アダム・マッケイ監督、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ロブ・モーガン、ジョナ・ヒル、マーク・ライランス、ケイト・ブランシェット、メラニー・リンスキー、ティモシー・シャラメ、タイラー・ペリー、アリアナ・グランデ、ヒメーシュ・パテル、スコット・メスカディ、ロン・パールマン、クリス・エヴァンス、メリル・ストリープほか出演の『ドント・ルック・アップ』。PG12。(キングスマン:ファースト・エージェント』の感想へ

 

天文学者ランドール・ミンディ(レオナルド・ディカプリオ)の教え子の大学院生ケイト・ディヴィアスキー(ジェニファー・ローレンス)が発見した巨大な彗星が地球に衝突することが判明するが、オルレアン大統領(メリル・ストリープ)は二人から直接その報告を受けても中間選挙のことで頭がいっぱいで聞く耳を持たない。ケイトはミンディとともに出演したTVのワイドショー番組で彗星の衝突を暴露して拘束される。衝突の期日が刻一刻と迫っても世の中には危機感の欠片もなかった。

 

ネタバレがありますのでご注意ください。

 

豪華キャストのコメディ映画ということで気になっていたんですが、アダム・マッケイ監督の『マネー・ショート』が僕はいまいち合わなかったので前作『バイス』はパスしてしまってて、果たして自分に楽しめるだろうか、という不安があったのと、上映時間が145分というのも鑑賞をためらわせるのに充分だったんですが、でもNetflix作品だからここで観ておかなければ僕は今後視聴する手立てがないので、ともかく騙されたと思って観てみました。

 

…もう、ジェニファー・ローレンスの“顔芸”が可笑しくてw ずっと彼女の顔の表情の変化ばかり見ていた。あと、無料でもらえるはずのミネラルウォーターとスナック菓子で100ドルぼったくる軍人のおっさんとか(しかも、いるだけでなんの役にも立たない)w 上映時間の長さも気になりませんでした。

 

見事なまでにスターのオーラを消したディカプリオの冴えないおっさんから「可愛いおじさん」と持ち上げられて~のダメ中年男ぶりにケイト・ブランシェットの軽薄女子、アリアナ・グランデのいかにも今風のポップスターなど、出演者の皆さんとても楽しそう(^o^)

 

 

 

途中からいきなり出てきたティモシー・シャラメは、つい最近には銀河のやんごとなき人を演じてたのが、この映画では気のいい町のあんちゃん役。

 

大統領の息子で大統領首席補佐官役のジョナ・ヒルって、久しぶりに役者として映画で見た気がする。

 

 

 

 

そしてメリル・ストリープのフルヌード(ゲッ)!お楽しみに!!

 

ここにきて大御所の貫禄の裸芸。身体張ってるなぁw

 

 

 

一言で言うと『アルマゲドン』かと思ったら『ディープ・インパクト』だった、って映画ですが(そんで最後は哀川翔と竹内力の某映画みたいになる)、主人公は荒くれ者の勇敢な宇宙飛行士たちではなくて地上で右往左往してる人々だし、派手なVFX(視覚効果)とかはあまりないです(エンドクレジット前後にちょっとだけある)。

 

ジェニファー・ローレンスは撮影中に義歯がとれてなくなってしまい、コロナ禍で歯医者にも行けずにそのまま撮影を続けたため、小さな牙のような元の歯が目立ってしまって、それをあとでVFXで修正して自然な歯に見えるようにしたんだとか。すげぇVFXの贅沢な使い方!w

 

途中でまんま『アルマゲドン』みたいな映画の宣伝が入って、その主演俳優役の人がグラサンかけてるからわかりにくいけど、クリス・エヴァンスだよね?最近こういうカメオ出演みたいなの多いな、クリエヴァw

 

マーク・ライランスが抑揚がない棒読みみたいな台詞廻しでずっと薄笑いを浮かべてる大企業のカリスマCEOを演じてるんだけど、誰かの真似をしてるのかな?自分に挨拶している子どもを気にも留めてなくて無視したり、ああいう人いるよね。

 

ジェニファー・ローレンス演じるケイトのメディアでのイジられ方なんかはグレタ・トゥーンベリさんへの揶揄や中傷をパロってるんだろうけど、真剣に訴えている人を嘲笑する、って態度は世界中に蔓延してるよーで。

 

それにしても、あのラストはどう解釈すればいいんでしょうね^_^;

 

恐竜みたいなのに全裸のストリープが食われるのはバカバカしいんだけど、あれだけ地球の危機を警告し続けた努力も報われず、家族や仲間たちとともにみんなまとめて宇宙の塵に還っていくというのは物凄く悲観的な未来像でもある。昔の『猿の惑星』のラストと同じなわけだから。しかも生き残るのは一部の金持ちの年寄りばかり。コメディの形を取った風刺ということね。

 

迫り来る破滅の危機にしかるべき対策を講じるのではなくて「見ない」という態度を取るというのはまさしく今の世界の姿そのものだから、実はまったく笑えない事態を描いている。いや、笑っちゃうんだけども。

 

「実話に基づくかもしれない物語」という惹句がまたw

 

みんな目の前の生活だとか利益の追求だとかに汲々としていて、それどころではないはずの現実が見えていないし、あえて見ないようにしている。

 

ではどうすればいいのか、と言ったら、ちゃんと専門家の話に耳を傾けて何を最優先させるべきなのか考え、実行していくしかないでしょう。コロナ禍の今、どのように生活すべきなのか、ということと同じで。

 

ただ、まずは国が正しく動かなければ、国民一人ひとりにお任せではどうにもならないことがあるわけで、この映画では政府の最大のスポンサーである企業の思惑一つで避けられたはずの大カタストロフが起こる。

 

戦争も環境破壊も人々の無関心と無責任で身勝手な行動から起きる。自分のことしか考えていない政治家やビジネスマンたちにすべて一任してしまった結果、見捨てられる。

 

笑ってて済むことではないよなぁ。

 

鑑賞後の満足感は高かったですが、描かれてる内容は相当深刻でした。

 

 

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マシュー・ヴォーン監督、レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン、ジャイモン・フンスー、ジェマ・アータートン、リス・エヴァンス、マシュー・グード、ダニエル・ブリュール、アーロン・テイラー=ジョンソン、ヴァレリー・パフナー、トム・ホランダー、チャールズ・ダンスほか出演の『キングスマン:ファースト・エージェント』。PG12。

 

1914年イギリス。オーランド・オックスフォード公爵(レイフ・ファインズ)と息子のコンラッド(ハリス・ディキンソン)は、皇帝ニコライ2世(トム・ホランダー)に強い影響力を持つ怪僧ラスプーチン(リス・エヴァンス)を殺害するため、ロシアに渡る。コンラッドはやがて父の反対を押し切って第一次世界大戦に従軍。大戦を裏で操る組織によってイギリス、ドイツ、ロシア、そしてアメリカの間で策謀や諜報が飛び交い、ついにオーランドは闇の組織の黒幕と対決する。

 

ネタバレがありますのでご注意ください。

 

2015年の『キングスマン』、それから2018年日本公開の『キングスマン:ゴールデン・サークル』に続く「キングスマン」シリーズの第3弾。

 

第3弾、と言いつつ、時代は前2作から大きく遡って舞台となるのは20世紀の初め頃、第一次世界大戦時で、英国貴族によって作られたスパイ組織の創設にまつわる前日譚。“エピソード1”的作品。

 

どうやら時系列順での3作目はまた別に作られるようなことも言われてますが、どうなんでしょうね。

 

僕は1作目はわりとお気に入りだったのが続く2作目はどうもかなりイマイチな印象で、3作目もあるということだったんで、う~ん、ちょっと関心が薄れちゃったな、って感じだったんですが、この『ファースト・エージェント』はこれまでとはうってかわって歴史モノの雰囲気があるし、予告篇を観たところ、ちょうどガイ・リッチー監督がアーサー・コナン・ドイルの原作を大幅に改変してアクション仕立てにした「シャーロック・ホームズ」シリーズっぽい作品なのかな、と。

 

ラスプーチンが悪役ということで、ちょっと史実も交えたようなところにも興味をそそられて、クリスマスの公開を楽しみにしていました。

 

マシュー・ヴォーンは『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でもシリーズの前日譚をやってて、エピソード1的な作品はお手の物だろうし(^o^)

 

言うまでもないけど、レイフ・ファインズ演じるオックスフォード公は実在しないし(“ボックスフォード公爵”は「きかんしゃトーマス」の登場人物)。だから彼の妻や息子のコンラッドのエピソードももちろん同様にフィクション。当然ながら、高級テーラー(仕立て屋)を隠れ蓑にした英国貴族の諜報機関「キングスマン」も架空の組織。

 

 

 

その架空の組織と架空の人物が実在した歴史上の人物たちと絡む。

 

コンラッド役のハリス・ディキンソンって、僕はてっきり『1917』の主人公を演じていた人だと思い込んでたんだけど、別人でした。『マレフィセント2』で使えない王子役だった人なのね。覚えてないな^_^;

 

観終わったあとの印象としては、90年代に日本でも放送されていたTVドラマ「インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険」みたいな作品でしたね。「ヤング・インディ」には本作品にも登場するマタ・ハリも出てましたし。

 

ドイツで暗躍するハヌッセンを演じているのはドイツ人俳優のダニエル・ブリュールだし、マタ・ハリ役はテレンス・マリック監督の『名もなき生涯』で主人公の妻を演じていたオーストリア出身のヴァレリー・パフナー。

 

そして『名もなき生涯』の主人公でこちらも実在の人物、フランツ・イェーガーシュテッター役でヴァレリー・パフナーと夫婦を演じたアウグスト・ディールが本作品ではレーニンを演じている。

 

何?この妙に凝ったキャスティング^_^;

 

ラスプーチンは劇中でダンスしながらの闘いが見応えあったけど、長髪と髭ヅラなんで誰が演じてたのかわかんなかったのが、リス・エヴァンスだったのね。『ヒューマンネイチュア』では自分を猿だと思ってる男、『アメイジング・スパイダーマン』ではトカゲ男を演じてた人。

 

 

 

 

前作までとはガラッと趣向を変えて、歴史の裏ではこんなことが、みたいな「なんちゃって近代史」をでっち上げたところはユニークだったし、まぁまぁ楽しめたんですが、映画版の「インディ・ジョーンズ」のように突き抜けた荒唐無稽さもなく、かといって歴史モノとしてのリアリティなど端から度外視しているのでどっちつかずな中途半端さも感じなくはなかった。

 

予告は見どころを巧いこと凝縮させていたんだな。

 

敵の組織がもろ「スペクター」で、そしてわざわざレイフ・ファインズをキャスティングしてることからもわかるように、このシリーズが第1作目からやってきた007映画のパロディ的側面もあるし(それにしても、マシュー・ヴォーンの007に対する異常なまでの執着はつくづくスゴいな。まぁ、彼の前には強敵クリストファー・ノーランが立ちはだかっているのだがw)、戦争の時代を舞台にした与太話だと思って気軽に観てればいい娯楽作品なんですが、どうも無邪気に楽しむことをためらわせるものがあって。

 

戦争は一人の英雄的行為で終わらせられるものではないし、その背後には各国の複雑な思惑や偶然の産物もあって、いち秘密組織が画策して始めたり、裏ですべてが繋がっているといったこともない。

 

ただの冗談として描いているのは無論わかりますが、物事をコミック的に単純化して描くことには少し間違えると電波系の陰謀論に行ってしまいかねない危うさがある。

 

「ヤング・インディ・ジョーンズ」の頃のように何も疑問を感じずに観てるわけにはいかない。

 

何百年も何千年も前の時代ならばともかく、せいぜい100年ちょっと前ぐらいの近現代史における実在の人物や現実に行なわれた大量虐殺時代の戦争を扱うならば、やっぱりそこにはそれなりの配慮だとか見識が必要だと思うんですよ。

 

第一次大戦勃発のきっかけとなったサラエヴォ事件の現場に主人公たちが居合わせて事件にかかわっていたとか、下級兵士に成り代わった英国の公爵の子息が伝令として活躍して、それが戦争終結に結びついたとか、そんな事実はないわけで。

 

 

 

この映画は名前がちゃんと紹介されない者も含めて実在した登場人物がたくさん出てくるし、チャールズ・ダンス演じる英国軍人キッチナーの死のような史実を入れ込んでもいる。

 

イギリスのジョージ5世とドイツのヴィルヘルム2世、ロシアのニコライ2世をトム・ホランダー(最近ではスパイダーマンでおなじみトム・ホランドと名前が紛らわしいですが、こちらの方が大先輩。ちなみに二人ともイギリス人)が1人3役で演じていることからもいかにもふざけてるようだけど、実際に彼らは従兄弟同士でジョージ5世とニコライ2世はうりふたつだったので(おかげで映画観ていてちょいちょい判別しにくかったんだが)、その辺は史実に沿っているんですよね。

 

一方では、スパイのマタ・ハリがアメリカ大統領ウィルソンと関係を持ってそれがアメリカの参戦をめぐるスキャンダルのネタにされたなどという、しょーもなさ過ぎる作り話が同列で描かれる。

 

ナチスに取り入っていたハヌッセンはともかく、マタ・ハリを悪の手先にするのってなんだかね。以前NHKの番組でも彼女のことを取り上げていたけど、今ならマタ・ハリのような女性を逆の立場から描く方がリアルなんじゃないですかね。もしかしてマシュー・ヴォーンって、“ヒット・ガール”みたいなスーパーな女子キャラか悪女かその2種類ぐらいしか女性を描き分けられないのでは?

 

それから、ショーラ役のジャイモン・フンスーは今やアクション映画でおなじみの人だけど、アフリカ系の彼をあえて英国貴族に仕えるキャラクターとしてキャスティングすることにも若干の抵抗を覚えるし。

 

こんなツッコミは野暮の極みなのは承知のうえですが、オーランドたちは結局のところ第一次世界大戦の勃発を防ぐことができなかったのだし、ラストで政府の諜報機関はあてにならない、とスパイ組織「キングスマン」の設立を高らかに謳い上げるんだけど、そんな彼らはその後の第二次世界大戦も防げなかったんだから、なんの役にも立ってねーじゃん。

 

最後に闇の組織の新たなる一員として登場するのが予想通りヒトラーなように、すべてはジョーク。戦争なんてくだらない茶番で、そんなもののために多くの尊い命が奪われたのだ、ということを英国式諧謔で描いたのだ、と言えなくはないし、繰り返しますが、そこそこ楽しめはしましたよ。

 

コンラッドが身分を偽って参加する塹壕戦の描写は『1917』ばりに力が入っていて、彼の突然の死はショッキングだったし、スパイと疑われて味方に撃ち殺されたその最期が「名誉の戦死」とされるあたりにも戦争というものの実態を皮肉めかして描いている、と捉える余地はある。

 

だけど、たとえば『人生はシネマティック!』のジェマ・アータートン演じるナニー(教育係)のポリーがいくらなんでもブラック・ウィドウ並みにスーパーウーマン過ぎて(政府の暗号解読班が総がかりで取り組んだ暗号を一人で解いてしまったり、やはりたった一人で何人もの敵の護衛を狙撃する。また全世界に張り巡らせたスパイ網を駆使して重要機密を入手する)、コンラッドがあっけなく射殺されてしまう場面との間に齟齬をきたしている。もう、ポリーを主人公にしたスピンオフをやってほしいぐらい。

 

後半のオーランドと黒幕たちとのバトルのような荒唐無稽なアクションがやりたいのか、それとも史実を基にして戦争の愚かさを描きたいのか。

 

黒幕の正体がマシュー・グード演じる英国の将校で、彼はスコットランド出身でイングランドに恨みを持っていた、ということが判明するんだけど、スコットランドの歴史に疎いせいでちょっとピンとこなかったし、それは要するに「悪の組織」を作ったのは遠回しにイギリスだ、と言ってるんでしょうかね?

 

映画は映画。現実とは別物で、そんなことは皆さん当然承知のうえで観ているのだろうし、実在の人物や現実にあった歴史的な出来事をフィクションの中で描いちゃダメなんてルールもないんで、そこんところは僕のように「うーん」とところどころ疑問を感じる者もいれば、なんの疑問も湧かない人もいるのでしょうが。

 

オーランドはコンラッドに、我々の先祖は“紳士”などではなく、卑怯で冷酷だったからこそ貴族になれたのだ、と語る。

 

これまで「紳士のスパイ」を標榜してきたキングスマンの存在を根底から否定するような発言。

 

しかし、だからこそ私たちキングスマンは意識的に紳士であらねばならないのだ、ということでしょう。

 

前2作を観ていなくてもお話は理解できるし楽しめますが、観ていればアーサーやガラハッド、ランスロットにマーリンなどの名前を聞いたら現代の彼らと繋がってちょっと嬉しくはなるだろうし、アメコミ映画でもヒーローを相対化する試みがなされることが多いここ最近の風潮の中で、正義のスパイを血塗られた歴史を負う者、とあらためて定義づけることは、それこそジェームズ・ボンドでさえも時代の移り変わりに沿って変化することを求められる時代を象徴しているかもしれない。

 

わざとしちめんどくさい言い回しをしてますが、スパイが活躍するようなタイプのエンタメ作品を用いた寓話として観ることは可能だろうから(マシュー・ヴォーンとしては、ただ歴史をパロっただけかもしれないが)、そこからいろいろと思いをめぐらすと面白さが倍増するかもしれないですね。すでに観たかたがたの評判もいいようですし。

 

マトリックス レザレクションズ』を超える面白さだったかどうかというと、ちょっと悩めるところですが、おそらく今年観る最後の映画なので、ともかくアクション大作で1年を締めくくれてよかった。

 

さて、今年のマイ映画ランキングをつけなきゃな。

 

 

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