げしげしっ
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
(と、「うつ伏せ棒状態のまま痺れている」パンチラーノの後頭部を何度も小突く「二種類の」ハイヒールのさきっぽ)
ムーア「すっかり気絶してるみたいね」げしげしっ
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
シオン「油断したらダメよ。すぐに起きるかも」げしげしげしっ
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
ヴィルヘルム「助かったぜ。礼を言わせてくれ」(と、傍らに立っているキッチンアイルーに頭を下げる)
キッチンアイルー「いニャ~~~♪外が騒がしいので見に来てみたら、ニャにやらお困りのご様子でしたので♪」ポリポリ
ボギャアアアアアアアアア!!
(回廊の上空より火竜の咆哮が中庭に反響する)
ムーア「ねぇ、ここから一番近い見張り台に上りたいの。どこに行けばいい?」カパッ・・(仮面を外し、素顔の目線をキッチンアイルーに合わせながら質問する)
キッチンアイルー「ここを真っ直ぐ行けば階段があるですニャ。けど・・・」
ムーア「心配してくれているのね?」
キッチンアイルー「・・・・・・・・・・・・・・・」こくり(澄んだ瞳でこちらを上目遣いで見つめながら頷く)
ムーア「だいじょうぶ。あなたは騒動が収まるまで、オトモダチと一緒に厨房にいて」なでなで
ハグッ(二人の間からシオンがアイルーに向かってハグをしてくる)
シオン「今の体制が変わるまで耐えて。いいわね?」ほニャ・・(それを聞いたキッチンアイルーは目をまあるくしている)
ヴィルヘルム「困ったことがあったら迷わずプリムに相談しろ。ヴィルヘルムにそう言われたと言えば、彼女は必ず力になってくれるはずだ」なでなで(無骨な顔に満面の笑みを浮かべながらアイルーの頭を耳ごと撫でている)
キッチンアイルー「あなた方は・・一体・・・・」なでなで
ムーア「今はしがない王都の救世主♪」ボギャアアアアアアアア!!(こちらを見上げるアイルーの瞳に映る少年少女の笑顔、そしてその背後には宙を舞う火竜のシルエットも)
キンババ「急ごう!アポロンがやられちゃうよ!」ドシューーーーーーン!!(バリスタの発射音が一同を焦らせる)
ムーア「なんてね。それはあなたも一緒。みんなでヴェルドを変えるの。またね!勇気あるキッチンアイルーさん♪」
キッチンアイルー「勇気ある・・キッチンアイルー・・・・・・お気をつけてくださいませニャ!!」ダッ(アイルーに向かって「了解のウィンク」かましながら颯爽と走り出す)
Recollection No.5_105
ダンダンダンダンダンダン!!
(ドレススカートの裾を両手で目一杯めくりあげながら見張り塔の螺旋階段を駆け上がっていく)
ムーア「ぎぃ~~~~~っ
![ムカムカ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/103.png)
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
シャーーーーーーーーーーーーー
(立ち止まり、ナイフの刃でスカートの裾をカットしていく)
ムーア「ふぅ~~~これでよし」
ニッキー「証拠品は残すな」ぽいっ(階段の下から遅れて駆け上がってきた彼が「裾の残骸」を拾い上げ、こちらに向かってそれを放り投げながら通り過ぎていく)
ムーア「あら。売ってあげてもいいんだけど」ダッ
シオン「上に行ってどうするつもり?」ダッダッダッダッダッ(並走してきた彼女と共に階段を上がっていく)
ムーア「見張りは一人だった。この人数ならなんとかなるでしょ」ダッダッダッダッ(一瞬、下を確認すると、へえこらと息を切らせたキンババの肩を支えながら共に階段を上がってくるヴィルヘルムがこちらに向かって「こっちは、だいじょうぶだ。そのまま行け」を意味するサムズアップをしているのが確認できる)
シオン「大事になったわね」ダッダッダッダッ
ムーア「・・怒ってる?」ダッダッダッダッ
シオン「そうしたところであなたを止めることは出来ないでしょ?だから最後まで付き合ってあげるだけ」にこっ
ムーア「フッ・・・」
こちん
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
ダッダッダッダッダッダッ(最上階まで駆け上がってくると、ドアなし開口部の右側、壁際に身を潜めながら外の様子を窺っているニッキーの姿が見えてくる)
ニッキー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」し~~~~~っ
そそそ・・(開口部を挟んで彼とは向かいの壁際にシオンと共に身を伏せる)
ムーア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ちらっ(と外の様子を...)
フオオオオオオオオオン!!
(覗いた瞬間、バリスタを操作している衛兵を威嚇する為、旋回してきたリオレウスの迫力満点な風圧効果により、外の衛兵諸共、その場に尻もちをつく視点の主)
ムーア「いちちちちち
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
ちら・・(今一度、シオンと共に外を覗き込む(シオンが上、視点主が下の「段々方式」で)
キリキリキリキリキリ・・・・・(半円型の塀に囲まれた狭い監視台のスペースにて、上空に向かってバリスタの角度をつけながらターゲットを追尾している衛兵の無防備な後ろ姿が)
こくり・・(上のシオンと顔を見合わせ互いに頷く)
キリキリキリキリ・・・・(狙いを定める衛兵の背中に向かって...)
ムーア&シオン「ひいいいいやぁ~~~~~~!!」バッ
![DASH!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/178.gif)
衛兵「!?」くるっ
ずがぁ~~~~~~~~~ん
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
(ダブルタックルで衛兵を突き飛ばし、そのままバリスタに激突させる)
ズルズルズルズル・・・・(バリスタにもたれながら、前倒れになっていく衛兵)
ササササササ・・・スッ・・(そそくさとインしてきたニッキーがうつ伏せに倒れた衛兵の口元に何やらハンケチをあてている)
ムーア「??」
ニッキー「ネムリ草の成分をたっぷり含ませてあるんだ」クッ(ニヒルな笑顔でサムズアップかましてくる足元では、すでにぐっすりな衛兵の姿が)
ムーア「さすが肉・・・・おっと」(と、自身にとっての「禁忌の名前」を思わず口走ってしまいそうになり、慌てて口をおさえる)
ビュオオオオオオオオオオオ!!
(上空を旋回する飛竜を見上げる)
シオン「どうするの?」
ムーア「彼に乗って逃げる。あんた達も来る?」
ニッキー「貴重な体験だろうが、今回は遠慮しておく」ぬぎぬぎ(と、眠っている衛兵の装備を脱がしながら)
シオン「どうやって呼び寄せるつもり?」
ムーア「あんたを呼ぶのと一緒。アポローーーーーン!!」
ヒョオオオオオオオオ・・・・・・
フオン・・フオン・・フオン・・・・
(すぐさま相棒の声を察知したのだろう、上空の火竜は旋回をやめ、翼を大きく羽ばたかせながらホバリングをみせると、そのままゆっくりと垂直降下してくる)
シオン「嘘でしょ・・・・どうやって手懐けたの?」フオン・・フオン・・(自慢気に彼女を見ると驚愕した表情で火竜を見上げている)
ムーア「手懐ける?そういう人間の至上主義の概念が既に差別を生んでいるのよ?すぐに分かるわ」フオン・・フオン・・(見張り台の縁に降下してきた、でっかい火竜の顔面を見つめながら)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200510/17/comingsu/ed/d1/j/o0120016114756677476.jpg?caw=800)
アポロン「おせぇぞ!!何やってたんだよ!?」フオン・・フオン・・
シオン「!?」(カルチャーショックのあまり、いつもの金切り声すら出ない様子で目をひん剥きながら驚きまくっている)
ムーア「ププ・・・・こっちはシオン。あっちがニッキー。前に話したでしょ?」
ニッキー「マジかよ・・・すげぇ・・・」(彼を見ると「脱がせる作業」は一旦中止して、感嘆の声をあげながら火竜を見上げている)
アポロン「おう。お前らが王都の義賊ってやつか。名前はヒンメルンまで届いてるぜ」フオン・・フオン・・
ニッキー「光栄だよ・・・本当に・・・・こんなことが・・・・」
シオン「危ない!!後ろ!!」
ダショオオオオオオオオン!!
(火竜の翼をかすめてきた大型の矢弾が視点主らをふっ飛ばしながら突き抜けていく)
ドシューーーーーーーン!!
(ひっくり返ったまま、矢弾の行き先を追うと、後方の壁に勢いよく突き刺さり、運悪くも、その瞬間、息を切らせたキンババの肩を支えながら頭頂にやってきたヴィルヘルム一行が姿を見せる)
キンババ「ひゃあああああああああ
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
アポロン「早く乗れ!!」ブワッサブワッサ!!
ムーア「うん!!」バッ(持ち前の運動神経を活かし、跳ね起きかますと...)
キリキリキリキリキリ・・・・・(目の前でホバリングしている火竜の翼越しに見える遠くの見張り台から、こちらを狙ってくるバリスタと衛兵の姿が)
ムーア「アポロン!!また来るよ!!」
アポロン「チッ!!」
フオーーーーーーーーン!!
(大きく飛び跳ねるように両翼を羽ばたかせ、一気に垂直飛行していくアポロン)
キリキリキリキリキリ・・・・・
(それを追うように向かいのバリスタも角度を上向けていく)
シオン「下を見て!」(石垣から身を乗り出して下を覗き込んでいる)
バッ
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
衛兵「そこで何をしている!?」(と、中庭から無数のガーディアン達がこちらを見上げながら)
ムーア「やばっ
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
ニッキー「俺がシオンを連れて行く。君らは早く逃げるんだ」(垣根に身を乗り上げたまま振り返ると、すっかり衛兵の装備をちょうだいした彼の姿が)
ムーア「うん。あとはアポロンが・・・」
キリキリキリキリキリ・・・・(向かいの見張り台では引き続き上空を旋回する火竜を狙うバリスタが)
ムーア「あれをあれで落とす」えーーーーー!?(視点主が颯爽とこちら側のバリスタに向かうと同時にキンババの悲鳴が。そして「そうこなくっちゃな、手伝うぜ」のヴィルヘルムの声もまた)
To Be Continued
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160119/14/comingsu/c2/7d/j/o0240018313544775403.jpg?caw=800)
★次回ストーリーモードは10/8(木)0時更新予定です★