藝術というということを改めて考えたときに、人は近視眼的に捉えてしまうことに陥りやすいと思う。

そもそも藝術とは何か?

藝術に心惹かれるのはなぜか?

藝術の道を歩むのはなぜか?

そのようなことをいつも初心に帰って模索することの大切さを感じる。

 

自分ではわかっているつもりでも、実はわかっていないと感じる。

もしかしたら永遠にわからないことなのかもしれない。

わからないから前に歩み続けなければならない。

闘い続けなければならない。

 

なぜ今日も藝術活動、私の場合は作品と対峙しそれを自問自答しながら生徒たちの演奏に向き合うことをし続けるのだろう。

 

舞台の上には立たないが、生徒の前で演奏するときに私は命を削って弾く。

何かと闘っている自分がいる。

 

ベートーヴェンやショパンの作品を通して

そしてピアノという楽器を通して

演奏しながら自分自身で模索を繰り返す。

2度と同じ演奏は絶対にできない。

たった1度きりの神秘に満ちた偶然かもしれない宇宙の奇跡が起こることを信じて。

前衛画家、草間彌生の言葉から多くのことを考えさせられた。

 

 

 

 

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