皆さま、おばんです!
昨日からお盆休みに入りました。
昨日は久し振りに
常磐線の駅めぐりを楽しんできましたぜ☆
東日本大震災の影響で
令和2年まで不通区間だった富岡駅‐浪江駅間。
この区間を中心に駅を周ってきました。
ここは復旧に際し、
駅舎の建て替えやリニューアルが施された駅が
多数ある区間でもあります。
その様子は追々ブログにUPしますね。
ところかわりまして…
今日は4年前に周った磐越西線から
日出谷(ひでや)駅の訪問記です。
今の様相からは想像が出来ませんが、
かつては「鉄道の街」だった駅らしいですよ。
まずは日出谷駅のプロフィールを
ざっくりと紹介します。
日出谷駅は磐越西線(当時は岩越線)の
野沢駅‐津川駅間が開通した大正3年に開業。
これにより現在の磐越西線は全線開通しました。
その際に蒸気機関車の保全基地として設けられたのが日出谷駅で、
構内には機関庫や転車台が設けられたそうですよ。
下は国土地理院のサイトから転載した
昭和22年撮影の航空写真ですが、
転車台諸々が写っているのが見えますよね。
昭和49年に磐越西線から蒸気機関車が引退しましたけど、
(現在運行中の観光列車「SLばんえつ物語」を除く)
蒸機列車時代から続く日出谷駅での長時間停車や
日出谷駅を発着する区間列車は
その後も運行が続いたそうです。
その名残から、
日出谷駅では名物駅弁の「とりめし」が販売されてたとのこと。
店主さんがお亡くなりになったため、
現在はお店も撤去されたようです。
新築中の住宅の手前側に
駅弁を販売していた「朝陽館」があったみたいですね。
開業当時から
駅前広場に駅舎が鎮座してましたが、
平成22年に撤去後はホームに待合室が置かれました。
下の画像の未舗装エリアがかつて駅舎があった場所です。
かつての日出谷駅は島式ホームを持つ駅でしたが
現在は片面を撤去。
ホームに繋がる通路が新設されました。
自分が日出谷駅を訪れたのは4月末ですけど
こんなキレイな桜の花が咲いてましたよ。
イイ時期に来れましたわ。
ホームの全景はこんな感じです。
「SLばんえつ物語」仕様の駅名標があることからもわかる通り、
ここはSL列車の停車駅。
昨年廃止された快速「あがの」は通過扱いでしたが、
そんな日出谷駅にSL列車が停車するのは
かつて蒸気機関車の街だったから?
理由が気になりますね。
日出谷駅の見どころは
機関車が集っていた時代の名残である広い構内でしょう。
それと幅が広いホーム。
現在の様相を見ると
ひと昔前まで駅弁の手売りがあったとは思えませんって。
この奥に転車台がありました。
転車台の方向に伸びてた側線に沿って並ぶ
柵にも注目です。
こちらは撤去された駅舎に並ぶカタチで敷かれていた
貨物ホームの跡。
その奥に乗務員休養室がありましたけど、
いつ頃から使われなくなったのでしょう?
日出谷駅を発着する区間列車は
JRに移行直後のダイヤ改正で廃止されたようですが…
今でも別用途で使われているのかな?
この貨物ホームは石積みで出来ており、
旅客ホームで使われている島式ホームよりも古い仕様です。
このホームですが、
実は日出谷駅が開業した大正3年当時に使われていた
旅客ホーム(1番線)ではないかと勘繰ってました。
と言いますのも、
日出谷駅の西側にある当麻(たいま)橋梁は昭和4年、
鹿瀬(かのせ)ダムの工事に合わせて
移設された経緯があります。
下は昭和22年撮影の航空写真ですが、
日出谷駅の駅舎側に伸びる旧線の廃線跡が見えますよね。
橋梁の移設に合わせて日出谷駅の旅客ホームも移設。
そこで設けられたのが現在の島式ホームで、
現存する貨物ホームは移設前の旅客ホームとみてましたよ。
他にも構内には謎めいた施設が数多く残されているので、
探せば蒸気機関車時代の遺構が
見つかるかもしれませんね。
当麻橋梁の旧線側の橋脚は
昭和4年の移設後から既に95年が経過しているのに
現存してるというのですからスゴイです。
青春18きっぷの行き先を迷われていた同志の皆さん、
日出谷駅がおススメ!
それとそれと…
日出谷駅のホームの移設についてご存じの方、
いろいろと教えて頂けると助かります。
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