SEOがやっぱり強いからブログがいいよね!とアドバイスもらったので、
久しぶりにブログでも投稿します。
先日出版した「未来のお金の稼ぎ方」が、
渋谷TSUTAYAや、渋谷スクランブルスクエア書店、代官山蔦屋書店などの
ランキングで1位になりました。
本書でも稼ぎ方について書いていますが、
今回は、実力主義の会社で、
「給与をあげたい。さらに役職もあげたい」
と思っている人に限定した内容を書きます。
基礎ビジネスマナーについても書いています。
マナーについてメンバーに日々細く注意はしませんが、
特にスタートアップではビジネスマナーが欠落しがちなので気になる人は参考にしてみてください。
結論から言うと、
給与も役職も両方を手に入れたい人は、
人格と実績の両方が必要になります。
特に役員や部長クラスを目指すのであれば必須条件と言えるでしょう。
まず給与をあげたいのであれば、とにかく成果をあげることです。
成果をあげれば給与は後からついてきます。
識学の教えの通りです。
反面、どれだけスキルがあっても、一生懸命に頑張っていても、
成果がでていないと給与は上がらないし、下がることもあります。
※これは実力主義の会社の話なので、年功序列の企業は別です
次に役職をあげたいのであれば、成果に加えて、人格が必要となります。
なぜなら役職者の背中をみて組織は真似をするからです。
役職者の行動はそのまま組織の鏡となります。
ただ人格は、特段新しいことをする必要はありません。
基本的なビジネスマナーに加えて、
会社の方針にマインドベクトルが合っているかどうかです。
例えば、ABCashでは「活性化を経営戦略にする」と発表していますので、
組織の活性化に貢献していると会社とベクトルが合っていると判断されます。
少しでも貢献しようとしている人と、自分には関係ないと傍観している人は、
日々の行動(言葉ではなく)を見ればすぐにわかります。
またSlackコミュニケーション。
調子のいいときは元気なテキストなのに、
何か不満を持っているときは文末に句読点をつけないそっけないテキスト、
それで不満を知ってほしいとアピールする人もいます。
友だちじゃないんだから、、、と残念な気持ちになりますが、
そういう人は感情に支配されるタイプで重要な仕事を任せるのは危険だなと判断しています。
補足として、Slackは気軽にコミュニケーションができるので利便性が高いですが、
その反面で利便性の罠もあります。
例えば、指示や依頼しているのにSlackに返事はなく絵文字をつけるだけ。
共有に対しての絵文字はいいと思うのですが、
明確な指示や依頼に対して返事をしないのは、
依頼した相手が「指示が届いたのかな?」と再度確認する必要があるので、
思いやりや配慮に欠ける行為でしょう。
またメールを送るときに、
目上の人に対して冒頭に〇〇さんなどの宛先名を書かない行為も、
ビジネスマナーとして失礼だなと思っています。
私も起業家なので色々と感情は揺さぶられることは日常茶飯事ですが、
どういう心理状態でもこういう凡事のビジネスマナーをかかしたことはありません。
あとは元気な挨拶も大事です。
若手の時はできたのに、歳を重ねるとできなくなったりしますが、
こういうところに人格はでるものです。
今年新しく就任した弊社役員は、
業界でも名が通っていて、実績もあり、私よりも年も先輩ですが、
すれ違うと必ず目を見て元気に挨拶をしてくれて、
さすがだなといつも思っています。
昔ある社長が言っていました。
「成果をだしてる人ほど、目を見て元気に挨拶する。
それで成果でてるか判断してもあまり間違ったことはない」
凡事のビジネスマナーだと、会食後のお礼連絡などもそうです。
私も目上の方との会食の場合、今でも当然自分からお礼連絡をします。
もしご馳走にまでなってしまってお礼連絡を忘れたら、
もはや事件だと思っていて、
忘れないように細心の注意を払っています。
これは起業家や経営者になってより徹底しています。
なぜなら自分が信頼を失うことは会社の信頼を失うことだから。
ビジネスマナーの基礎のあまさで、信頼やチャンスを失う怖さを知っているからです。
そして、風通しのいい会社ほどビジネスマナーが欠如していくので注意が必要です。
思ったよりも相手は不快な思いをしていて、
ビジネスパーソンとしての基礎的信頼を知らない間に失っているかもしれません。
会社は、スタートアップであろうが大企業であろうが、仲良しサークルではありません。
ビジネスのための組織です。
ABCashは、凡事徹底をミッションステートメントにおいています。
若手が多いから、スタートアップだから、
とぬるい会社文化を創るつもりはありません。
それは大きな会社になってからでは遅いからです。
ABCashを創業してすぐのとき。
業務委託で創業準備を手伝ってくれた仲のいい友人がいました。
彼はサイバーエージェントで同期。
プライベートでも仲が良かったのですが、
彼が入社してすぐのとき、話があると呼びだして、
「これからは社長と呼んでくれ。社内では敬語を使ってほしい。
今はまだ2人だけど、サイバーエージェントのように日本を代表するような会社を本気で目指すからだ」
と伝えました。
彼はその瞬間から一度も私のことを社長という呼称以外で呼んだことも、
敬語使わなかったこともありません。
役員の今も組織活性化も率先し、手を抜いたこともありません。
私のTwitterや社内Slack共有にも真っ先に反応しています。
彼の仕事への覚悟や本気さはそういう「行動」にこそあわられていて、
だから信頼できるのです。
自分のプライドよりも会社を第一に考え、それを貫き通す、
そういう彼の人格が今のうちの会社の礎になっています。
「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」
西郷隆盛が残した言葉ですが、
実力主義の会社では、この言葉はそのまま当てはまると思います。
報酬も役職も欲しいのであれば、功と徳が必要だということです。