873.エネルギー
私の生徒たちの演奏を聴いていてもまた一般的に感じること。それはどんなに美しい音で弾いている演奏だったとしても、ただ美しいの域をなかなか出ていないと感じる。1音にエネルギーが足りないというか魂が宿ってない。これは音量の問題ではない。ロシア系の演奏を聴いていても確かに美しいのだがオブラートに包まれたようなよそよそしい美しさを感じることがある。音はもっと主義、主張、哲学が存在するべき。思いを込めれば達成されるという安易なことではない。残念に思うのは、打鍵の基本を知らない演奏が世の中多過ぎるように感じる。身体的には肩甲骨、肩、肘、手首から指先までの一体感が無い人を多く見かける。もっと言ってしまえば、下半身、腰、背中も含め、トータルに身体を使えていない場合が多く見受けられる。最近、よく感じることである。