かつ急激にお腹が(特に下腹部)かなり膨満し、近所の知人たちにも「チョッと肥えてきたみたいね…」と、指摘される事が増えたので「このままでは排便できなくなるかも!!」と、Mさんも次第に怖くなってきたそうです。
・今服用している便秘に効くお茶(ハーブティー系)を通常濃度で服用すると毎日排便はあるそうですが、その便は軟便で、スルスルと出るそうです。便が出にくくなった時にはそのハーブティーを作る時にその濃度を濃くすると出るそうですが、その時は下痢便になるそうです。
・閉経は50才で、それまでの月経周期は29日前後、月経期間は3~5日タイプだったそうです。月経期の出血量は普通くらいで、塊はほとんど無く、生理痛もあまり無かったそうです。ただ15年ほど前に6cm大の子宮筋腫が一つあるとの指摘を受けた事があるそうです。
・お子さんは二人いるそうですが、二人目は鉗子分娩だったそうです。
・15年ほど前に子宮下垂の指摘を受けた事があるそうですが、その数年後の定期検査では、下垂が改善していたそうです。
・胸頸部聴診上、血管雑音や心音、呼吸音に特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、グル音は極めて微弱で、ほとんど聴診できませんでした。血管雑音はありませんでした。
・腰部触診上、第11胸椎から第3腰椎に圧痛がありました。若干の側弯がありましたが、腰椎の階段変形や前方変異は確認でき間瀬でした。第5腰椎に叩打痛がありました。
・胸部触診上、剣状突起から胸骨の上2/3にかけて著明な圧痛がありました。
・腹部触診上、腹部が全般的に(特に下腹部)かなり膨隆して、押圧しても著しい抵抗がある様な緊満状態でした(☚おそらく大量の残留便によるものと推測される)。恥骨稜の深部(裏側)には”膀胱壁が硬化しているのでは?!” と思えるほどの著明な緊張部と圧痛がありました。そして左右の恥骨結節深部でも著明な緊張と圧痛がありました(特に左側が強度)。
また十二指腸空腸曲部から腸間膜根および回盲部にかけても著明な緊張と圧痛がありました。さらに上行結腸部には粘土様の硬結と圧痛がありました。右季肋部にも緊張部があり、同部の押圧で背中に放散痛が生じました。消化管全般が”古くなったゴム様の感触”があり、活力を感じませんでした。
・血圧はあまり覚えていないそうですが、上が120mmHgくらいだそうです。血液検査ではリウマチ因子が少し高くなっている事と、LDHも少し高めであること以外に異常は無いそうです。
【その他の所見】
・15年ほど前に突然坐骨神経痛に見舞われ、左臀部から左下肢にかけて全体的に痺れがあり、杖をつかないと歩けなかったそうです(正確な痛む部位は左の臀部から大腿外側面および下腿内側面-足内側面)。近医を受診したところ「第4腰椎の変性すべり症」と診断されたそうです。接骨院に数か月通い、かなり改善しているそうですが、今でも左右大腿の後面と外側面に痺れ感or違和感が常時残っているそうです。特に椅子から立ち上がる瞬間などに、大腿に「ピキッ」とした痛み(?)が一瞬だけ生じるそうです。また就寝中(特に夜明け前)、両側の坐骨結節付近から大腿後面にかけて、かなり強めの痛み(神経痛)が生じて眼が覚めるそうです(☚ほぼ毎晩)。痛みが強い時はシップ薬を張って二度寝するそうですが、なかなか痛みは引かないそうです。
・跛行はありませんでした。また歩行中に休息する事も無いそうです。
・胃カメラ検査で食道裂孔ヘルニアは確認されているそうですが、胃や食道の炎症あるいはパレット食道などの指摘は無かったそうです。ただMさんは画像検査のコピーを持参されていましたので、それを拝見すると、食道粘膜の軽度のびらんと思われる画像がありました。
・胸やけなどは無いそうですが、ほぼ一日中喉に何かが詰まった感じがあり、それに加えて呑酸もあるそうです。呑酸は朝起きた時が一番多いそうです。
・かなり以前から軽度の慢性腰痛があり、臥位時に寝返りを打つと、腰痛が強くなるそうです。
・血液検査では、15年ほど前にリウマチ因子の軽度増加が指摘されていたそうですが、関節痛などの具体的な症状は無かったので、経過観察だけでお薬の処方などは無かったそうです。その後の定期検査でもリウマチ因子に変化は無く、軽度増加状態が続いていたそうです。しかし数年前の検査では、リウマチ因子が増加傾向にあるとの事です。他にはLDHが少しだけ高めだそうです。右の第3、4指のPIP関節がやや過剰伸展傾向にありました。
・4年前に、今まで飲めていた大きめの薬が飲めなくなり、小粒に砕いて飲む事があったそうです。ただその時の検査では、特段の異常は無かったそうです。
・5年前に、胸の前で犬を両手で抱いたまま、前のめりに転倒した事があるそうです。
・20年ほど前に、左ふくろはぎの静脈瘤の手術をされているそうです。

➂ 治療目標と整体治療
⑴ 膀胱平滑筋の弾力性を回復し、膀胱の拡張機能を改善する
⑵ 骨盤神経叢および膀胱神経節(叢)の失調を回復する
⑶ 膀胱の血流を改善し、膀胱粘膜や平滑筋等の代謝を改善する
⑷ 便秘治療を並行して便秘を改善する
⑸ 膀胱とその周辺臓器の癒着/圧迫を解消する
⑹ 上記⑴、⑵、⑶、⑷、⑸でもって膀胱機能(畜尿反射=受け入れ弛緩および排尿反射など)を回復する
・膀胱平滑筋解放テクニック
・膀胱神経叢解放テクニック
・骨盤神経叢回復テクニック
・上・下膀胱動静脈解放テクニック
・消化管平滑筋テクニック(壁内神経叢解放テクニック)
・腹腔動脈/上・下腸間膜動静脈解放テクニック
・腹腔神経叢/上・下腸間膜動脈神経叢解放テクニック
・胃腸蠕動運動促進テクニック

④ 経過と結果・・・
Mさんの転倒事故による治療中断もありましたが、整体治療再開後、 5時間半も排尿を我慢できるまでに改善 !!
初診から転倒事故による入院加療まで、、、
(初診~28診目)
・本件(尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ)については、初診治療を開始してからずっと改善傾向は示されず、初診時の状況から一歩も前に進みませんでした。しかしMさんにはその他の愁訴(胃痛、食道裂孔ヘルニア、喉のつまり感、重度便秘、他)の整体治療も併せて施術していたので、Mさんは根気よく当院に通院されていました。
・そのような状況で2か月たったある日(☚28診目来院時の三日後)、Mさんは某デパートで買い物中に意識を失って転倒する事故にあわれました。その際、左の頬骨と鼻骨を骨折され入院加療したため、当院での施術は一時中断しました。ところが退院後、今度は左足(中足骨)を亀裂骨折したので当院への通院は不能となり、さらに整体治療の中断は延長する事になりました。そして上記骨折がほぼ緩解した5か月後、当院での整体治療をようやく再開することが出来ました。
退院後の治療再開=しかし本件(尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ)の治療は後回しに、、、
(29診目~36診目)
・整体治療再開時(初診から数えて29診目)、本来の主訴である胃痛や重度便秘、頻尿などの治療を再開しようとしたのですが、ところがMさんはそれらの治療よりも、今回の二度にわたる事故後、以前から痛みがあった手指の痛みがひどくなり、さらには肘や肩なども痛みが出てきたことから、そちらの方を優先して整体治療することを希望されたので(下記参照)、本件の治療はさらに中断したままとなりました。
◆ 朝の手指のこわばりと整体治療 関節リウマチ?!、それとも弾発指(ばね指)?!

やっとの事で本件(尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ)の治療再開、でも効果は出ず、、、
(37診目~40診目)
・それから約1か月した頃、上記の優先していた手指の治療にも改善の目途がついたので、ここでようやく本件などの整体治療を再開する目途が立ちました。結局この治療中断期間は約半年間にも及びました。
・整体治療再開後1診目、本件(尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ)についての状況に変化はありませんでした(むしろ悪化傾向でした)。この状況はその後も続きましたが、整体治療再開後4診目に初めて具体的な変化が現れました。それはMさんが「膀胱の重たい感じが少しマシな気がします」と仰ったのです。ただ頻尿や尿意切迫についての変化はありませんでした。
ようやく本件(尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ)の改善傾向が見えてきた頃、、、
(41診目~72診目)
・しかしその後は目立った改善傾向はなく、ずっと同じ様な状況が続いていました。ところがその2か月後(通算では54診目、治療再開後26診目)、Mさんは「膀胱の重たさはマシな気がします。尿も少しは溜めることが出来るようになってきて、以前の様に1時間前後でトイレに駆け込むことは無くなってきました」と仰っるまでになりました。
・ただ残念ながら、その後は目立った改善傾向は特になく、一進一退の状況が続きました。しかし運よく、やっとの事でその2か月後に(整体治療再開後36診目、通算では72診目)、「膀胱の重たさはありますけど、尿が溜まるようになりました。2~3時間は我慢できます。失禁も、ここの所くしゃみをしても一度も無かったですね。」と仰っるようになっていました。この頃になると、本件については半ばあきらめかけていたMさんでしたが、少しずつ希望を持つようになられていました。
3時間は普通に我慢できるまでに改善=集中治療からメンテナンス治療に移行、、、
(73診目~87診目)
・その後も本件(尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ)および別件(胃痛、食道裂孔ヘルニア、喉のつまり感、重度便秘、他)の整体治療を並行して続けていましたが、本件で次に変化があったのはさらにその2か月後(通算では87診目、治療再開後59診目)でした。Mさんは「膀胱の重たさは少しマシですがまだあります。でも頻尿はかなりマシになってきて、3時間は普通に我慢できるようになってきました。失禁も一度もありませんでした。」と仰っていました。また触診的にも、初診時には極めて硬かった膀胱壁が少し柔軟になってきていました。
・ところでこの回は、本件(頻尿など)およびMさんの本来の主訴である重度便秘についても一応の目途がついた回でしたので、今回で一連の集中治療を終了することにしました。そして今回以降はメンテナンスとして、一か月に1~2度程度の来院でメンテナンス的な治療をすることになりました。
メンテナンス治療期=どれだけ排尿を我慢できるかの実験!!、、、
(88診目~最終診108診目)
・メンテナンス治療を続けていく過程で、Mさんの頻尿、尿意切迫などは少しずつですが改善傾向を示していました。また、初診時の触診上、極めて硬かった膀胱もかなり緩和し。柔軟性を帯びている感触になりました。そしてメンテナンス治療を開始して5か月後(通算では106診目、治療再開後78診目)、改めてMさんに「調子のよい時でいいですから、一つ実験してみてください。それは尿意がきても我慢して、それがどれだけ我慢できるか時間を計ってほしいのです。」と提案しました。するとMさんは快く引き受けてくださいました。
・108診目来院時(治療再開後80診目)、先日提案した実験結果について報告を受けました。するとMさんは「(排尿を)5時間半も我慢することが出来ました。信じられないです!!」と仰っていました。ただ膀胱の重感は100%改善しておらず、まだ若干の違和感は残っていました(触診上、膀胱の硬度も若干残っていました)。
・この段階で頻尿および尿意切迫感はほぼ解消した、といってよい段階になったと考え、その旨をMさんにも伝え、了承して頂きました。そしてもうしばらくの間、残る愁訴である膀胱の違和感を解消するために、メンテナンス治療をもう少し続けていくことになりました。
ここまでの治療回数は初診から数えると108診目(治療再開後=80診目)になり、その期間は半年間の中断期間を含めると20か月に及ぶものでした。
⑤ 今回の症例の概説、、、
◆頻尿、尿意切迫は膀胱瘤が原因なのか???
・Mさんが泌尿器科を受診されたのはかなり以前の事で、この数年の間は受診されていませんでした。また以前に受診された時も頻尿の原因はよく分からなかったそうです。ですから今回の来院においても専門医による正確な確定診断は無いので、ある程度推量でもって整体治療を進めていくしかありませんでした。
・ところでMさんご自身は「頻尿は膀胱瘤によるものでは」と思い込んでいるようでした(☚ネット等で色々と調べたそうです)。確定診断がない状況ですからその可能性もありますが、しかしMさんへの問診上、膣内に何らかの突出物の所見は無いので、当院としてはその可能性は第一選択肢の可能性は低いのでは、と考えました。
◆間質性膀胱炎の可能性は???
・またMさんの頻尿・尿意切迫所見と似た病態に間質性膀胱炎がありますが、ただその典型例は頻尿や尿意切迫以外に、
尿が溜まると下腹部が痛くなる
排尿してもまたすぐに尿意をもよおす
夜に何度もトイレにいく
などの所見もあるはずですが、これら所見は確認できていないことから、間質性膀胱炎の可能性も低いのでは、と思われました。
◆その他の可能性・・・加齢、過活動膀胱、薬剤の影響、、、
・膀胱瘤や間質性膀胱炎の可能性が低いとすると、Mさんの頻尿や尿意切迫の理由としては、
1. 加齢による膀胱平滑筋の弾力性低下、または加齢による抗利尿ホルモン(バソプレシン=下記注1参照)の夜間分泌低下
2. 過活動膀胱
3. 嗜好品、薬剤の影響
などが思い浮かびます。ちなみにMさんについては、(1の後段以外)上記1~3すべてが当てはまるように思いました。
・特に1の前段については、Mさんは73才ですから当然だと思います。何となれば、触診検査において「恥骨稜の深部(裏側)に”膀胱壁が硬化しているのでは?!” 」と思えるほどの著明な緊張部と圧痛があったことから、かなり有力な原因では、と思いました。
・ただ1の後段については、その可能性は低いのでは、と思いました。それは一般的には、就寝中は抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌が増え、夜間の尿量(尿意)を抑える仕組みになっていますが、高齢者ではこの仕組みが失調する傾向にあるので就寝中は抗利尿ホルモンの分泌が減り、夜間の尿量(尿意)が増える傾向にあります。しかしMさんは元々夜間頻尿といった所見が無いので、加齢による抗利尿ホルモン分泌減少はそれほどないのでは、と推測されるからです。
注1) 抗利尿ホルモン(バソプレシン)
視床下部で生成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンで、主に腎臓の集合管に作用し、水分の再吸収を促進して尿量を抑え、体内の水分量を維持する役割があります。また血管を収縮させて血圧を上昇させる機能もあります。
・3の嗜好品や薬剤の影響については、Mさんは50年にわたる便秘薬、ハーブティーなどの服用歴があるので、これも当てはまると思います(☚本件については便秘薬の常用を減少or解消する整体治療を並行する必要があります)。ただ2の過活動膀胱については、Mさんの症状的にはおおよそ当てはまっていると思うのですが、Mさんには夜間頻尿がないことから、その典型例からは少しずれる様な気もします。
◆見落としてはいけない過去の既往歴による後遺症害、、、鉗子分娩・子宮筋腫の影響は?!
・結局は、「これだ!!」というものは特に見当たりませんでした。しかしここで見落としてはいけない既往歴(?)が二つある、と思いました。その一つは、Mさんが二人目のお子さんの出産時に鉗子分娩をしていたことです。今一つは、6cm大の子宮筋腫があった事です(☚Mさんが58才の時=閉経後の診断)。
・前者については、胎児に関しては比較的安全かつ有効と言われていますが、しかし母体に対しては、特に恥骨から会陰部付近の骨盤深部臓器に物理的な負担が強いられるので、それが後々後遺障害として残ることがしばしばある、と言われています(例:当院の来院患者例では、鉗子分娩により恥骨が骨折した女性や、子宮脱になった方がおられました)。
・Mさんに当てはめれば、鉗子分娩による物理的負荷が膀胱壁の硬化をはじめとして、その付近の神経系や血管系に損傷を及ぼし、それが頻尿や尿意切迫の原因になっている可能性があるのでは、と考えました。
(正直申しますと、この影響が一番大なのでは、と思います)
・後者については、その筋腫の性状や位置が不明なので何とも言えませんが、場合によってはその筋腫が膀胱を刺激して、それが頻尿や尿意切迫の原因になっている可能性も否定しきれません。
◆上記すべてを組み合わせた治療目標と整体テクニック、、、
・以上の考察から、これらをまとめて当院で可能な治療目標を立て、それで望むことにしました。それは以下の通りです。
⑴ 加齢による膀胱平滑筋の弾力性低下を改善する
⑵ 膀胱の代謝を改善するために膀胱の血流を改善し、膀胱粘膜や平滑筋等の代謝を改善する
⑶ 過活動膀胱状態を解消するために骨盤神経叢および膀胱神経節(叢)の失調を回復する
⑷ 嗜好品、薬剤の影響を減少or解消するために便秘治療を並行して便秘を改善し、便秘薬依存から脱却する
⑸ 鉗子分娩or子宮筋腫により生じたと想定される膀胱壁の緊張を緩和し、かつその周辺神経や血管の癒着/圧迫を解放して自律神経失調や血流障害を改善する
・以上の事から、上記「➂ 治療目標と整体治療」に掲げる治療目標、
⑴ 膀胱平滑筋の弾力性を回復し、膀胱の拡張機能を改善する
⑵ 骨盤神経叢および膀胱神経節(叢)の失調を回復する
⑶ 膀胱の血流を改善し、膀胱粘膜や平滑筋等の代謝を改善する
⑷ 便秘治療を並行して便秘を改善する
⑸ 膀胱とその周辺臓器の癒着/圧迫を解消する
⑹ 上記⑴、⑵、⑶、⑷、⑸でもって膀胱機能(畜尿反射=受け入れ弛緩および排尿反射など)を回復する
を設定し、それに対応する整体テクニック
・膀胱平滑筋解放テクニック
・膀胱神経叢解放テクニック
・骨盤神経叢回復テクニック
・上・下膀胱動静脈解放テクニック
・消化管平滑筋テクニック(壁内神経叢解放テクニック)
・腹腔動脈/上・下腸間膜動静脈解放テクニック
・腹腔神経叢/上・下腸間膜動脈神経叢解放テクニック
・胃腸蠕動運動促進テクニック
を、施術する事にしました。
◆整体治療結果と健康寿命と整体治療の可能性について、、、
・これまで1~2時間しか持たなかった排尿間隔が、実験的には5時間半も持つようになったので、結果的には上記仮説でおおむね妥当であったのでは、と思います。
・ところで本件「尿意切迫感、頻尿、膀胱の重感、尿漏れ」に限らず、Mさんの整体治療については、Mさん本来の主訴である「胃痛、食道裂孔ヘルニア、喉のつまり感、重度便秘」だけでなく、その他の愁訴である「足の痛み、手指と肘・肩の痛み、他」など、ほぼ全身にわたる部位の整体治療をする事になりました。そしてその治療期間(20か月)と治療回数(108回)も非常に長期を要することになりました。
・またその経過中、Mさんが二度にわたり骨折するなどし、その入院/加療期間(約5月間)は整体治療を中断する事を余儀なくされるなど、大変印象に残る治療例でした。
・中でも一番印象に残り、かつ感動したことは、Mさん(73才)という一人の老人の持つ生命力というのか回復力というのか、その潜在的な自然治癒力でした。
だってそうでしょう、、、本件でも排尿間隔が1~2時間から5時間半にまで伸びましたが、それだけでなく、20才から73才に至る50年以上にわたってありとあらゆる便秘薬・サプリなどに依存し、最近ではどのような便秘薬にも反応しない身体になっていたのに、(少々時間はかかりましたが)それが今では全く便秘薬に依存することなくほぼ毎日自力排便できる身体にまで回復したのですから。
・平均寿命が90才近くまで伸びた現代にあって、それとは別に強く叫ばれていることが「健康寿命」だと思います。Mさんは73才になって、それまで落ち込んでいた健康寿命が相当回復し、それをかなり取り戻せたのですから、Mさんだけでなく、当院としても整体治療の可能性について希望が持てた症例になったのでは、と思います。
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上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。
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付属治療室
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