今回は、私自身が実際にインターンシップを体験してみて仕事内容について感じたことや、得られたものについて書いてみたいと思います。
 
この記事は、私の行っていた語学学校のサービスに対する、個人的な感想と、そこから垣間見えるインターンシップのサービスの現状について書いています。
すべての語学学校がそうとは限りませんので、あらかじめご承知おきくださいませ。
 

私のインターンシップ

私は、語学学校のインターンシップのサービスをC$800 支払って利用しました。
 
受け入れ先は、トロントのオフィス街、King Street に本社のある大手企業でした。
「こんなキレイなオフィスで働けるなら、やっぱりインターン申し込んで良かったかも!」
 
と喜んでいたのですが・・・。
 
ボスの部屋に到着して、あいさつした後、一人の若い男性を紹介されました。
 
その後、ボスはどこかへ。
 
オフィスに残された彼と私。
てっきり社員だと思いこんでいたのですが、話を聞いてみると、なんと同じ学校の卒業生。
 

語学学校の手口

そう。
彼も、私と同じ語学学校のサービスを利用して、現在この企業でインターンシップをしていたのでした。
 
そして、彼の任期は今週いっぱい。
 
つまり、私が1ヵ月も待たされた理由は、前任の彼のインターンが終わるまで待たされた・・・といったところでしょうか。
 
ヽ(`Д´)ノ ムキー =3
 
話を聞いてみてびっくり。
ダウンタウンのオフィスに来るのは月に1回か2回だそう。
 
インターンシップの期間が2ヵ月だから・・・あと2~3回しかこのオフィスに来ることはないってこと?
 
普段は、空港の近くにあるオフィスで勤務だそうで・・・。
 
バスとか地下鉄の乗り継ぎを考えると、うちから1時間半~2時間くらいかかりますけど・・・。
(冬じゃなくて良かった!!!涙)
 
そして、仕事内容を聞いてさらにビックリ。
 
ザツヨウジャナイデスカ・・・??
 
書類作成、って聞いてましたけど?
電話対応ありって言ってましたよね?
 
確かに書類作成には変わりありませんが、指定された場所に、ひたすら自分のサインをし続けるというのは、書類作成と言えるのでしょうか?
 
電話対応なんて、1回くらいしかありませんでしたけど・・・。
 
しかも、空港近くのオフィスには、私以外に社員が一人しかいないんですけど!
アピールのしようがないじゃあないですか!
 
(@Д@;
 
えーと。
他に仕事ないですかね?
この際、雑用でもなんでもいいんです。
 
「シゴトヲクダサイ・・・!」
 
っていうくらい、暇でした。
 
いや、社員の女性はとても良い方だったんです。
 
インターンは終わってずいぶんたちますが、未だに交流は続いています。
 
私だけが暇なわけじゃなくて、実際はその社員さんも暇なわけですよ。
つまり、オフィス自体が暇なわけで・・・。
 
結局、ほとんどおしゃべりで過ごした2ヵ月でした。
(英語の勉強にはなったかな・・・。)
 
最後のほうは、耐えられなくなって、適当にマクロを組んでデータ整理を社員さんに変わってやってあげていました。
(そして社員さんはfacebook ポーン)
 

率直な感想

結果として、いくつか人脈もできましたし、お客さんと交流のある職場ではあったのですが、まちがいなく、C$800 払った価値はなかった。

と言い切れるのです。
 
なぜならば、私のインターンシップの目的は、自分の専門スキルを生かして、カナダの現地企業で働くということだったからです。
 
ただ、英語の練習をしたかったわけではありません。
こんなことなら、ボランティアをして、人脈を作ったうえでさらに私の興味のあるフィールドでボランティアやインターンをすることが可能だったのではないかと。

今となっては思うわけです。

インターンシップ開始から2ヵ月後、社員さんからあと2週間延長して働いてほしいとのオファーが。
 
詳しく話を聞くと、私の行っていた語学学校の生徒が次に来るのが1週間後ということで、その1週間の穴埋めと、1週間の引き継ぎということで、2週間延長ということでした。
 
なんとも、最後の最後まで語学学校にしてやられたという感じでしょうか。
 
社員さんの話を聞くと、全然コミュニケーションが成り立たない生徒が送り込まれてくることもあるそうで、語学学校のインターンシップサービスの受け皿になってしまっている感じでした。
 

これからワーホリに行く人は気を付けて!

全部がこんな感じではないと思いますが、私の行っていた語学学校のように提携しているインターン受け入れ企業はただただ慣例として学生を受け入れているところもあると思います。
 
お金を払う以上は、インターンシップでの仕事内容をきちんと把握し、納得したうえで申し込むことが大切だと思います。
 
実際に見学にいくとか、過去に行った人に話を聞いてみるとかした方が良いです。
口では何とでも言えますから・・・。

ちなみに、私と同じクラスだった女の子も雑用係だったそうで、オフィスの片づけをひたすらしていたそうです。

2時くらいに仕事が終わっても4時まで仕事がなくて、ぼんやりしていたと言っていました。
 

まとめ

運もあるかもしれませんが、事前のリサーチは徹底して行いましょう。
納得いかないことはしぶとく食い下がって、説明を求めましょう。

日本人は強く言えない人が多いから、いいカモになっているのかもしれません。
語学学校は慈善事業ではなくビジネスなのだと実感したいい教訓になりました。
インターンシップを利用する場合は、まず、目的を明確にすることが一番大切です。


単純に英語環境で働くという体験自体が目的の場合

この場合、お金を払わずとも、ボランティアなど自分で探すことも可能です。
 

自分のスキルを生かして働くことが目的の場合

自分の行きたい分野の企業を斡旋してくれる語学学校を選びましょう。
 

人脈を作るのが目的の場合

大手企業で、オフィスの人数が多いところを選びましょう。また、社員さんと交流できる企業を選びましょう。
 

自分の本命の会社へ応募するためのステップとしてインターンシップを利用するのが目的の場合。

本命企業へのインパクトがあり、かつ同業種の企業を選びましょう。
 
 

ここをはずさなければ、インターンシップの企業選びは失敗しないはず!
 
 
 
これからインターンをされる皆さんが、自分に合った企業を見つけられますように!

 

 

 

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