いつか聞いた言葉 & 『テンセント』10  | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

追加情報あり:

証拠のスクリーンショット!

 

 

 

<いつか聞いた言葉>

今回のテロで「安全神話が壊れ日本の社会が変わる」という言葉をあちこちから聞く。しかしこの言葉は昔にも聞いたことがある、しかももっと衝撃的な形で。

 

それは1995年に起こった阪神淡路大震災とオウム真理教による地下鉄サリン事件だ。あの時私自身、心底日本の安全神話が根底から壊れた感覚を持った。

 

しかしどうだろう? その後、我々はそうした体験を十分に活かせただろうか? その答えは、東日本大震災で出たように思う。

 

 

 

<人でなし>

『安倍氏を死なせたのは誰だ』と題して、「反アベを煽った勢力だ」との論調を散見する。

 

彼を死なせたのはテロリストであり、彼を厳しく批判してきた人たちでもなく、警備の不備でもない。それを取り違えてはならない。

 

もしかすると、このような言説を唱える人物は安倍氏の死を利用しようとしているのかもしれない。もしそうなら「人でなし」。

 

 

 

<Wifi設置>

土曜に公民館にWifiが入るというので立ち会う。すでにお役御免なので義務はないが、Wifi導入の言い出しぺとしては知らん顔は出来ない。

 

電柱に既にケーブルテレビの回線(黄色のカバーに包まれている線)が来ている。

そこから分線し公民館にケーブルを伸ばし、公民館裏のクーラーの熱交換器用に開けられた穴を利用してケーブルを室内に伸ばす。

 

結構工事に時間がかかり1時間半ほどWifi開通までに時間がかかる。これでスマホ学習会では通信量を気にすることなくダウンロードなど色々試すことができる。

 

立ち後、帰宅し遅い昼食とシャワーを浴びた後、いつもの週末スケジュールとしてSalsonに行く。今日はクラスのほとんどのメンバーが何故か揃ったので同じテーブルに集まる。

 

 

結局20人近くの人と踊る。1曲3分としてもかなりの時間だが、最近の曲は3分以上が多い。これはレコードの時代が過去のものになったからか? 練習として2曲バチャータをクラスメイトと練習する。曲に乗ればそれ程難しくない。

 

途中、ある男性の誕生日イベントとして、次から次に女性を替えてのダンスリレーが1曲続く。これは大変だ。

 

女性が列に並び順番を待つ

 

 

 

 

 

『テンセント』10  

ゲーム戦の結果は勿論テンセントの勝利に終わるわけだが、敗者のリエンジョンはある意味「模倣されて」負けた。(その後、テンセントを『パクリ王』とも悪口を叩かれる理由)しかし著者によれば、敗因は、

 

『模倣されて死んだのではなく、対応策をとらなかったこと、危険を覚悟でイノベーションを継続しなかったことにより死んだのだ』という。p329

 

自分の経験に即しても同感できる。時代には流行がある。その流行に乗っていると大した発見でもないのにそれなりの有名論文に載る。でもそれは長く続かない。多分5年以内に終わる、その間にできるだけ論文を出して。次にシフトしないといけない。しかしそれはとても難しい。次の流行が何かは誰も判らないからだ。

 

実例を挙げると、80年代末ある癌遺伝子を発見し、短い不完全なレポートを出したが、それは難なく当時の超有名誌に載った。そこで当時のボスが引き受けていた大学院生に総動員をかけ、私が切込隊長として他の哺乳動物の同じ遺伝子を次々に報告し論文にした。しかしこれは科学的には大したレベルではない。既にタネは分かっていたことだから。でもそれらを比較することで重要な部分を特定できた。今の時代ならばデーターベースとAIでできる仕事だが当時はそれしか方法がなかった。

 

流行というのは恐ろしい。それらの論文は医学博士を大量に製造したし、研究費はドンドン降りてくる。その資金を下にマウスの遺伝病モデル作り、それは予想通りの症状(発がん)を示したことから世界的にも注目され新聞にも載った。

 

…しかし、それは10年も経たないうちに下火になった。(多分5年くらい)次のテーマを探さないといけないが、既にその時代になると遺伝子発見というのは論文にもならない時代に入った。ご承知のようにコロナウイルスの遺伝子ですら、それを発表しても論文にはならない時代。淡々とデーターベースに登録するだけのこと。それが時代というもの。

 

追加情報:上のサイトを詳しく見ればわかりますが、最初はデーターベースへの登録だけ。その後、これはNature(世界的超有名誌)に最終稿が発表されました。ただし、この時点で武漢型という名前は削られたが、最初のスクリーンショットを証拠として私は保存している(笑)

 

 

 

大分、横道に逸れてしまったが、そうしたことを思い出させた。

 

元に戻るとパクリ王は裁判沙汰になったが敗訴せず、逆にテンセントは法律の境界線が段々明確になり知的財産権と特許の保護を重んじるようになったとか。p333

 

とにかくこの分野は法律が時代の流れに付いていけない分野なのでこうしたことは別に中国に限らず起こること。