鼻つまりによる呼吸困難と整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

●当院は「整体治療」と、「2年制整体学校」を運営しています。
●各疾患・症状に対しての研究-治療成果、患者さんとのエピソード、コラムなどを掲載しています。
●当院での治療(左下欄参照)、又は学院への入学希望の方は専用メールか06-6180-6880までお電話下さい。

鼻つまりによる呼吸困難と整体治療

4診目で、ほぼ完全に鼻が通った症例の解説です。
患者Kさん=19才-男性-学生の症例


● 鼻の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 

 

 


①    Kさんの病歴・・・
患者Kさんは3週間前から急に鼻づまりがひどくなりだし、病院で診てもらうと右上顎洞の副鼻腔炎との診断を受け、漢方を中心とした投薬療法を受けていたそうです。しかしその後の経過は思わしくなく、昨日になってかなり悪化し、就寝後は特にひどく、かなり息苦して寝られなかったので、今回の来院となりました。

 



②    Kさんの診察
・Kさんは幼少時から副鼻腔炎があったそうですが、今まで治療したり放置したりの繰り返しだったそうです(完治はしていなかったみたいです)。
・身長は176cmで体重は68kgだそうです。体重の変動は無いそうです。
・鼻水は出る時と出ない時があったそうです。ただ、最近はあまり出ていなかったそうです。
・問診上、排便時や食事時に鼻水や鼻閉が生じる事が多いそうです。
・ほぼ同時期から眼の焦点が合わなくなり、斜視による複視も生じたので大学病院を受診したところ、脳幹に少量の出血の痕跡が残っていて(部位は不明)、さらにいくつかの小さな先天的な動脈瘤も見つかったそうです。脳外の担当医からは「今、特段の治療の必要はありませんが、出来るだけ血液がサラサラとなる様な食-生活習慣をしてください。脳幹にある血種が消失したら眼の斜視(複視)も取れるかもしれません」と言われたそうです。
・斜視は左眼で、内転がしづらいそうです。しかし眼球運動については左右ともほぼ正常に動かすことが出来ました。
・来院時、頸部-顔は正面を向かず、35度ほどの右回旋状態でした。正面を向くと、複視がひどくなるので、右回旋で正面を見ているそうです。
・リスティング上、頸椎の6-7セグメントで右後下方変異がありました。
・3週間ほど前から両眼の目ヤニと痒みが急に生じてきたそうです。
・母親の話しでは、起床した時に左眼が一番泳いだ状態で、同時に左右のエラ付近から首にかけてかなり浮腫んだ状態になっているそうです。
・難聴や耳鳴り、あるいはめまいは無いそうです。
・表情筋の運動で左右差はありませんでしたが、ほうれい線などの顔表面の皺はなく伸びていて突っ張った感触でした。舌は真っ直ぐに出すことが出来ました。また、カーテンサインもありませんでした。
・扁桃腺の肥大は無く、甲状腺は正中にありました。しかし頸部がかなり太く、頸部の筋肉群が著明に緊張-腫脹していました。
・歯ぎしりはあまりしないそうですが、口内炎はよく出来るそうです。構音障害もありませんでした。
・3-4か月ほど前にのど風邪を引いたそうですが、それが長引き1週間ほど嗄声が生じだした後、無声状態にまで悪化したそうです(5~6週間で治癒したそうです)。
・開眼による指-鼻試験は少しずれが生じていましたが、閉眼ではほぼ完ぺきに出来ていました。歩行異常はありませんでした。
・手足の浮腫はありませんでした。

 



➂ 治療目標と整体治療
     ⑴    ネザールサイクルの調整をする
・静脈還流促進テクニック
・交感神経幹解放テクニック
・頸椎アジャスト (C6-7/RPI)


 



④    経過と結果・・・
・初診治療直後、

約35度右回旋していた頸部-顔は、ほぼ正中を向いていました。しかし鼻づまりはあまり改善しておらず、複視も残っていました。


・2診目来院時、

「(初診の治療後)帰宅してから鼻の調子が良くなってきました。(治療前の)6/10くらいまで鼻が通っています。」と仰っていました。


・4診目来院時、

「ほぼ完全に鼻が通り、夜もメッチャ寝やすいです」と仰っていました。また、食事時や排便時の様子をお聞きすると、初診前の問診にあった”排便時や食事時に鼻水や鼻閉が生じる事が多い”と言った所見は解消しているそうですので、とりあえず治療を終了し、様子をみてもらうことにしました。

 



⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のKさんの症例は、かなり早期に改善した代表例ですが、やはり”若さに勝る良薬は無し”なのかもしれません。ところで、もし慢性副鼻腔炎であれば、いくら“若さ…”であっても、ここまで早く改善するとは思いにくいです。ですからKさんの鼻づまりの原因はそれ以外の可能性が高いのでは、と思われます。

 

・と言うのも、Kさんの病歴として、鼻閉はあるものの鼻水はあまり無いようですし、また”排便時や食事時に鼻水や鼻閉が生じる事が多い”などの所見から、炎症的な病態よりも自律神経失調的な病態が予想でき、かつ頸椎の持続的な” 35度ほどの右回旋状態”などから頸部交感神経幹の絞扼性の障害や外頸動脈流域の循環障害なども予想され、それが嗄声や無声状態の所見にも通じるものがある、と考えられるからです。

 

 

頸部交感神経幹 (上頸神経節)

 

 

・そこで上記③「治療目標と整体治療」の治療計画を立て、それを施術したわけです。ただ先ほども記しましたが、こんなに早期に改善したのはKさんの若さのおかげだと思います。
 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------------

● 鼻の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県、三田市