【真北測定2】
設計図に描いてある方位というのは真北です。
磁北ではありませんので方位磁石で測ってもずれています。
たまにいらっしゃるんですよね、
ご自分で方位磁石もってきて敷地で設計図広げて、
「先生!この設計図の北ずれてます!南はもう少しあっちです!」
なんて言ってくる人・・
まあ、
別に悪い気はしませんが、
丁寧にご説明して差し上げるだけなんで。
そんな真北ですが、
それを調べるためには真北測量という測量をしなければなりません。
その真北測量をするには、
トータルステーションなどを使って太陽測定する方法と、
真北測定器を使って日影測定をする方法があります。
トータルステーションはいろんな測定を正確にできる測量屋さんの最終兵器ですが、流石に高額すぎて測量屋さんしか持っていません。
フルセットにすると下手すると何百万とかしますもん。
真北測定器はそこまで高額ではありませんが、
それでも平板測量器も必要になるのでまあまあします。
そこで、
まあだいたいの人は測量屋さんに頼んじゃうことが多いのですが、
現況測量なんかと同時に頼んじゃうことが多いわけなのです。
お金かかるのよ・・
まあ真北測量だけで10万はかかります。
それに測量屋さんに頼むと、
届くまでに時間がかかる。
急ぐときなどは何週間も待ってられませんのです。
そもそも、
みなさんが土地を買われた時に頂く測量図や、
お持ちの土地を登記などされる際に測量される時の測量図ってのは、
だいたい地籍測量だけで現況測量も高低測量も真北測量も、
ま~ずやってはいません。
だって高いもん!
そもそも土地売買には必要ありませんから。
なので、
設計に必要な現況測量や高低測量や真北測量ってのはあとからやらなければなりません。
けど、
やると戸建て住宅の敷地であっても何十万もかかります。
もちろん、
そこまで必要の無いような土地もありますが、
それでもないよりはあった方が良いのです。
は~
お客さんにそれやってください!
なんて言ってもまずそんな余分のお金ありませんよね。
なので、
うちでは全部自分でやることにしています。
自分でやれば時間あるときにちゃっと行ってちゃっとやって帰ってこれます。
道具さえあれば。
ただ、
高低測量などのレベルという測量機器はまあそこそこなのですが、
真北測定器はまあまあします!
トータルステーションはもっと高い!ってそもそも使えないし。
は~
測量機器についてはこちらを。
真北測定器あります。
実はもらいもんなんですが。
平板測量機器もそろえていますし、
もちろんレベルもありますし、
流石に何十年もやってるといろんなもんがそろってくるのです。
もうやろうと思えば測量屋だってやれそうです。
ああ・・
そう言えば測量士の資格も持ってますし。
設計って言ってもいろんなことをやらにゃならんのです。
ただ机の上でプランやデザインを考えているだけでは建築家にはなれません。
あくまでも基本は理系なんですね。
そんなわけで先日真北測量に行って参りました。
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