2019年2月7日(木曜日) 朝日新聞 朝刊より

 

 

 

 

 

すでに各紙報道がなされておりますが、今月末に2度目の米朝首脳会談が開催されます。

 

いつの日でしたか、朝日新聞の『天声人語』とかいう、誰に向けて書いているのかわからないクソ偉そうなコラムがあるのですが、北朝鮮を「やせ細ったハリネズミ国家」などと、およそ品性にかけた挑発的文言を書き、拙ブログでも初期頃に批判した覚えがあります。

 

そして今回の記事。

 

ハッキリ言って、「まったく変わってないな」と呆れましたね。

 

まあ最初から期待もしていなかったのですが、私がこの「リベラル紙」に嘲笑を覚える理由は、『権力者のため新聞』を貫き通していることです。

 

戦前は帝国政府に阿り、日本が仕掛けた地獄のような戦争の片棒を担いだ事実も、「過去の反省」を謳いながら、敗戦後、日本の『新たな支配者』が君臨すれば、自由と平等を口実に、本当に知るべきことを隠し、リベラルを自称しながら、北朝鮮関連でも露悪的姿勢を崩さず、偏った報道ばかりを垂れ流す機関として、アジア地域での「新たな戦争」を誘発する認識を、日夜数百万の人間に拡散している。

 

「朝鮮戦争を終わらせる」?

 

結構なことじゃないですか。

 

実際トランプ氏でなければ、軍産複合体と利権の絡む大統領が権力を握って、駐留米軍を使いアジア地域でさらなる緊張と軍拡を作り、それは地域の安全保障にとどまらず、人々に差別の心を植え付け、マジョリティとマイノリティ、さらに「同族同士」の分断を生み、社会に暗い陰を落とし続けてきたわけです。

 

もし北朝鮮とアメリカで『平和条約(朝鮮戦争の終戦協定)』が結ばれれば、それこそ北朝鮮にとって、最大の条件だった『主権国家』を守る手段の「核」がいらなくなるわけであり、この前提が成就されれば、伝統ある東アジアの国として、中国をはじめとする地域の国と活発に関係を築いていくでしょう。

 

だから、そうした過去の歴史経緯を一切語らない朝日新聞にしても「そう一筋縄ではいかない」とか、ゴチャゴチャ似非リアリズムを語って、どうにか国民をだまくらかして、邪魔しようという魂胆が見えてしまうわけです。

 

本当に海外の情報を知りたければ、こんな一新聞を読んだところでわかるわけがないし、むしろ誤解を植え付けられるのが関の山でしょう。アメリカのMSNに限らず、中露系のニュースサイトや、各地のフォーラムサイトで実際の声を聞いたり、まあ実際これが出来る人はごくごく一部に限られますが(もちろん私はできません)、そういう人々のおっしゃられたことや、執筆されたブログ記事を読んだりして、『自国のメディア』に対して耐性を付けるというか、一から十まで鵜呑みにしない姿勢を持つことが、まず我々がやらなければならない一歩なのかなと思います。

 

そんな中、興味深い記事がありました。

 

 

2019年2月7日(木曜日) 東京新聞 朝刊より

 

 

 

 

 

 

 

‐文大統領の努力、「職を失い」悔しがる在韓米軍司令官、70年ぶりの敵対行為の中止‐

 

完全に舐められてるというか、日本がまともな独立国として扱われていないのが具にわかる。

 

しかし日本にいる「愛国者風情」は、ここに至って驚くほどダンマリである。

 

韓国やアジア諸国との絡みだけ、狂った獣のごとく喚き散らし、いつも何度も繰り返す。

 

常に国益がと口を開くが、自国の理不尽な現実をあらわす「キッカケ」が目の前に転がっているというのに、本当に自分たちの「耳の痛い話」からは全力で逃避して、アメリカの「傀儡政権」である安倍氏を支持し、その文脈の中で、絶えず右翼思想を振りまく姿は、実に見飽きたほどです。

 

【関係記事】

 

‐『アメリカの衰退』はアメリカ人自身が知っている‐

 

‐新シリーズ・朝鮮統一と日本を考える 最終章(日本自主化のプロセスと東アジアの平和樹立)‐

 

‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐

 

‐シリーズ『日米同盟』の正体 最終回(米日韓の断ち切れぬ軛)‐

 

‐人扱いされない民族の末路 その1‐

 

‐人扱いされない民族の末路 その2‐

 

文在寅、観覧式直後に済州島海軍基地の地元民に謝罪

 

‐金正恩委員長のソウル訪問歓迎の動き(若き学生たちの想い)‐

 

‐二度目の開催地はベトナムか(朝米首脳会談の行方)‐

 

‐画像で振り返る『日本リベラルの愚かさ』 その1‐

 

‐画像で振り返る『日本リベラルの愚かさ』 その2(朝鮮の永久分断を望み、アジア平和を拒む人々)‐

 

‐画像で振り返る『日本リベラルの愚かさ』 最終回(中国と北朝鮮は敵 米軍産複合体に靡く人々)‐

 

‐「平成後」も日本は絶賛属国中!‐

 

‐日本人がどんどん盲目になっていく・・・(「植民地的鎖国思想」の果てにあるもの)‐

 

‐韓国KBSが朝鮮学校(ウリハッキョ)の無償化闘争をドキュメンタリーで放送‐

 

【アメリカ人の反応シリーズ】(その他一部外国人含む)

 

‐防弾少年団(BTS)の『原爆問題』を考える その2‐

 

-今日の『世界秩序』について考える-

 

‐よっぽど彼らは日本に居座りたいらしい‐

 

‐ポール・クレイグ・ロバーツ氏の警鐘に発狂するアメリカ人‐

 

‐あの戦争で我々はものすごいものを失った‐

 

‐中朝首脳会談を見たアメリカ人の反応‐

 

【アメリカ人に在日米軍の是非を聞いたシリーズ】(英語ブロガーMichikoさんの記事より)

 

Will you accept a presence of foreign military?①

 

Will you accept a presence of foreign military?②

 

Will you accept a presence of foreign military?③

 

 

<参考資料>

 

・2019年2月7日 朝日新聞 記事

 

・2019年2月7日 東京新聞 記事

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

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