【確認申請って何だ?5】
なんか、
端的に確認申請って何だ?
って説明しようと思ってたのに、
どんどん長くなってきてしまいました。
もどる?
ってことでもありませんが、
では、
確認申請に必要な書類や図面はなにがいるんじゃ?
って話です。
確認申請を出す際には、
その申請する建物の種類や大きさ、
その申請する建物を設計した人の資格、
によって添付する書類や図面や内容はかわります。
細かい種類は調べてもらえばいろんな所にでてますので、
ここでは置いときます。
住宅の場合、
それも木造や2×4やプレハブなどの場合、
当たり前な30坪とかせいぜい40坪とかの大きさの場合、
つまりみなさんが建てるであろう一番一般的な住宅の場合、
ですが、
必要なのは、
書類が、
確認申請書、
委任状、
建築概要書、
建築工事届、
敷地調査書、
図面が、
案内図(都市計画図)
公図(登記図)
求積図(敷地測量図)
仕上表、
面積算定図、
配置図、
平面図、
2面以上の立面図、
2面以上の断面図、
必要な詳細図、
建具表、
必要な設備図、
これに、
現在は建築士が設計した物に関しては不要であった構造の計算書や図面が、
この4月からは必要になり、
さらに4月からは、
省エネ法に関する省エネ判定または仕様リストが必要になります。
もちろん、
全ての図面にその住宅がかかわる建築基準法等の法規がOKであることを示す、
計算式やチェックの記入が必要ですし、
誰がその図面をいつ描いたのかを全ての図面にはに記載しなければなりません。
さらには、
全ての図面は寸法が入り縮尺に正確な設計図、
でなければなりません。
当然スケッチみたいな図面は不可です。
以上が、
最低限度です。
これにさらには、
消防法の申請が必要な地域(その地域の管轄消防署によります)ではその許可証や届け、
緑化指定されている地域ではその図面、
浄化槽の場合はその調書、
EVがある場合はその仕様書、
などなど、
その地域毎に必要とされる図面が必要になります。
先に書いたように、
確認申請というのは、
その申請する建物の用途や大きさによって審査する内容が様々になるため、
添付する書類や図面が全然違ってきます。
住宅というのは、
建築基準法では小さな建物になりますので、
これでも我々からすれば添付書類や図面はかなり少ないほうです。
いや、
少ないほうどころかそんだけぽっちで良いの?
ってくらい少ない。
ただ、
住宅であっても何十坪もある大きな住宅だったり、
鉄筋コンクリートや鉄骨造だったり、
なんかだったりすると、
さらに図面の種類や数は増えてきます。
どうでしょう?
本人申請やってみますか?
頑張れば物置くらいなら出来るかも知れません。
まあ、
やっぱり建築士に頼むのが、
結局早くて安くすむと思いますけどね。
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