~私はあなたの友です
シュレイドのプリンセス~


Real Name:Prim Clara
Alias(es):Queen Dragonite
Gender:Female
Eyecolor:Pale Red
Haircolor:Dragonite Clolor(Dark green)
Hairstyle:Straight long
Born:Schrade
Affiliation:Verudo
First appearance:Recollection No.5_101~皇太子妃プリム・クラーラ~


Biography


シュレイドの名家出身。累代にわたって王都ヴェルドの国王を排出してきたブロロガティ家に嫁ぎ、皇太子妃となる。勤勉にして聡明、無駄な浪費もせず、しとやかで慎ましい宮殿生活を好み、皇太子を支えた。キャロル・ムーア・ロザリーとは皇太子妃時代に出逢う。Recollection No.5_101~皇太子妃プリム・クラーラ~

国王病没後、夫であった皇太子ブロロガティ・ザザメチョロシュが死去(死因は毒殺)した後、腐敗しきっていた宮殿内で専横を振るっていた王妃派を一掃する為、民衆の支持のもと輝竜革命(後述)を起こし、王都内外の統制を徹底。ブロロガティの名を継承せず太子の王墓に返却の弔意を記し、一代限りの女王として君臨する(これは太子との間に子孫がいなかったこと、また先王夫妻が行った宮廷の乱費と民衆蔑視な政務を一変させる意思表示であることを市民及び、王宮に出入りする貴族、顧問団に知らしめることが目的であったと思われる)。

新たなヴェルドの治世を築き上げた功労者であり、輝竜宮殿の王女に相応しい見る者のを惹き込む透明感と煌めきを持つ深緑の髪色をしていることから「クイーン・ドラグライト」という愛称で王都ならず外街の市民に愛され、彼女に謁見できたものは叡智を与えられると讃えられている。外街の統治者バールボーン家の子息ヴィルヘルム・バールボーンとは良好な関係を持続している。

クラーラ家の両親についてなのだが、父親は病没(時期は不明)。母親もまた彼女が女王君臨後、病没。また彼女に代わって母の面倒をみていた育ての親であるメイドも亡くす。Recollection No.5_177

また、このメイドはRecollection No.5_101~皇太子妃プリム・クラーラ~の回にて彼女が説明していた「親の次に感謝しているメイド」と同一人物であると思われる。

親友であり戦友でもある仲間との英姿を後世に残す為、宮廷画家に絵画を描くよう依頼。彼女は頭部以外、ゴールドルナシリーズを纏い、親友たちとの有意義な時間を満喫していた。またこの時、キャロル・ムーア・ロザリーに羊飼いの衣装を贈呈している。Recollection No.5_160

彼女の提案で開かれた晩餐会を最後にキャロル・ムーア・ロザリーの記憶から彼女の愛おしい姿を確認することはできない。Recollection No.5_176


Dragonite Revolution


~輝竜革命とクイーン・ドラグライトの誕生

皇太子妃プリム・クラーラは先王病没後、それを追うように病没してしまった皇太子を見届けた直後、王権を握り西シュレイド王国史上初の女帝となって専横を振るったヘヴォサヴォーン公エヴェンストレン・ヤランコヴィチの不正を糾弾、先王に忠誠を誓った大臣らと共にヘヴォサヴォーン公の不義不徳を暴き(皇太子毒殺事件の首謀者であること、賄賂による兵権奪取等の罪状)、これを公にすることでヴェルド市民ならず外街市民の支持も獲得。これに業を煮やした王都と外街の市民はヘヴォサヴォーン公より王権返還を求め、輝竜宮殿を包囲。王宮の警備を司る衛兵も皇太子妃に誓いを立て、王宮に押し寄せてきた市民らを先導、逃げ惑う女王一派を捕え、王権譲渡をヘヴォサヴォーン公に誓わせ、同じく収賄によって財産を蓄え宮廷内にて権勢を強めていたヤランコヴィチ一族から兵権を取り上げ、これを一掃。ヘヴォサヴォーン公共々、シュレイド地方より永久追放とした。これがヴェルド史上初の政変、輝竜革命である。この革命後、プリム・クラーラはブロロガティの名を継承せず太子の王墓に返却の弔意を記し、一代限りの女王として君臨。王権と共に一時的に兵権を保持。治安維持に関する執行権の見直しなど、王都の再建を図る。

~以上、キャロルムーアのレポート(学級新聞に掲載)より
Recollection No.5_121

ヘヴォサヴォーン公は顧問団(裏で支配するのは暗黒商会、それを支援するのがタラスクギルド)に賄賂を送ることで兵権を手にしたのだが、なぜ顧問団はやすやすと彼女に兵権を譲ったのか?ブラックギルドの第一目的は、ヴェルドに軍事産業の拠点を置くこと*であり、王妃の機嫌を損ね、その拠点を失うことを恐れての配慮(妥協的決断)であると思われる。また、顧問団は暗愚であったヘヴォサヴォーン公を見切り、わざと兵権を譲渡することで表向きの国に対する忠誠心を示し、新体制派の敵視を兵権を手にしてより増長した王妃に向けさせ、彼らに革命を起こすよう手引きした。やがて思惑通り革命の黎明期に入ると外街に武器を売ることで利益を獲得しながら新体制派とも関係を築き、新王女に忠誠を誓うことで正式にその軍事産業の拠点をヴェルドに置くことに成功した。

*ジェイソン・ウーとその関係者>ジーナの計画を参照。

顧問団の内通者から以上の情報を受けたプリム・クラーラとキャロル・ムーア・ロザリーはヘヴォサヴォーン公が兵権を握ったことを知ると、電光石火の如く計画を始動。以前より王都内外にて配布していたタブロイドの内容(女帝が我が子を毒殺したというあらまし)を受け、怒りを覚えていた反体制派の市民を先導した。

輝竜革命にバールボーン家が加担したのは言うまでもないが、王都の新体制派、王都内外の両市民からなる反体制派の力を借りるというアイデアはキャロル・ムーア・ロザリーの発案であり、その計画をヴィルヘルム・バールボーンに伝え、革命に発展させたのだろう。また革命に関する史書にムーアの名前が記されていないのは、彼女もまたイデオロギーの性質は異なれ、祖父同様、革命に関与してしまったロザリー家の因果に苦しんでいることを察したプリムの配慮からだと思われる。
Recollection No.5_125

以上の経緯からRecollection編(ムーア編第三章)での王都は、封建社会から民主化へ移行していた時期であることが分かる。王都の民主化も急速にではないが市民の間に浸透していき、都内に獣人が移住、獣人商人との交易も開始。当然、一部の権威主義者の中には彼らを差別、追放を促す運動も行われているが、苛烈な抗議活動、暴徒は処罰の対象となるようプリムが獣人族に対する平等と保護を定める条文を設けた。これがヴェルド協定である。

ヴェルド協定:差別主義の撤廃、道徳的な自由主義の尊重のもと、有産階級、貴族、聖職者(新興宗教団体も含む)、商工業者らが国家を脅かす権威を持つギルドに増長しないよう、国家は各種ギルドと共に、双方の特性を生かして協力しあいながら問題・課題解決に対応するための規準を定めていく連携協定。外街所属のギルドも議会に参加、提議できる権利を持つ。Recollection No.5_123

オーロラ学園にアイルーの生徒が通うようになったのはキャロル・ムーア・ロザリーの提案で、プリム政権の王都にも反映。都内に獣人が住まうようになる。
Recollection No.5_120

先代の王妃派に属した名家、貴族個人は現在も存在はするものの、革命直後の輝竜宮殿は国務に属するものしか出入りが許されず、以前のような奢侈な振る舞いは公然と行われなくなった。舞踏会の文化は継承しているものの、かつてのように頻繁には開催はされず、王室関係者と文化人の交流を目的とするようなサロンとして位置づけられ、定期的に開催されることになる。これには王都の人間だけではなく、外街出身の各代表者(商工業者のギルド代表、教育施設の代表者=オーロラ学園の校長及び教師、Verudo Testament(ヴェルド・テスタメント)の代表者)なども参加を許された。

革命後の顧問団と王宮の関係性だが、顧問団(バックボーンにはブラックギルド。表向きはヴァイデンフェラー家を代表するヴェルドの名家)も引き続き、ヴェルドを支援。引き続き旧ウー家跡地を拠点に兵器の交易をはじめ、軍需産業で利益を得る(その裏では西シュレイドの諜報活動拠点として)。王宮側との関係は革命から間もないということもあり良好。互いに探り合いをしていた時期といえよう。後にプラウズ家は同家が営んでいたプランテーションでの奴隷問題が露見し、女王プリムから容赦ない裁きを下され、衰退期を迎える。また同問題が露呈するよう裏で手引きしていたと思われる、シオン・プラウズとニックマン・ヴァイデンフェラーの意志を汲み取り、女王プリムは彼らに代わり断罪の執行人となることを決意した。
Recollection No.5_149 Recollection No.5_153

その一方で王妃に忠誠を誓うギルド、個人も多く、革命期を経たVerudo Testament(ヴェルド・テスタメント)はクイーン・ドラグライト即位後、バールボーンの要請も受け、外街の自警団として活躍してようだ。また当時のヴェルド・テスタメントにはビリー一味も在籍していたことをヴィルヘルム・バールボーンが言及している。Recollection No.5_123


Personality


温厚篤実にして正義感の強い女性。一緒にいるものを和やかにさせる気風を備える。
キャロル・ムーア・ロザリーシオン・プラウズニックマン・ヴァイデンフェラーに代わる相談相手、親友として彼女を頼り、また彼女と過ごす時間を楽しんでいた様子であった。Recollection No.5_118

彼女もまた輝竜宮殿のベランダに展開された「キュートなテラス席」で
キャロル・ムーア・ロザリーらと会合をするのがお気に入りだったようだ。Recollection No.5_123

革命の発起人となり、旧体制派を追放したことに少なからずとも罪悪感を覚えている。これは彼女がもつ生来の優しさのあらわれだが、当時の反体制派はプリムを女王エビに例え、批判していたようだ。Recollection No.5_124

ヴィルヘルム・バールボーンの提案により、クリスマスに開催された王都の収穫祭に参加。積極的に祭りに溶け込むなど、やんちゃな一面もみられる。
Recollection No.5_125

キャロル・ムーア・ロザリーと顧問団の武器工房を訪れるなど、現場主義な一面もみせる。Recollection No.5_153

輝竜革命の裏で暗躍していた顧問団の背景に存在するブラックギルドの目論見を知りながらも王都を防衛してみせると強く断言。彼女はその支援にキャロル・ムーア・ロザリーが盟主を務める白の同盟を王都認定の狩猟団として公にすることを望み、また因果に苦しむキャロルムーアに救済の助言を与えるなど、慈愛の心を示した。Recollection No.5_156

宮殿のバルコニーにて会合をしながらBBQを楽しむ若き女王様の健気な一面も。
Recollection No.5_165

彼女は旧シュレイド王国の王家の血を継ぐキャロル・ムーア・ロザリーこそ、シュレイドの真のプリンセスと呼ばれるべきだと理解しており、ムーアのことをしばしばシュレイドのプリンセスと呼んでいる。Recollection No.5_174


Appearances


人の心を惹きつける高貴な艶輝深緑ロングサラサラヘアーだが頭頂部には「親しみを感じるアホ毛」が常に飛び出ており、これが彼女のトレードマークでもあり、見るものの警戒心を解き、種を問わず万人から愛される要因のひとつでもある。キャロル・ムーア・ロザリーの記憶から見ることのできる十代の彼女は、毎回違う色とりどりなドレスを見事に着こなしており、宮殿の各職人(ドレス作りの職人や女王専属のスタイリストたち)の力量や才能も見て取れる。




以上の情報はバステトがキャロル・ムーア・ロザリーより得た一部の記憶を基に編纂したものです。今後も彼女に関する情報がまとまり次第、追記していきます。



みんなの激アツ一票でしっかり応援してほしいミャオ♪チュー

★次回の登場人物紹介は
「ヴェルドの歴代国王、輝竜宮殿、プリムに仕える忠臣たち」だミャオ!
12/13(月)0時更新予定だミャ★



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