ちょっと悲しいお話
宮崎の父が息を引き取りました。今月中旬のことです。私はプライベートのことをビジネスシーンで話すことが少ないので、プライベートが謎ですとよく言われるのですが、少し父の話をしようと思います。私の父は困ってる人に手を差し伸べるような、田舎の優しい警察官でした。宮崎らしくのんびりしてて、人を楽しませるのが好きな陽気な人でした。警察といっても宮崎でも田舎のほうだったので凶悪犯罪なんてほとんどありません。台風のあとの公道の掃除、祭りのときの交通整理、近所で飼ってた犬がいなくなって困ってると相談あれば一緒に探したりとか、父はそんな事件?ばかり対応してました。警察を引退してからは、地域の活動に朝早くから出掛けてなんだかずっと忙しそうでした。なんで無償なのにそんなに頑張れるの?と良く思ったものです。私は中学から実家をでて寮生活になり、そのまま高校を卒業したあとはずっと東京なので、父と過ごした時間は決して長くはありませんでした。父はお世辞にも決して仕事ができるようなタイプではなかったし、出世もするようなタイプじゃなかったけど、目の前の困ってる人に一生懸命で、多くの人に愛されてる人でした。葬儀にも本当にたくさんの方がきてくれて驚きました。父は社会のために限りある命を使うということを、私に背中で教えてくれました。金融教育という社会性の高い領域で起業したのも、きっとそんな父の影響が大きかったのだと思います。仕事でどんなに辛くても涙なんて出たことないけど、葬儀の日は涙がとまりませんでした。泣いたのは何十年ぶりのことでしょうか。記憶にありません笑父が亡くなった日の夕方、小学校の頃に父と歩いた田んぼ道を1人で歩いてみると、そこにはあの日と変わらない風景があって、「ほどほどに頑張ればいいとぞ」と宮崎っぽいのんびりした感じで、父が横で言ってくれてるようでした。葬儀の日にとことん落ち込んだから、人生で一番落ち込んだから、また元気に仕事を頑張ろうと思います🔥葬儀のときなどに仕事面の対応したり、サポートしてくれた方々に感謝します。