シリーズ記事
‐画像で振り返る『日本リベラルの愚かさ』 その2(朝鮮の永久分断を望み、アジア平和を拒む人々)‐
2019年1月20日 TBS『サンデーモーニング』報道より (友人提供)
これで最後になります。
続けて、報道内容を見ていきましょう。
※トランプ大統領の演説詳細
トランプ氏の至極真っ当な発言です。
非常に恣意的な日本語メディア環境で、トランプ氏の印象は不当に下げられていますが、彼は本来『ロシアとの講和』をマニフェストに掲げ、さらには中東からの米軍撤退含めて、選挙に勝利したのであり、アメリカ史上唯一の「平和志向の大統領」だった。
しかし、それが許せない軍産複合体や、米民主党、各種マスコミによる「ロシアゲート」なるデマ攻撃や、「差別主義者」というレッテルを貼られ、今までも数々の腹心を失い、一時は大統領弾劾にまで追い詰められました。
‐2018年アメリカ中間選挙の結果(アイデンティティ・ポリティクスと戦争)‐
‐2018年米中間選挙の解釈(ポール・クレイグ・ロバーツ氏)‐
サンモ二は、北朝鮮とアメリカが和解し、米韓合同軍事演習が無くなることに、たいそう御立腹のようです。
ふーん、絶えず朝鮮半島で軍事的緊張があった方が良いってわけか。
さらには、韓国における『在韓米軍撤退』にまで話を向ける。
彼らの頭の中では、『在日米軍』や『在韓米軍』が「同盟国のためにいる」と、本気で思い込んでいるらしい。
‐文大統領の努力、「職を失い」悔しがる在韓米軍司令官、70年ぶりの敵対行為の中止‐
ちなみに言っとくけど、「世界最強の艦隊」でも、拉致事件は防げませんでしたよ。
世界の警察アメリカさまには、「平和」のために、これからも各地で積極的に戦争をやっていてください!
だってさ。
前々からわかってたけど、改めて「正体みたり」だね。
「すり寄っている」んじゃなくて、独立しようとしてるんだよ。
『アメリカの植民地』からね。
‐新シリーズ・朝鮮統一と日本を考える 最終章(日本自主化のプロセスと東アジアの平和樹立)‐
‐韓国に進出した日本の独占企業の話 最終回(日米独占資本の「相違」と平和国家の欺瞞)‐
‐シリーズ『日米同盟』の正体 最終回(米日韓の断ち切れぬ軛)‐
「南北融和で非核化が曖昧」?
ちょっと何言ってるのかわからない。
原点に立ち返れば、日本からの植民地解放後まもなく『熱戦』と『冷戦』を経験し、多くの血の流した北朝鮮は、自国の主権や独立を守るために、敗戦した日本のようにアメリカの「植民地」になって、国家や血税を在日米軍に献上し続ける「哀れな存在」にならないために、核やミサイルを製造したわけであり、また『日本語メディア』では「まったく報じられない」けど、ピョンヤンにおける三度目の南北首脳会談を機に、実にいろいろな物事が進んでいる。
・離散家族家族のための、恒久的な会合場所の設置
・2020年東京オリンピックへの統合チームについての調整
・2032年夏のオリンピックへ向け、共同ホストへの候補に出馬
・北朝鮮側の歴史的美術品を、高麗美術展に展示する
特にオリンピックなど、「世界的行事」をはさむ過程で、核問題がなおざりにされるわけがないし、そんなもの常識的に考えてすぐわかることだろう。
そして、何よりこの問題でカギを握るのが、朝鮮戦争の「交戦国」であるアメリカとの『平和条約(終戦協定)』締結であり、それこそが朝鮮半島の統一や独立、つづく北東アジア平和の土台となるわけである。
さらに、彼らの主張を見てみる。
「怖いのが在韓米軍が大幅削減・撤退してしまう」
あーあ、遂に言っちゃったよ。
アメリカの極東政策に翻弄される過程において、とことん中国や北朝鮮を敵視し、地域における戦争リスクを高め、国民や自然をボロボロにしてもかまわない姿勢には、もはや狂気以外感じない。
きっと日本各地や沖縄における米軍に対しても、同様の態度だろうね。
ちなみに、アメリカのマスコミも、トランプ氏に向けて「同じようなこと」を言っている。
マスコミに載らない海外記事 『シリアにおけるアメリカ軍兵士の好都合な死亡事件』より
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-d3f8.html
そして・・・
「『親・中国の統一朝鮮』へ向けた朝鮮半島である」
・・・・・ここに来て、ついに本音が出たな。
お分かり頂けただろうか。
私は、彼らが「本丸」とも思いたくないが、もしこれが『日本リベラルの認識』だとしたら、彼らの目先はアジアではなく、ひたすらアメリカとヨーロッパ、とりわけ『アイデンティティ・ポリティクス』を振りまく、暴力極左団体のアンティファや、アンチ・トランプを掲げた米民主党、その背後にある軍産複合体たちの意思へと向けられている。
もうこれは洗脳以外の何物でもない。
とにかく、言葉に表せないくらい酷すぎるシロモノだが、右も左も問わない日本の「画一化された言論」に対する、モヤモヤ感の根源は、どうやらここにあったらしい。
『平和』という言葉を私物化し、その本質を歪めた発言だね。
結局のところ、日本人は歴史から何も学んでいなかった。
「戦争はいけない」「政府の言いなりになってはいけない」と、口先で簡素な御託を並べていたリベラルもどきは、時代は変われど『新たな支配者』に屈服しつづけ、現在まで至る。
下記のヴルチェク氏の言葉が胸に刺さる。
日本は、独立を完全に断念し、欧米全般、特にアメリカの外交政策と区別するのが次第に不明瞭になった外交政策に完全に身をゆだねた。終戦から現在に至るまで、マスコミは東京の政権に支配され、検閲されている。日本の国営放送局NHK同様、主要な日本の新聞は、少なくともアメリカかイギリスの主流放送局の一社が「属」国マスコミが、どのように報じるべきかという基調の例を示さない限り、重要な海外記事の一つたりも、放送したり、掲載したりしないのだ。
日本は自分の失敗を、伝染病のように広めようとしている。日本は実際、その従順で従属的な外交、国内政策を広め、それを美化している。
同 『止めようのない中国の勃興を、日本はなぜそれほど苦々しく思うのだろう?』より
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/cat41695482/index.html
‐東アジアの今とこれから その14(『徴用工』以前の朝鮮人労働史)‐
脱力の「ひまわりJAPAN」、被害者面を始めた歴史修正主義者たち
『レーダー照射問題』、『南北融和』、『徴用工・慰安婦問題』、かかる事案をぜーんぶ韓国のせいにして、その根底にある「アジア敵視」などを背景に、現代の日本リベラルが抱える諸問題を、今回の報道がすべて表しています。
まあ、ハッキリ言って『大政翼賛番組』でしたよ。
考えたくもないが、おそらく次にアジアでの戦争が起きれば、彼らは諸手を上げて政府やアメリカを支持するだろう。
<参考資料>
・2019年1月20日 TBS『サンデーモーニング』報道
・Cluttered talk blab blab blab『韓国関係ニュース~試される文大統領の手腕~』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12408220647.html
・同 『文在寅、観覧式直後に済州島海軍基地の地元民に謝罪』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12411664914.html
・同 『脱力の「ひまわりJAPAN」、被害者面を始めた歴史修正主義者たち』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12410753383.html
・マスコミに載らない海外記事 『シリアにおけるアメリカ軍兵士の好都合な死亡事件』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-d3f8.html
・同 『止めようのない中国の勃興を、日本はなぜそれほど苦々しく思うのだろう?』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/cat41695482/index.html
<ツイッター>
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