3年前。ABCashは誕生しました。

 

金融リテラシーを価値とするからこそ金融商品を売らないこと。

人材投資を経営戦略の柱とすること。

この2つだけ決めてスタートしました。

 

最初は全然上手くいかず、こんなことが現実に起きるのか!?という困難の連続。

毎日深夜まで休まず取り組んでも、次から次に新しい困難が発生し、リリースしてすぐに会社自体も窮地へと追い込まれていったのです。

 

すべては私の能力不足と読みの甘さだったと思います。

もちろん資金調達なんて夢のまた夢。

 

「金融商品を売るしか道はないよ」

「そもそも金融教育なんて怪しいからやめた方がいい」

そういうアドバイスを頂いたこともあります。

 

苦しかったけどこの根幹を変えては日本の金融を次の時代におし進めることはできない。

ベンチャーは自分たちで新しい産業をつくるから意味があるんだ。

そうみんなでぎりぎりの状態で歯を食いしばってがんばったのを覚えています。

 

最初の資金調達も困難を極めました。

そのときの私は、デスクの目の前に坂本龍馬の肖像を貼りつけて志がブレることのないようにしていました。

幕末の志士を見つめる社長の姿は少し怖かったかもしれません笑

 

そしてリリースから3年。

累計受講者数は1万人を超え、累計資金調達額も10億円を超えました。

そして信頼できる仲間もたくさんいます。実はそれが1番嬉しいです。

さらに来年からは高校にも金融教育が入ります。

この流れを一過性にしてはいけない。

 

これから国や金融機関とも連携しながら、

日本の金融を一緒にアップデートしていきたいと思います。

そしてお金の情報格差をなくし、

ABCashが日本の資産形成人口を増やすきっかけとなりたいと思います。

 

4年目もきっと困難はあるだろうけど、またしっかり頑張ります。

日本の金融教育はまだ夜明け前です。