王都ヴェルドの歴代国王
*以下は当ブログの二次創作における世界観での架空の登場人物であり、公式設定とは一切関係はありません。


初代国王/ブロロガティ一世ココフ:西シュレイド王国初代国王。西側の建国、ヴェルドの建設に尽力した。農民出身(薪割りが得意だったという)で小さな集落の首長であったという(現在のヴェルドでは「伝説的な首長」として名高い)。旧王国が大いなる竜の災厄により滅亡した後、建設に携わった将校や大臣らの推薦を受け、西側の領主となった後、西シュレイド王国の初代国王として君臨するも間もなくして死去。住環境づくりの達人でもあった。

二代目国王/ブロロガティ二世ガザステン:西シュレイド王国二代目国王。父の後を継ぎ、ヴェルドを西シュレイド最大の王都へと発展させた治世者。大柄で酒豪、剣の腕前も狩人顔負けであったと伝えられ、また、小鳥が好きだったという。若くして病没。彼の早すぎる死が後の宮廷の腐敗へと繋がっていく。またバールボーンをはじめ、外街の基盤を築き上げた移民が二世国王の時代に多く集まっていることからも彼の器量がうかがえる。

三代目国王/ブロロガティ三世チョロロコフ:西シュレイド王国三代目国王。宮廷内の風雅な暮らしに堕落し、二代国王が創り上げた統制の形骸化と宮廷費の増大を招く。この時期にウー家が台頭、タラスクギルドの布教活動も開始され、ヴェルドはブラックギルドの経済成長を支援、搾取の温床となる。いにしえ麻薬を常習しており、副作用から精神障害*を患い、以後、摂政による傀儡政治が行われる。また舞踏会の最中、錯乱した国王が部下を斬りつけるという事件もあり、これに見切りをつけた一部の士官たちは嫡子である皇太子、そして皇太子妃であったプリム・クラーラに仁政を期待していた。

*奇面病:自分の顔に「おかしげな面」が被せられていると思い込み、その恥ずかしさから人前に出ることを拒絶。Recollection No.5_103

三代目国王の王妃/ヘヴォサヴォーン公エヴェンストレン・ヤランコヴィチ:ブロロガティ三世チョロロコフの正室。国王を唆し、王宮に奢侈な風潮を取り入れ、風雅な生活を送り続け、都市を浪費によって衰退させた。この王妃の浪費癖に目をつけたのがジェイソン・ウーであり、それまでは質素な作りであった王宮をより華美にする増築の提案を王妃の側近を通じて彼女をその気にさせることに成功。結果、王家は民間の高利貸しの支援(負債)を受けることになり、これをきっかけにウー家の王都内での権威をより高め、挙げ句、兵権も(担保として)奪われてしまう。

皇太子/ブロロガティ・ザザメチョロシュ:皇太子妃とは良好な関係であったが、国事に興味がなく、武芸に明け暮れる毎日を過ごす。即位を前に病没。後に実の母親である王妃による毒殺であることが発覚。この事件がプリム・クラーラの怒りを買い、輝竜革命へと発展した。


輝竜宮殿


エヴェンストレン王妃の命により、それまで使われていた石造りの質素な宮殿(旧名:ココフ宮殿*)のファサードを輝竜石の装飾を散りばめたシュレイド建築(ゴシックかつバロックな多彩風を持つ尖頭アーチやらなんだかありがたい彫刻やらが装飾)に改築。かつてはサロンとして利用されていた優雅な空間を持つ吹き抜けの間に使われていた柱などの石材を白を貴重とした大理石に交換、全体を色彩豊かな装飾に施し、主に舞踏会に使用された(照明には無数の白い筒状のガラス細工(中には雷光虫が入っている)がぶら下がったシャンデリアで眩い白色光を演出。これら装飾品のアイデアはもちろん暗黒商会に所属するアーティストによるもの)。名前も改め、当時、宮殿を中心に王都で流行とされたヴェルド調(希少な鉱石を用いた装飾品やその輝かしい色彩をモチーフにしたファッション等)の耽美主義を造形化した象徴的建築物となり、華やかな王宮生活を一時でも体験したいと願うヴェルドの上流階級者の聖地となった。

*旧ココフ宮殿は正面一棟のみ3階建て、左右の二棟と正面一棟の後ろに建てられている一棟とを合わせた全四棟から構成されている。正面下層部は半円形アーチ型の列柱になっており、宮殿内との間に通路の役割も果たす半外部空間が繋がっている。

*Recollection №5(ムーア編)の時代では、王妃の案により、これの左右に翼棟を建造中であった。

輝竜宮殿玉座の間:精錬なホワイトを基調した大理石に輝竜石を彷彿させるエメラルドグリーンの色を混ぜたマーブル柄の広大な天井下空間を再現した交差ヴォールト天井の四方を濃緑に煌めく荘重な輝竜石の柱(柱頭には金色のネンチャク草を意匠化した装飾が施されており、礎盤もまた金で作られている)が支えており、天井の中央から吊るされた金色豪壮なシャンデリアの灯りが床一面に広がる大理石の床を輝かしく照らしている。正確には正方形である部屋のアーチ型正面出入り口から見て、奥の中央に輝竜石をふんだんに使用した男性らしさを取り除いた優婉閑雅な玉座(シート部は白の革製)が構えている。プリム・クラーラ即位後、前女王が作らせた華美な装飾は取り外せるものだけは取り除いたのだが、この玉座の間は現王女の心象と合致している為、そのまま採用された。また石柱の柱頭と礎盤のみ、プリム王女即位後に装飾されたもので、柱頭のネンチャク草は「種族、文化を超えて人々が手を取り合うように」という王女プリムの願いが込められている。
Recollection No.5_176

Recollection №5(ムーア編)での王宮内の派閥:
当時の輝竜宮殿は王妃一派、摂政、顧問団による三つ巴の状況にあり、摂政を務める大臣らが厳格に政務を執り行っていた。顧問団には暗黒商会のメンバーを中心に、その推奨派として、プラウズ家、ヴァイデンフェラー家をはじめとする王都の名家も名を連ねていた(後にシオンとニッキーの家出へと繋がる要因の一つとなる)。王妃は獣人の奴隷化を推奨、彼女に阿る貴族もまたこれに賛同することで信頼を勝ち取り、王宮内での貴族台頭の要因となる。共通した目的は、まず現国王が譲ってしまったウー家の兵権を取り戻すことであった。また、当時の王家に対する評価なのだが、そもそも初代国王が西シュレイド王国建設に尽力した領主(首長)であるため、古シュレイド王国のような伝統はなく、一時は兵権をジェイソン・ウーという高利貸しの男に剥奪されるなど、奇しくも旧王国と同じ独裁政権に近い変革の最中であったことは間違いなく、このすきに乗じてタラスクギルド、暗黒商会のメンバーが自由に王都へ出入りするようになり(彼らは国王の統治にまつわる苦悩を忘れさせるため、宮廷に娯楽と華美なファッションを取り入れ、王宮内に奢侈で派手な振る舞いや、粋で華美な服装を好む美意識、淫靡な風潮(いにしえ麻薬の猖獗)を流行させ、資金力を高めながら王都の利権も手中に収めていく)、これに加え国王夫妻の多大な浪費も重なり、この時代の王都は衰退期であったと評されるのがもっぱらである。


Trusty Sword


~プリムに仕える忠臣達

アドニス・グロスマンプリム・クラーラの側近。クラーラ家に仕える忠臣にして信頼のおける懐刀であり、プリムの護衛、相談役も務める。一見、眉目秀麗な美青年にも見える程、背丈も高く、容姿端麗で従者とは思えない高雅な印象を放ち、内面の慎ましさや高潔さといった生来のパーソナリティもまたその立ち振舞から窺える厳格な女性である。

初登場はRecollection No.5_118だが、容姿と名前が一致しての登場はRecollection No.5_124からである。

装備:ロイヤルな質感と威厳を漂わせるコバルトブルーを基調とした、今でいうエコールシリーズ同様のリボン付きケープを羽織り(リボンはパープル)、頭部もエコールフード同様の小さい羽付き二角帽?を被り、茶革製のタイトなコルセットを装着、腰にはリボンと同色のベルトを巻き、下半身にはタイトなホワイトタイツの上から黒いロングブーツを着用している。愛刀はオーダーレイピアのような細剣(狩猟武器ではなく、あくまでも護衛用)。必要に応じて銃身が短く口径の大きい小型ボウガン(ブランダーバスのような小火器で外装は高貴なホワイト、青いアネモネの装飾がところどころに装飾されている)も扱う。


ミチェル:輝竜宮殿王室料理団キッチンアイルー総料理長。通称「勇気あるキッチンアイルー」。料理団の雑用から料理長まで上り詰めた努力家なアイルー。ウェイターの格好を「させられていた」雑用時代、差別主義者から罵倒や乱暴を受けていた。
初登場:Recollection No.5_98

王宮内に潜入してきたキャロル・ムーア・ロザリーから多めのチップを貰ったのが彼女との最初の出会いであった。Recollection No.5_100

その後、追われていた彼女達を助け、ムーアから「勇気あるキッチンアイルー」と呼ばれた。Recollection No.5_105

輝竜革命以前は料理団に属しながら皇太子妃の立場にあったプリム・クラーラとムーアを繋ぐ連絡係としても活躍。この頃にはプリムからも慕われていた様子であり、彼女は喜んで彼の異名を呼んでいた。Recollection No.5_118


ニャラスケス:黒毛モフモフな輝竜宮殿専属の宮廷画家。王妃に甘く、ムーアに厳しい。Recollection No.5_160


ゼスト:ロイヤルアーセルで鍛冶職人の長を務める大柄筋肉質のメラルー(もちろん裸ボロエプロン)。工房を視察に来たキャロル・ムーア・ロザリーを大咆哮でふっ飛ばす。初登場:Recollection No.5_153

エルデ地方の小さな集落生まれ。ドンドルマで鍛冶技術を学んだという。
Recollection No.5_154

ムーアに親しみを覚え、助言を与えたり、後に白雪神殿にも視察に訪れ、兵器設置を手伝った。Recollection No.5_175


デ・ボック兄弟/ダーン・デ・ボック(兄)ピート・デ・ボック(弟)
中道派の双子大臣にして先王時代からの忠臣。先王、及び皇太子没後、ヘヴォサヴォーン公やその寵臣らによる浪費を咎めた為、一時は獄中で過ごすも度重なるプリム・クラーラの嘆願書のおかげで二人は解放された。以後はプリムに忠誠を誓い、革命の手引も彼らを主体に行われた。

風貌は共に「まるっこい体型」で黒の外套(共に袖が異様に長い)を羽織り、下半身は黒のかぼちゃ風ぽっこりキュロットの下に真っ白なレギンスを、逆に足下はタイトな細長ブーツ(見るからにきつそう)を着用。髪型は二人ともバッハ系クルクル白髪ロングカール、顔はさきっちょのとんがったヒゲタイプ&まんまるお目々で見るからに人が良さそうな人相をしている。Recollection No.5_175

プリム・クラーラにより開催された彼女達、参加者の全員が十代最後の晩餐会では、危険な目に遭うも窮地を逃れた。Recollection No.5_177




以上の情報はバステトがキャロル・ムーア・ロザリーより得た一部の記憶を基に編纂したものです。今後も王都ヴェルド、輝竜宮殿に関する情報がまとまり次第、追記していきます。





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