【関係記事】
‐ウーマンラッシュアワーの漫才から考える『社会問題』のススメ‐
‐ウーマン村本大輔さんと朝鮮学校の関係(なぜ漫才で取り上げたのか)‐
‐『THE MANZAI』ウーマンラッシュアワーの「朝鮮学校ネタ」について考える‐
複雑で理解するのに難しい社会問題に関心を持つためには、有名なお笑いタレントの漫才を見たり、私の場合は「どぎつい声」に触れたりすることで、ハッとさせられることがあります。
自身の利益に反する形で世界秩序を変えつつあるワシントン
2018年12月11日 火曜日 (マスコミに載らない海外記事より)
ポール・クレイグ・ロバーツ氏
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-77e0.html
ロバーツ氏は、アメリカで暮らすアメリカ人として、その『性質』を極めてよく見抜いている。
彼のコラムに対して、世界中の読者から『世界秩序』についての質問が寄せられ、氏の見立てとしては、常に変化する秩序において、中国はアメリカより大きく、より強力な工業や製造を基本とする経済があり、中国の潜在的国内消費者市場はアメリカより4倍大きい。経済は消費者に基づいているのだから、中国の可能性は、アメリカより、4倍大きいとしています。
それもそのはず、中国の人口はアメリカの何倍もあるわけだし、それが「適切に運用」されれば、ものすごい莫大な動力として、国を動かすことを可能にするわけです。
考えてみると、古代から北東アジア地域は、世界史の観点から見ても、政治・経済・文化の面でヨーロッパ諸国を超越していたわけで、中国や朝鮮、日本の三国は、本来的国力としてイギリスやフランス、ドイツよりも高い。つまり、人口も多く早期に成熟していたこの地域は、『植民地』や『政治的分断』を乗り越えれば、あっという間に世界の覇権を握ることは夢ではない。
さらにロバーツ氏は、ロシアには兵器システムで「アメリカが到底かなわない遥かに能力の高い軍がある」として、アメリカは負債に溺れており、ワシントンが他国に課している非合法で無責任な制裁は、世界最大の国を、世界準備通貨としてのアメリカ・ドルや、SWIFTのような欧米の決済システム離れを促進している。つまり、自分から「嫌われる方向」に猪突猛進しているわけで、中国のようなビッグユーザーを敵に回した時点で、もうすでにアメリカは墓に片足を突っこんでいる。アメリカと同盟するのに十分愚かなあらゆる国は、死にゆく者と同盟しているのだと、ロバーツ氏は指摘されています。
陸軍元帥のアイゼンハワー大統領は、57年前、政府を支配するアメリカ人の能力に対して、軍安保複合体は脅威だとアメリカ人に警告したが、効果はなかった。現在、軍安保複合体が政府なのだ。ウド・ウルフコッテが著書『Journalists for Hire: How the CIA buys the News(お雇いジャーナリスト:CIAによる報道買収)』説明したように、欧米における「ジャーナリズム」というものは、すでに有名無実化した死に体状態であり、特定の諜報機関による工作が蔓延る惨状であるとします。
世界の多くはこれを理解していない。ロシアと中国の資本主義者の物欲の他に、両超大国やイランでさえ、青年の一部はアメリカのプロパガンダによる洗脳に屈している。信じられないほどだまされやすい彼らは、自国よりも、アメリカに一層忠実なのだと、それならば『植民地』の日本なら尚更だわなと思うばかりで、ロバーツ氏は『プロパガンダの危険性』について、以下のように述べています。
それは未だ世界において「支配的」であり、結果、そのプロパガンダの成功に基づいて、ワシントンが、自分たちは、まだ経済や軍事で、決定的な力を握っていると慢心していると指摘し、しかし、これはワシントンを核戦争へと導く妄想だと鋭く追及している。
欧米マスコミを使って、テレビやネットを通じ、世界中に「オレたちは正義!(キリッ)」という認識を振りまいて、人権擁護や世界平和などと、キナ臭い言葉を並べては、自分たちのやりたいようにやって、その果てに一体何があるというのでしょう。
※以下ロバーツ氏の経歴(『マスコミに載らない海外記事』より)
Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution ofthe West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-77e0.html
『Cluttered talk blab blab blab』より
Are you going to have a nuclear war with Russia?
このアンケートは、2017年11月末に英語ブロガーのMichikoさんが「アメリカ人向け」に行った調査ですが、そこでわかったことは、まさにタイトル通りの回答でした。
※原文サイト(英語)
・Disqus - Americans are going to have a nuclear war with Russia, and get gone for good?
調査テーマは、『アメリカによるロシアとの核戦争危機』についてであり、ポール・クレイグ・ロバーツ氏の提言を、アメリカ人たちはどう思っているのかについての質問を行われました。
すると、以下のようなコメントが返ってきました(一部紹介)。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
↑物事は一面的な「経済規模」の話じゃないんだよなぁ
‐「日本の教訓」を見る中国、日韓中それぞれの『アメリカ貿易問題』など‐
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
傍若無人なアメリカ人たちの罵詈雑言に対して、鋭い切り替えしをされるMichikoさん。
たった一人で、本当にすごいことです。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
↑Dan Taylor氏は、度々Michikoさんに挑発的な文言を送り付けてきたアメリカ人ですが、ロシア人は、先んじて核戦争で自分たちの海を汚すようなことはしないと、Michikoさんが別のアメリカ人と話し合っているところに割って入って、上述のような、日本人に対するおぞましいヘイトスピーチを垂れ流す始末です。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
もう見るのも嫌ですが、事実だからしっかり直視せねばならない。
中には、的を得たコメントを書いてくださったアメリカ人もいたり、米民主党によるロシア敵視の事実を指摘され、ヒラリー氏の話の中で、実際オバマ氏がNATO諸国にロシア攻撃を命じようとしたことに触れたりしています。
しかしながら、全体の流れとしては、ほとんどが「ネガティブ」なものばかりです。
サンプリング調査をされたMichikoさんが、以前私にお話して下さったことで、アメリカ人とのやり取りで、「話が込み入って来れば来るほど」、物事が核心部分に来れば来るほど、彼らはアメリカの『覇権』を声高に叫び、その根拠なき驕りによって、世界の秩序は、我々アメリカ人によって管理されるべきだという姿勢を、絶対に崩さない。
こうした流れは、本当に危険だと思います。
一方的に相手に対する蔑視とマウンティングを取り続ければ、それは必然的に「対立」を生み出し、結果「戦争の危機」を招くわけです。
無論、戦争といっても「核による戦争」です。
マジで、『メトロ2033』か『フォールアウト』のような世界観が現実になってしまうのかと思うと、本当にゾッとしますが、アメリカレベルの超大国が絡めば、そうしたことも事実に変わってしまうことは十分にあり得るでしょう。
アメリカ人の頭の中では、常に「ロシア」と「中国」と「北朝鮮」が敵国で、日本と韓国は概ね属国(植民地)で、自ら所有の『軍事基地』としか思っていない。
だからメディアを使って、必死に仲違いさせようとするのです。
以前Michikoさん経由でご紹介した、銃や平和教育の問題でもそうでしたが、彼らは文化的に「支配するかされるか」という考えが基本で、それによって平和が保たれるという思想のもと、相手国を敬うというか、共にウィンウィンの関係を築くことは絶対にしません。
悲しいことですが、これはどんなに対話を重ねようとも、覆せぬ問題なのです。
<参考資料>
・マスコミに載らない海外記事 『自身の利益に反する形で世界秩序を変えつつあるワシントン』記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-77e0.html
・Cluttered talk blab blab blab 『Are you going to have a nuclear war with Russia?』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html
<ツイッター>
【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】
https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
ブログランキングに参加しております。
皆さまのご支援が頂けるとありがたいです
(下のバナーをクリック)