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Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

ヒューマン・ネットワークを考えた。最近はSNSによるネットワークが従来型のよりも密になった。近所付き合いは自治会の役員になったこともあり、それなりにあるがレベルが違う。親戚付き合いや、同門系は僅かだし、昔の職場関係は今ではほとんどなく、コロナはそうした傾向に拍車をかけた

 

こうした状態は情報の入手を難しくする。正確に言えば《偏向》が激しくなる。本人は沢山の情報を自由に入手しているつもりでも、実際には「情報弱者」になっている。

 

こんなことを考えたのは、最近Amebaブログがお勧めのサイトを紹介してくれるが、「なんでこんなサイトを?」と思うようなものがある。実はAmeba=Cyber Agentは色々なところと繋がっている。意外とこうした情報偏向に問題意識を持っている研究者も関わっている。

 

今読んでいる『ヒューマン・ネットワーク』に以下のような一節があった。

 

『弱い結びつきの人は、地理的にも人口統計的にも自分とは離れた存在であることが多い… 《よそでは入手できないような情報》をもたらしてくれる』p205

 

そういう細い線も大切にしないといけない。

 

 

 

今夜は久しぶりのSalson、左足の怪我はまだ治っていないし、少しビッコを引く感じだが、出かけるでしょうね〜(笑)

 

 

 

 

『イタリアの社会』3

第二次世界大戦後の移民は南北アメリカから主にヨーロッパに移った。あの『小さな村の物語』の主人公たちも大抵、ドイツなどからの帰郷組。しかも男性単身ではなく家族同伴、出稼ぎから移民型へ変化があった。p180

 

さらに北イタリアからのアルプス越えから、南イタリアからの北ヨーロッパ移民が増えた。これは南イタリアの過剰人口がある。今でも南部は失業率が高い。p181

 

それだけではない、北部イタリアの工業地帯への南部イタリアからの移動が増える。勿論、単純労働者としての需要しかないので、もともと南部に対しての差別意識がここにきて助長されたとも。p183

 

1970年代に入ると新たな事態が起こる。即ち、外国人の流入である。北アフリカなど様々な国から難民が流入する。1990年代にはそれにベルリンの壁崩壊による東欧諸国からの流入が加わる。p184

 

そもそも中世からバルカン半島からの移民は多かったし、北東部は東欧と陸続き。ただし、イタリアに十分な労働市場があるわけではないので、マージナルな農業、「地下経済」などに従事することが多く、さらに中継点として労働市場の豊かなドイツなどに流れていく傾向があり、イタリアを入り口としてEUに流れていく傾向がある。p185

 

これが現在、ドイツ、フランスとの難民問題についての微妙な対立も引き起こしているようだ。特に北アフリカから難民ボートで上陸するのはイタリアというのが定番になっている。

 

これとは別に、もう1つ注目すべき点としてイタリアは二重国籍を認めているのでかつてブラジルやアルゼンチンに移民として流れた人たちの二世、三世が言語的障壁が低いこともあり、イタリアに回帰する傾向もあるとか。p186

 

ただ、南北アメリカへの移住は豊かな北、貧しい南という形に結果的になった。それが、合衆国の「アメリカのおじさん」に対し、両親や祖母が豊かさを求めた国(ブラジルやアルゼンチン)に裏切られたとのトラウマを南のイタリア系は持っているとか。p187

 

いやはや、知らないことばかり。

 

追伸:

そういえば昔、サルサで仲良くなったブラジル出身の女性、イタリアと日本人の三世?だったと聞いたことがある。日本語は上手だった。

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=xQkgOdLcP-E&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=1

HSK4~1#12~#1 背了四十五分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=suPW2AxdL_o&t=621s

『まる見え中国部』看了二十九分钟TORO频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,0~30min,背了一个小时单词

 

https://www.youtube.com/watch?v=ffpe2bc2vOA&list=PLX5jhIuWaM7gkN2-iTCRDLqf-XqXbhCcf&index=108

【青島日美】中級105~108 学了十九分钟讲座。

 

https://www.youtube.com/watch?v=wVZOIsny_Ck

ゆうきの中国語,0~30,听力练习十三分钟。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ioowwcXSO8w&t=1s

ヤンチャンCH/楊小溪,十六分钟。一共三个小时二分钟。

 

运动;爬山散步,1.1km,2595步,7楼。←夜記入予定

 

左足裏に外傷、それでも休まず坂道散歩を決行する。継続は力だから。

 

 

 

<マイナーポータル>

マイナーポータルからの「お知らせ」が届く。何事かと思いアクセスすると保険証としてカードが使えますので登録して下さいとの表示。ずいぶん前に既に登録済みだと思ったが(後で調べたら2020年)、新たに修正が必要かとも思い、取り敢えず画面の指示に従い入力していくと。登録済みの表示。同様なことは前回もあったが、まだ改善されていない。既に登録済みなら、最初からそう表示すれば良いこと。二度手間。同様に銀行口座との紐付けの手続きも案内が来ていたが、これも既に終了済みのはず、当然無視。バカじゃないかと思う、如何にITが判っていない官僚が、これまたどのようなアプリを作るべきか理解していない技術者に丸投げしたからこんなアプリができるわけ。これは「テンセント」という本でも書かれていたこと。

 

 

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12743280672.html

 

逆に重要なところでは高齢者のほとんどのスマホにNFC機能が搭載されていないので、マイナーポータルが使えない。本当に必要なポイントが分かっていない。その他、既に御用済みになったが電気だけ食って実用的でないCOCOAも然り。日本の官製アプリのレベルは低い。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12753880407.html

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12669322799.html

 

 

 

<自動運転>

ボーンさんのblogで、車で事故の報告。幸いけが人はいないようだが大変そう。

https://ameblo.jp/haganovitch/entry-12782784381.html

 

他人事ではない、自宅も郊外の丘の上の団地、しかも昭和末から平成にかけて造られた団地で高齢化が進んでいる、そんな状態でも車は必要不可欠なので皆、「おっかなびっくり」で運転している。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12768020035.html

早く、自動運転になればと心から思う。5G環境下での自動運転では10㎡に100個以上のセンサーからの情報が集められるとか。2個の目と2つの耳しかない人よりはるかに安全。とりわけ高齢者が運転する状態から脱却するツールとなる。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12769516780.html

 

地元では今年からオンデマンドバス(=地域限定Uberみたいなもの)がスタートする。これには期待している。いずれ自動運転になるだろう。これについては先日のパブリックコメントでも期待とともに提言もした。ここでも高齢者のデジタル・リスキリングが必要。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12780233579.html

 

 

 

 

<通院>

昨日は正月を挟んだので前回の11月末から久しぶりの病院。今月から医療費が3割から2割負担になっていた(70歳以上)。病院には行くたくない方なのでそれ程嬉しくないが、悪いことではない。

 

血圧は最近寒くなったのでやや上昇が見られるが、これは想定内。テルミサルタン(40mg/day)の服用は止められない。今回、デュタステリド(0.5mg/day)服用の効果を見るため超音波診断をしたところ、少し前立腺が小さくなったとのこと。

 

二次元では少しだが、膀胱へはみ出した影が無くなっているように見える。三次元ならそれなりの減少かもしれない。寒くなるとトイレに行く回数が増えるのが困りもの。夜は大体一回程度だが、昔はトイレに起きるということ自体がなかったので、高齢化すると色々問題が出てくるのは悲しい。

 

 

 

<試験区?>

タイが中国人観光客に対し非感染証明なしで門戸を開くとニュースで流れていた。タイにはこの春節に多くの観光客が入国することになるだろう。タイはワクチン接種率が低く、1月4日時点で100人当たりの追加接種回数が日本の130人に対し、45人で中国の57人に近い。ある意味注目すべき「試験区」となる。注目しておこう。

 

 

 

 

『イタリアの社会』2

番組では出稼ぎから故郷に帰って年金生活に入った主人公が多く登場する。それで出稼ぎと社会保障の関係が知りたくなった。

 

10章はまさに社会保障制度。特徴的なこととして年金給付費が全体の6割を占めて大きいとか。p159 イタリアの年金は『世界一、気前の良い』とまで言われているそうだ。p161 なるほど、予想通り。

 

11章では移民と外国人労働者の話になる。昔はイタリアは移民の大量送り出し国であったが、最近逆転つつあるようだ。

 

先の番組では、ドイツなどで出稼ぎした男性が故郷に戻って年金暮らしをするストーリーが多いが様々な形態と、さらに現代では移民の受け入れ国という逆の立場にもなりつつある。実際、番組でも北アフリカからの移民、難民の話も記憶にある限り1話だけだがあった。

 

外への大量移民の時代は1861年の統一から1970年代まで続いて、その後急速に衰退し、現在では外国人労働者の受け入れ国になっている。

 

まず外に向かっての出稼ぎ(>移民)は3つの類型があるという。

1)北イタリアの零細な農民がアルプスを越えて北ヨーロッパへ出稼ぎに出るパターン。これは季節労働的。これも段々と距離と時間が長くなり数年間不在になる場合もあったとか。但し、それでも拠点は故郷にあった。

2)南イタリアでは南北アメリカへの出稼ぎ、この場合は比較的長期(数年)だが、それでも拠点は最初は故郷にあった。それは1900年ごろから家族を同伴し定住型を取るようになる。特にアメリカ都市部への移住。

3)前2者は自らの意志によるものだが、第三の形態として斡旋人の仲介によるブラジルのプランテーションへの集団移民があるとか。3)は批判の対象になり後禁止される。p177

 

ところで合衆国は1921、1924年に移民制限法を制定し、これが日本では排日移民法として知られるが、実際にはアジア系だけでなくイタリアや東欧系などの新移民を対象にしたものだとか。それで合衆国に代わる所としてアルゼンチン移民が増加した。

 

そう! まさにこれこそタンゴの大流行する背景となったのだ!p178 Wikiによれば、

 

『アルゼンチンタンゴ・ダンスはスペインイタリアからの貧しい移民フラストレーションのはけ口として、ボカ地区の酒場で生まれた踊りといわれる』とされる都市伝説が生まれた。

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=rqCA-PAqcdE&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=12

HSK4#10~#12 背了四十三分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=MYXDbF_KIAw&t=2s

王陽のほぼ毎日中国語,三十七分钟。非常有用处!

 

https://www.youtube.com/watch?v=bNDUEYzk4JQ

『まる見え中国部』298 0~16min 看了十六分钟TORO频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,2h1min~end,x2,背了十八分钟单词,

 

https://www.youtube.com/watch?v=wIt8QsO8euw

ゆうきの中国語,“于”学习二十二分钟汉语文法。

 

https://www.youtube.com/watch?v=QppiuJP-qAI&list=PLX5jhIuWaM7gkN2-iTCRDLqf-XqXbhCcf&index=104

【青島日美】中級101~104 学了二十一分钟讲座。一共两个小时三十七分钟。

 

运动;爬山散步,2.6km,4172步,9楼。←夜記入予定

 

 

 

 

<電力事情>

下のデーターは昨日4日の電力状況。

 

寒くて曇っていても太陽光発電量はかなりある。日中の多くの発電量を賄えるほど。問題は蓄電出来ないことだ、これが鍵。鍵が明瞭ならばそこに集中投資し研究・開発すれば良い。これも数字でナンボの世界。「数字」は問題を明示化するために使うもの。

 

それにしても、九電はなぜ風力などの、その他の再生可能エネルギーのデーターを表示しないのだろう? 数字に出す量はないからかな? つまり全然開発していないということだろうね。

 

日本のアキレス腱が明瞭なのにこれまで十分な努力をしてこなかったことが現在の事態の背景にある。東日本大震災など多くのきっかけはあったはずだが、まだ反省が足らないね。

 

因みに個人的には電力やガス使用量は2011年を基準にしてほぼ7割まで省エネできている。「数字でナンボ」の世界。

 

ところで、昨日灯油18L購入した。依然として1764円。ウクライナ侵攻以降の1854円から安くなってはいても上がってはいない。これは元売り企業に政府の補助が入っているから。マスコミが騒ぐような事態にはなっていない。これも数字でナンボの世界。

 

 

 

『イタリアの社会』

早稲田大学出版部32、1999年初版。

 

20年以上も前の話である。従って相当変化している部分もあるはず。それでも対象を絞れば今でも通用する部分があると考え、幾つかの章に絞って読んでみた。その1つが言語と社会保障制度そして出稼ぎ、言語は多分今でもOK。社会制度も日本の場合を考えてもそれほど急激な変化はないはずと思うがどうだろう? それと出稼ぎは下に話題にした『小さな村の物語、イタリア』の多くの主人公が経験したこと。

 

この本を読もうと思ったきっかけは何時観ている『小さな村の物語、イタリア』で気になった点が幾つかあったから。とりわけ様々な少数民族?と思われる人たちが北部や南部に住んでいる。特に後者はバルカン半島やギリシャからの移民?と思われる人たちで言語が違う。それと村の物語だが、大抵主人公はかつてドイツなどに出稼ぎに行った年金生活者。その社会保障はどうなっているのかが気になっていた。

 

6章に言語の話が出てくるが、冒頭の話は予想通り、

 

『イタリアはヨーロッパ諸国の中で国土の割に方言分化が著しく、同時に多言語性に富む』と書かれている。理由として、ローマ帝国時代から数多くの人種がいたこと、地形的分断、19世紀(1861年)まで国家統一が遅れたことなどのよう。p101

 

標準イタリア語はトスカーナの言葉を基盤とするらしい。また文字言葉としては当然、ラテン語。p102

 

『統一イタリアの言語史』という本によれば、驚くことに統一時点で標準イタリア語を話せる人は全体の2.5%だとか! 本当か?と思ってしまう。わずか150年前の話。ところが国語教育により100年後には方言しか話せない人は8%にまで減ったとか。p103

 

方言の他に、サルデニア語、プロバンス語、フリウリ語、ラディン語など、いずれもロマンス語系の少数言語がある。そう! あのフリウリにもそうした少数民族がいるのだ。それが多分、差別民として異端審判の背景にあるのだろう。

 

 

図6-4 p112

 

その他、局所的にギリシャ語、アルバニア語、クロアチア語の地域がある。これらは先の『小さな村の物語、イタリア』の番組でもなんども紹介があった。アドリア海を横切ればイタリア半島にたどり着く、普通の移民もあれば、オスマントルコから逃げ出した難民も多いと聞く。

 

 

 

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=xer8C_poG98&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=10

HSK4#8~#10背了四十五分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=sGJYY1Fipmo

王陽のほぼ毎日中国語#100,二十五分钟。

 

https://www.youtube.com/watch?v=FBeN3NtKQZs

『まる見え中国部』409 看了十一分钟TORO频道。

 

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk

【完全版1~1200】HSK5,1h50min~2h1min,x2,背了一个小时单词,

 

https://www.youtube.com/watch?v=eV-b3OVrv0E&t=87s

【完全版1~2500】HSK6級,二十分钟。太难了!

 

https://www.youtube.com/watch?v=BK3p4VvPYeQ&list=PLX5jhIuWaM7gkN2-iTCRDLqf-XqXbhCcf&index=100

【青島日美】中級97~100 学了二十分钟讲座。

 

https://www.youtube.com/watch?v=-a7hFZlJv0k

とある中国人のむいむい,十二分钟。一共三个小时十三分钟。

無謀にHSK6に挑戦し、撃沈される(涙)

 

运动;爬山散步,3.3km,5242步,10楼。←夜記入予定

 

 

 

 

<書店の劣化?>

連休最終日は別のモールまで、最近改装されたばかりの春日市のモールまで足を運んだ。しかし改装後のスタイルはちょっと期待はずれで落ち着かない。書店もつまらぬ本ばかり。

 

この三ヶ日、3軒の大型書店を回ったがつまらぬ本ばかり山積みになっている。やはり図書館の充実に期待するしかない。それともアマゾン? 結局、ファミレスで食事をとっただけで長居せず帰宅。写真のビールもどきはノンアルコール。

 

 

 

<非科学的?>

中国が中国からの渡航者に対し、各国がコロナの非感染証明を求めたことに対し、非科学的だと反発している。

 

どうもよく判らない、普通に考えれば当然のこと、オミクロン云々ではない、あれだけ感染爆発が起これば強毒株が出現する可能性が高い。当然、医療・ゲノム情報を公開すべきだが、それを中国自身が怠っている以上、警戒するのは当然。

 

もしかすると誰かさんの3期目になって周囲が「YES MAN」ばかりになって「ちゃんとした進言をする人がいなくなったからでは?」と考えてしまう。報道官は職務、心に思っていないことでも言い張るのは驚くことではない(笑)

 

 

 

 

<画竜点睛を欠く>

今読んでいる『ヒューマン・ネットワーク』は簡単に読める本ではないが、非常に読む価値のある本で、先を急がず確実に理解していこうと思っている。それもあって今、平行して読んでいる本を、忘れないうちに記録しておく。

 

ところで、この『ヒューマン・ネットワーク』の原注と参考文献はweb上に置いてある。実にスマートなやり方、初めての本。

https://www.hayakawa-online.co.jp/HumanNetwork
 

ただ、pdfでの提供。コピペでの検索が出来ない。画竜点睛を欠く今時の読書は本半分、検索半分でようやく成立する。

 

 

 

 

『一勝九敗』

柳井正著、新潮社、2003年初版。

 

翌年には10刷が出ていることからベストセラーだったのだろう。『一勝九敗』の題名にも、副題の「ユニクロも失敗ばかりだった」にも惹かれた。但し、半分読んだところで放り出した。理由はこの文章の最後に書いている。

 

『一勝九敗』。文字通りならば研究と変らない。しかし、事業なら倒産するから《違いは何だろう?》との思いで読み始めた。最初の部分を読んだ段階では「段階的に進め、うまくいかなかったら直ぐ撤退という点かもしれないと感じた。

 

これは実感としてよく分かる。というか、自分自身新たなプロジェクトをスタートする時は撤退、続行の目処を必ず決めていた。 例えば、癌遺伝子のスクリーニングの時は兎に角、300万個DNAを調べようと目標を決めた。この数字は当時、人の遺伝子の数が100万個くらいだと考えられていたから。その3倍検索すれば統計的に95%くらいの確率でヒットするはずだからという計算。また、ある結合蛋白を探すときは、プローブと一緒に落ちてきた蛋白を全て質量分析で半定量的に同定し、多いものから上位100個まで調べて終わりにしようと最初に決めた。

 

いずれも目標の遥か前で見つかったのは幸いというしかない。しかし、どちらの場合も数字を最初に決めたのがガムシャラにやれた背景にあると思う。「見つかるまで」と思ったら気持ちは続かない。これは断言できる。

 

 

話を元に戻すと、当時銀行は融資先の会社は「子会社」としてしかみていない時代だったとか。p55 だから著者は当初資金繰りに難儀した。但し、これは90年代までの話。その銀行も現在落ち目で統合、精算の立場にある。

 

レベルは違うかもしれないが、身近なところでは、多くの中小企業やNGOがこのコロナ下、銀行ではなくクラウドファンディングという活路を見つけた。私も微力ながら某NGO2箇所に協力した。

 

ユニクロも散々、失敗をしたようだが、その失敗から学ぶものが多かったようだ。そして何より重要なことは致命的ミスをしないことらしい。p74  それはそうだろう。

 

著者は人材を集めるのに才能があるみたいだ。そのコツは異業種から人を集める。つまり「こうなっているのが当然、普通」という考えから脱することだとか。p75

 

ところが、97年頃に直営300店舗を展開し、1千億円の壁を越える話くらいから段々興味が薄れてきた。p89 そして、134ページまで惰性で読み続けたが、平行して読んでいる別の本に力を集中した方がいいと感じ始めた。

 

個人的経験として、失敗には失敗の原因がある。しかし成功の原因は「運」であったり、その時の「環境」であったりして。別の人が、あるいは別の機会に同じようにやったとしても上手くいかないものだと思っている。したがって成功秘話を聞いてもあまり役に立たない。やはり重要なのは「失敗の本質」を見極めることだと考えている。そろそろ読むのを止めてもいいと判断した次第。

<偶然と必然>

正月のお休みはうっかり紅茶にウイスキーを入れて外出を諦めた日以外、毎日外出。しかも室内以外ではマスクなしを通す。室内では同調圧力があるので「意味ない」と思いつつも仕方なくマスク着用。でも、室内ではマスクなしでおしゃべりや飲食して、ガラスの向こうの外ではマスク? おかしくない?

 

福岡はかなりの感染者報告があるので、既に暴露されている可能性が高いのではないかと思う。でも感染するかどうかはウイルス量によるし、まして症状が出るかどうかは個人差があるだろう。ここまでくると「偶然と必然」のような気もする。

 

モールの人出はほぼ戻った。

 

 

 

<XBB、あるいは偶然と必然>

ここで少し最近話題になっているコロナウイルス変異株情報を。

 

最近中国はゲノム解析を止めたとのニュースが流れているが、きっとやっているに違いないと思う。多分、重症化した例だけに限って解析しているのでは? 常識的に考えて止めるはずはない!

 

一方でオミクロンから派生したXBBという変異株のニュースが沢山流れているが、これと重症化との関連はまだ聞いていない。XBBというのはXが多分「組み替え」を示し、BBはそれぞれオミクロンB株由来(BJ.1, BA.2.75)を指すのだろう。下の模式図を見ると相当オリジナルの武汉株から離れている。

 

組み替えは、点突然変異に比べて遺伝子の大部分が置換するので表現型の変化は大きい。因みに点突然変異はRNAウイルスでは10^-4/bでDNA生物の10^-6/bpより100倍高いとされるが、これは突然変異抑制機構がないから。(RNAはbで、DNAはbpであることに注目。1本鎖と2本鎖の違い)

 

厳密には抑制機構が全然ないわけではない。例外的な2種類がある。1つはDNA用の変異抑制機構の横流し的利用、もう1つは最近明らかになったRNA独自の校正機構。それでも変異はRNAウイルスで圧倒的に起こりやすい。

 

問題のXBBは同じRNA分子間の組み替えで、これは異なった株(BJ.1, BA.2.75)の二重感染による。今のようにWith Coronaで感染拡大が起こっていると1人の人(=1つの細胞)が《別の株に同時に感染》するようなことが起こるので、組み替え=RNA置換は起こりやすい。さらに、ウイルスの1本鎖+RNA分子同士では組み替えが起こらないので、複製に伴う2本鎖RNA分子の存在が必要だ。つまり《複製》に伴う反応。

 

繰り返すと《二重感染と複製》が必要。

 

話を元に戻すと、10^-4/bの頻度は実は物理化学的変異の頻度そのもの。高校生物ではA:T,G:C塩基対合と習うが、正確には違う。ケト基(=CO)やアミノ基(-NH3)、イミノ基(=NH)などによる水素結合により、その塩基対合の組み合わせ頻度が他より非常に高いというだけ。平衡が極端に偏っていると言っても良い。だからある頻度で必ず変異が起こる。詳細は省くが下の図がわかりやすい。これはこの宇宙に存在する限り必ず起こる

 

考えて欲しい、一回複製するごとに新たに合成されたコロナウイルス遺伝子には3個の変異が生じる計算になる。 

 

29,903b x 10^-4/b=〜3 

ここで、29,903bというのはコロナウイルスRNAの塩基数。

 

それにより突然変異は常に起こるが、変異の大部分は通常、増殖に《マイナス》に働くのでドンドン生まれては、下水に流されるようにドンドン消えていく。選択圧がその変異が生き残るかどうかを決める。例えばオミクロン株は世界中で感染防御政策がとられたので感染力の強いこの株が主流になったという教科書通りのストーリー。

 

今、中国では感染抑制をやめたので、この選択圧はかからない。運がよければ強毒株の出現無しで集団免疫が成立し、コロナは歴史になるかもしれない。今後のことは誰もわからない。まさに「偶然と必然」。

 

注)遺伝子について:

インフルエンザの場合はRNA分子が複数(最大8セグメント)あるので、染色体の組み合わせが更に加わるが、コロナは1分子。以下のコロナの最初の報告をスクリーンショットで証拠写真を保存していた。この時点ではCOVID-19ではなく、Wuhan-Hu-1で登録されている。今ではWuhan(武汉)の文字は消されている。これによれば、29,903塩基の《1本鎖》RNAウイルス。日付は2020.1.23。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12752240311.html

 

以上、《5年前の古い知識》によるもの。今はリタイヤ者なので、そこんところ、よろしくです(笑)

 

 

 

 

<夜になる前に>

元旦の日の出の写真をアップした時、突然ある本の題名が頭に浮かんだ。それは亡命キューバ人作家の『夜になる前に』。知ったきっかけはサルサ関連だが、本の内容とは直接関係ない。しかし題名が非常に印象に残っていた。

https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336037794/

https://www.youtube.com/watch?v=8I1_lUZzoA4

 

先の写真は「日の出」のものだが、同時に「日暮れ」にも見えなくはない。ここでの「日暮れ」は「人生100年時代」とも重なる。あと1回は活動できるとするなら、その1回は公的に価値あるものにしたい。あの宮台真司氏が何処かで語っていたことだが、

 

『私益的行為は《本人が諦めればそれで終わる》が、他益的行為はそうはいかない』

 

「あいつの為に!」と考えると、そう《簡単に諦めるわけにはいかない》。先日のMDさんのコメントにも共鳴する。

https://ameblo.jp/maxdad/entry-12781952130.html#cbox

 

 

 

 

『ヒューマン・ネットワーク』5

感染リスクと金融危機の違いは前者がお友達関係が多いほど、感染しやすくなるのに対し、金融危機は取引相手が多くいることでリスクを分散できる点だ。p109  これはインターネットも同じ。そもそも軍事利用のアーパーネットがそこからスタートした。

 

 

しかし、分散したことで逆にリスクが高まる場合もある。それは密に関わりすぎると危機が伝播しやすくなるからだ。これを図示した図4.1が判りやすい。p111

 

もう1つの決定的違いは集団の恐怖心による自己実現的側面があること。つまり性的接触で性病に感染したかもしれないと心配しても相手が健康なら当然感染しないが、「あの銀行は危ない」と皆が思えば、それは自己実現される。p112

 

リーマンショックの時、リスクがあってもそれを他に「ババ抜き」のように回せばいいと誰もが考え、それが社会全体に及ぼす影響など考える会社などは何処にもなかった。p116

 

さらに被害を拡大したのは、以前はグラス・スティーガル法で投資銀行、商業銀行、保険業務は分離されていたが、これが外れ、金融サービスが巨大銀行に統合されていたことが被害を拡大した。p117 つまり上の(d)の状況だった。

 

面白い事が書かれていた。それは、

 

『金融市場は自律的に動くという人は規模の問題や外部性、ネットワークの問題を無視するか、利害のために目をつぶる』p125  ←これは正確な引用ではない。

 

そう! 何と世の中はポジショントークの多いことか!!