【確認申請って何だ?7】
というわけで、
だらだらと長くなってしまった確認申請とは何だ?
ちゅうのを、
ちょっとここまでをまとめます。
確認申請というのは、
建物の建築をする際にはその前に、
絶対に、
申請して確認済み証をもらわなければいけない申請で、
実質的には工事にはいるための許可であり、
建築士が設計した内容を確認するための申請、
ということなのです。
そして、
確認申請を申請するためには、
たくさんの書類や設計した設計図や計算書が絶対に必要。
ということで、
その設計はある規模以上は建築士にしか出来ない、
やってはいけない。
のです。
このために、
確認申請はその設計した建築士が代理者となって申請する、
ことが多く、
確認申請をしなかったりインチキをしたりすると、
設計者や施工者が罰せられたり免許や登録を抹消される、
ということになります。
昔は、
確認なんかいらん!
検査などうけない!
なんて人もけっこういたようですが、
今は、
そんなことしたら我々の首が飛びますので、
そんな人の依頼を受ける人などまずいません。
いたら、
それはやばい人、
つまり取られる物が元々ない人で、
その人に頼めばその後あなたが責任を負うことになります。
その確認申請を出すのには、
それ以外に必要な許認可を全て先に得ておく必要があります。
中には、
確認申請と同時に出してよいものもありますが、
それもそちらの許可がおりた後にしか確認がおりることはありません。
なので、
一般的な住宅の場合の確認申請は一週間程度でおりるのですが、
住宅であっても他の許認可が必要であれば、
その許認可をとるのにはさらに時間がかかり、
許認可によっては何ヶ月もかかったりすることがあります。
その許認可がおりなければ、
確認申請は申請することが出来ない、
または、
おろすことが出来ません。
なので、
同じ住宅でも許認可や確認申請にかかる時間がまるで違ってくるわけです。
なので、
あそこのお宅はすぐに工事に入ったのになんでうちはこんなに時間かかるの?
なんてことが起こってきたりするわけです。
さてさて、
そんなこんなで我々設計者は日夜申請代理者となって確認申請の申請を代行しています。
今は建築基準法が4月から大きく変わったため、
審査機関が激混みだったのですが、
先日、
事前申請からず~っと審査待ちだった物件の確認が、
ようやくおりました。
いやはや、
長かった。
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